February 8.

天気:雨

睡眠:そこそこ

起床:9:00

体調:そこそこ

 

 

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バレンタインの恐怖。

 

 

バレンタインの恐怖。

老いも若いもバレンタイン。

イベントの恐怖はいつものことなんですが。

(長年のイベント経験不足でこじらせ中。)

今日は職場のバレンタインのお話。

 

 

バレンタインといえば、日頃の感謝をチョコレートに込めて贈るイベント♡

 

 

(以前の)職場では、初期は割と自由だったので、バレンタイン自体やってもやらなくても、という感じ。

はじめは女の人もチームにいたから適当に先輩達と合わせて・・・・という感じで。

 

 

どっこい。

その後メンズオンリーチームに配属されたあたりから雲行きがあやしくなる。

その頃はチームに女性は私一人だったので、別にやってもやらなくても自分の裁量で好きに出来たので、いつもお世話になっている先輩やら上司やらのチームのみんなに配っていた。

別にそれって当たり前の話で。

配っといた方が単に仕事がしやすい、っていうだけで。

誰からも何も(いちゃもんを)言われることもなかった。

(お礼は言われました。)

 

 

正直、お返しをもらうつもりもなく、単に、感謝の気持ちから配っていただけだったけど。

気を使ってくれたのか、その年は(他のチームには内緒で)豪華なチョコレートと香水を贈ってくれた。

超嬉しかったので、ありがとうございます、と素直に言った。

仕事は実際やりやすくなった。

 

 

2年目の年。

やはり状況は同じだったので、同じようにチョコレートを配っていた。

いつもの感じで、お互いに感謝の気持ち。

お返しにゴディバのチョコレートをいただいて、美味しくいただいた。

 

 

 

3年目の年。

事件は起きた。

例年通り、チョコレートは何にしようかな?と悩んでいると、女子更衣室で別のチームの先輩から声をかけられた。

(危険フラグ・・・・・!)

 

 

気がついたけど、時既に遅し。

他チームがどのようにまわしていたかはしらないが(そもそもフロアも業務も違うので)、他チームもバレンタインをするらしい。

他のところは男女比が2:5くらいな感じだったので、オフィス全体で女性社員からということでやらないかと、声をかけられた。

別に強制ではないのと、そちら(私)は男性が多いから大変でしょ?とのこと。

 

 

正直なところ。

いや別に大変とかそういうんじゃないからほっといてくれたらいいんですけど・・・・・。

というのが本音のところ。

しかしそれをそのまま言う訳にもいかず、私は全体の有志チョコに乗っかることにした。

バレンタイン当日は、私は休みをとっていたため、買い出しは誰か別の人が行ったらしい。

 

 

チョコを渡した数日後、食堂である男性社員につかまった。

 

「iさん、どんなお菓子が好き?」

 

私はヨックモックのシガール(くるくるっとした洋菓子クッキー)が大好きなので、それが大好きですと回答した。

再度、危険フラグがたった。

 

3/14のホワイトデー。

お返しの日。

男性陣はきっと得意じゃないのに一生懸命頭をしぼって選んでくれたんだろうな。

ヨックモックのシガールを贈ってくれた。

誰が有志で参加しているかとかはもちろんわからないので、女性社員全員に配ってくれた。

 

 

・・・・・・・・しかしこれがまずかった。

 

まずかったことは2点。

 

①女性の先輩方は、お中元やお歳暮などでもらうヨックモックがお返しなのが酷く気に食わなかった様子。

更衣室でぶつぶつ文句を言っているのをきいて、私は心の底から件の男性社員に謝った。

ほんとすいません。

 

②有志でお金を出したひとも、出さなかった人もお返しをもらえてしまったため、有志でやった人から文句がでた。

 

・・・・・・一連の事件をみていて、マジでどうでもいいと心からおもった。

エビで鯛を釣るんじゃないんだから、お返しをもらったら素直にありがとー♡って言っておけばいいだけなのに。

有志かどうかも結構どうでもいいな。

と思ったのだった。

男性は大変。

 

 

4年目。

1人の先輩が「私が今年は買い出しやる!」と言い出した。

去年のことがあったので、社員だけで贈ることになり、それは強制参加ということになった。

まあやってくれるんならこの手の面倒ごとはお願いしたいので、まあいっか、と思って静かにしていた。

 

別にやってくれたから文句は言わない。

言わないつもりでいたけれど。

一言だけいいたい。彼女が買ってきたときの一言に絶句。

 

「このチョココスパが良くて安かったの。」

 

・・・・・・・・・・。

 

 

贈り物をコスパで考えるんだ。

わたしは美味しいものを食べてほしいから、ちょっとだけど高いもの、とかセンスがあるもの、とか色々考えたけどなー。

コスパコスパコスパ・・・・・。

脳内に思わず言葉が木霊してしまった。

 

締めの一言は。

「来年はiさんよろしくね。」

わたしは、失笑で返すしかなかった。(やりたくない。)

 

 

いや。

わたし、そういうめんどくさい回収業務とかをしたくないから自分でやってたんだけど。

 

前みたいな自由度ってないの?

 

段々、息苦しくなっていった。

 

ホワイトデーのお返しは、六花亭の詰め合わせセットの大きいやつ。

お返しを見たときに、去年の反省を生かした男性社員の努力をかいま見た気がした。

もちろん美味しくいただきました。

 

 

5年目。

 

それは今年。

あのバレンタインがどうなったのかは、私は、知らない。

 

 

バレンタインは恐怖になりうる、という体験をしたので、それをちょっぴっと書いてみた。

横並び意識も、行き過ぎちゃうと大変です。