天気:晴れ
睡眠:良好
起床:6:00
体調:良好。朝からお出かけ。終日外出。
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今回は、病気になって見えてきたことを少し書こうかと思う。
私は、部類としては重傷じゃないと思うし、まあしんどいこともあるけど、それなりにはうまくやれるんじゃないかという感覚もある。
休みに入った直後は「早く復職しなければ」という気持ちがとても強くて、動かない頭と身体にイライラもしていたけれど、最近はそれも落ち着いてきている。
とはいえ、やはり1H15Mくらいの外出となるとまあ結構「んっ」とお腹に力を入れなければ出かけるのは厳しいし、帰ってくるとまあもうぐてんとして翌日は大体つかいものにならない。
出口が見えないことに苛立ちもあるが、まあ最終的には辞めたっていいわけだし、よくなったり悪くなったりを繰り返しながらも、回復してきている感覚はつかめてきている気がする。
外出先は1Hくらいがちょうど限界かな、といった感じだ。
とりあえず頭も回ってきてメールくらいはすぐ返信できるようになってきたし。
いろいろな人に助けながら、まあなんとかかんとかやっている。
仕事をしているときに、すごく私は怖くなったことがある。
それは、嫉妬だ。
若いうち(いや、まだ若い部類に十分入ると思うけど)は、あれこれやりたいことがいろいろあって、ちょっと上のセンスのいいお姉さんとかの生活がすごく羨ましく思えたり、自分も早くそうなりたいと思ったり、お洋服やお化粧品もあれこれ欲しいと思ったり、早く仕事で出世したいと思ったり(←そんな気持ちがあったことにびっくり!正確には出世したいんじゃなくてもっとお金を稼いで楽しいことに使いたい!!!という欲望なんだけど。)ということが結構ある。
そこに向かって突き進んでいくエネルギーもすごくあるし、向上心もあるし、実際わたしもそうやってきたと思う。
そういう素敵なお姉さんというのは大抵ものすごく努力をしているからそれだけ美しく見えるのであるのだけど、まあそんなことはじめはわからない。
やってみてはじめて、ああ、ほんとにすごいんだ、ということがわかる、という感じである。
こう書くと若いってほんとにアホですね。
まあそうやっていくより、しょうがない。
ところで、これが、ある程度年齢がいってくると、努力しても報われないこともあることがわかってくる。
それでもそこから努力できるかどうかが実際のところの人の器量の大きさを広げていくところの分岐点になるのだと思うのだけど、会社で観察している限り、失礼を承知で書くけれども、それを諦めてしまう人があまりに多い。
欲望が羨望(ああなりたい!と思うこと)に変わるのはいいんだけど、この段階になると、これが嫉妬に変わってくる。
それはすごくもったいないことだと思う。
そのエネルギーが逆に触れれば、その人の人生の枠が広がってゆくのに。
年を重ねてゆくということは、基本的には社会的責任が重くなっていくということだし、それだけ守るものもやらなければいけないことも増える。
いろいろな重圧に耐えながら、仕事をしているというのはよくわかる。
わかりはするのだけども、だんだんとやはり自分がきつくなってくると他人に厳しくなってしまい、他人にも厳しい状況を望むようになっていく。
これといかに戦っていくかが、自分自身と戦っていくことなんだと思う。
そして今、日本の社会のあちこちですごく厳しい状況におかれている人が多いと思う。
他人にもそれを強要する(自分ができるんだから、相手もできると思い込む)事例が、すごく増えている気がする。
私自身も、そうなりそうなときもある。
でもこういう形(病気)になったことで、以前より、想像力がはたらくようになった気がする。
割と元々他人に寛容だといわれるけど、単に大人数で暮らしているために身に付いた作法のようなものだと個人的には解釈している。
とにかく、まあよく厳しい状況に置かれていると怒るのだ。
こうなってしまったことははっきり言って最悪だけど、まあ限界を読み切れなかった自分も正直悪いし(これで限界点が見極められるようになってある意味よかった気がする)、限界を見極めるとか、向いてる向いていないとか、やりたいやりたくないとか、できるできないとか、そういう自分の枠、というのが少しわかったことはかなりの収穫かな。
今年は結構大変なことも多かったし、これから楽しい人生になるといいな。
仕事について考えていることは、今の仕事については卒業のタイミングかもしれない、ということ。
いや、2年くらい前からぼんやり思ってたんだけど、じゃあ何をして稼いでいこうかというところで思考が停止してしまい、そのまま突っ走ってきたんだけど。
好き、嫌い、できる、できない、楽しい、楽しくない・・・etc
働くことについては、嫌いじゃない。
むしろ好きだと思う。
ただ、仕事に魅力と誇りをあまり感じられなくなりつつあるのは、哀しい。
あとは長くいると、だんだん自分の意見が通るようになりやすくなって、正直過ごしやすくなるのだけど、耳が痛い話を聞き入れにくくなったり、まあ、あの人が言うなら・・・という状況になることにもの凄く抵抗がある。
だんだん「ただしい」感覚がわからなくなりそうで怖いのだ。
あとはよく見知った感じでアットホームな感じになりすぎると、なれ合いみたいになってなんか緩っとした感じになりすぎるのは単に好きじゃない。
欲望が羨望になり、羨望が嫉妬になる。
気をつけたってしょうがないけど、それでも気をつけようと思う。
疲れやすいのはやっぱりなんとかせんといかんかしら。