「コクリコ坂から」

今週は雨が降ったり晴れたりして、天気がイマイチだったからか、家でテレビの画面を見ている時間が長い。

相方に、「とりあえず朝は起きて活動しなよ....」となかば呆れながら言われたのもある。

 

 

とはいえ、朝6:30に起きて洗濯機を回して、洗濯物を干したらば、基本的にはそんなにすることがない。

否、引っ越してきた部屋を片付けたり、段ボールの荷物をしまったりしてお部屋を作るということもあるにはあるのだけど.....。

 気がのらないときはのらないんだよなぁ。

 

 

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以下感想。

 

宮崎吾朗作品は、なんていうか、結構賛否が激しく分かれるような気がする。

好きな人は好きだし、苦手な人は苦手というか。

アーティスティックな映画を作る人だなあ....というイメージ。

 

 

コクリコ坂は、まず、はじめて見ると時代背景がわからない。

たぶんまずココがネックになっていて。

1963年くらいの時代、というのと、その時代の空気ががわかっていればそんなに違和感がないと思うのだけど、それがわからないと多分一気に「なんだこれ?」っていう感じになっちゃうんだろうなぁ。

相方もやっぱりそんな感じの感想を持っていて、コクリコ坂はあまりすきではないらしい。

「なんだこれ?」って感じだった。

みたいな。

 

 

画もBGMも、すごくレトロで私は好き。

あとで紹介を読んだら、原作が少女漫画で(失敗したらしい)、、ということが書いてあってなるほどなあと思った。

映画なんだけど映画っぽくなくて、事件も起きなくて、平凡で明るい日々が描かれる。

見ていると、ノスタルジックな感じにおそわれて、どこか懐かしいような感じ。

(とはいえ、私はこの時代には生まれていないのだけど。)

原作もちょっと古いのか、あの当時はやっていたような感じの話(好きになった人が兄弟!?)みたいな感じで。

そこは深くは突っ込まないけど、レトロで、どことなく希望があって。

 

この時代の、いわゆる学生運動の時代は近現代史でもあまり深くは触れられることはなかった。

資料がほとんど教科書にのっていないから(一般的なヤツはのっているけど)、あさま山荘事件とかも全然知らなくて、その時代を知っている人から伝聞で初めて知った。

個人的には、そろそろその時代の若者(いわゆる団塊の世代)も年齢を重ねてきているわけだし、日本史としてもう少し系統立ててきっちりやった方がいいんじゃないかなあ.....と思っている。

 

 

何はともあれ、淡々と描かれる1960Sの青春の日々は、どこか切なくてきゅんとくる。

いい映画でした。

 

 

ジブリ映画の中では、私は「耳をすませば」がいちばん好きなんだけど、それを除くと2番目か3番目くらいには好きかな。

 

 

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あとはやっぱり一応地元横浜が舞台なので、見ていて絵が楽しい。