「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)を読んで →その2

前回、長くなった分の続き。

休職してから、寛解するまでのこと。

 

 

2014.7〜2014.11:

ひとまず休職期間へ。 休み始めはうまく休めなくて、全然休んでいる感じがなく、病状は一進一退の繰り返し。

少し良くなったと思えば、すぐに調子が悪くなり、なかなか回復しない時期が続く。

その時期に始めたのがこのblog。

当初の一進一退&イライラ具合は昨日のことのように思い出せる(できるなら思い出したくはない)。

 

↓このへん。

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2014.12:

相変わらず調子がいい時と悪いときと行ったり来たりする感じ。

調子がいい時は、ちょいちょい相方と会っていた。(とは言っても、相方の部屋で寝っ転がってることが多かったけど。)

年末に関西の実家に帰るというので、ふーん....と上の空できいていたら、「結婚前提で付き合ってる人がいるって話しようと思うんだけど。」と言われ、へー.....。ん?!と答える。

 

当時の私の結婚観はアラサーの年頃にしては変わっていて、「正直めんどくさいからあまり(結婚に)乗り気じゃない。」という感じ。

しいて言えば、結婚プレッシャーがめんどくさいからどうにかなんないかな.....的な。

そして、相方は結婚したいし、子供欲しいし、家庭を作りたい堅実派。

 

なので、相手の年齢を考えたらそう言ってぐずぐず引伸ばすわけにもいかなくなってきたし、まあ精神疾患があってもいいっていう人ってあまりいないような気もするし、そこまで言ってくれるなら、まあ結婚してもいいような気がする。1回くらい結婚するか。

ダメならやめればいいんだし(←!)くらいの気軽な感じで、「あー、わかった。じゃあ私の実家にもその話しとくわ~。」と回答。

双方の親に話したところ、「結婚式はいつするのか。顔合わせはいつするのか。」と畳み掛けられ、とりあえず両家へご挨拶をすることに。

 

復職してから遠距離へ出かけるのは絶対体力的に絶対無理!と思っていたため、復職直前。

結婚式とかそもそもだいぶ先にしとけばいいや、と思っていたら、どっちからもいつ頃やるんだ?!と詰められたのでかなり顔合わせやら結婚式やらの話が具体的かつ現実味を帯びてくる。

結婚式に関しては、海外でやるという点は2人の意見が一致していたので、あまりすり合わせはいらなかった。

 

 

2015.3:

ようやっと復職。

最初だったので時短で対応してもらったものの、かなりきつく仕事を終えるとダウン状態。

げろげろ。

インフルエンザにかかったり、調子を崩しまくるも頓服薬の追加&薬の増量で頑張って踏みとどまる。

 

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2015.4〜6:

早々に1.5Hの通勤時間に音をあげて、職場に近い相方の家に週の半分くらい転がり込んで、半同棲へ。

結婚どころか付き合ってる人いる話してないのに職場にバレたらめんどくさいなんとかしようか......、と言って、とりあえず先に籍だけ入れて一緒に住んでる報告しようかという方向に。

とりあえず、婚姻届をとってきて記入し、出すのは出せる状態に。

増量した薬が重くてすぐに元に戻る。

体調的には良くない状態が続く。

 

 

2015.7〜8:

5月の面談でそれとなくジャブは打ったが、いきなり入籍報告をして(したと取られて)上司に怒られる。*1

急に入籍になったのは、この頃調子を崩して入院していた祖父が亡くなりそうだったという理由だったんだけど。(実際、入籍翌日亡くなった。)

 

前半は旧姓使用届を出して、仕事を続ける気満々だったが*2、もういっそいいわ、と緊張感がプツンと切れる。

体調は辛い、

復職直後から仕事はかなりプレッシャーをかけられる、

今後の自分の社内でのキャリアは全く見通し立たない、

自分が楽しいと思えない仕事の部署にしか異動の可能性ない、

相方が会社にいる限りは、かなり自分の仕事が左右される可能性が高い、

という状況が重なったら、まあ辞めるわ。

 

ゆるキャリで行きたかったのに....、と思ったりいろいろ葛藤があったが、気持ちが切れてしまったので、辞めることに。

寿退職で理由もつくし、まあいーか。とは思ったけど、結構そこに行き着くまでぐるぐるしてるわ。

往生際....!

 

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2015.9〜11:

退職したのでのんびり生活することに。

と思っていたが、海外挙式の準備を始めたのと、ハローワーク通いと、両家の顔合わせでバタバタ気味。

しかし、体調は仕事のプレッシャーから解放されたからか、かなりラクになった。

仕事を辞めたら減薬になったので、途中調子が狂ったが、しばらくのんびり過ごしていたら少しずつ普通に暮らせるようになった。

 

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2015.12:

結婚式の準備*3やら何やらでバタバタしていたのだけど、うつの薬は減薬の一途をたどり、この頃にようやく寛解に。

減薬中が、すごく薬が抜けているのがわかってふわふわしていて、身体を覆っていた薄い膜がぺらぺら剥がれていく感じだった。

体調はすごくいい!という状態ではなくて、小康状態が続いたので調整に手間取ったけど、この時に薬が抜けたので、その後は徐々に健康な生活リズムに戻っていく感じだった。

 

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2016.1〜現在に至るまで:

寛解してからも、本当に戻ったのか?

と勘ぐるような感じが長らく続きました。

 

それでも、

本当に徐々に活動できる時間が長くなり、

活動してもぐてんとすることが少なくなり、

夜寝られなくなることもなくなり、

風邪をひいたり調子を崩したりする間隔が2週間から1ヶ月、3ヶ月と段々長くなっていき、

朝もそこそこの時間に起きて活動できるようになり、

直近では、通勤して週4フルタイムの仕事くらいはできるようになりました。*4

 

一息でぴゅーっと治っていくわけではなく、本当に少しずつ進んでいく感じに始めはイライラしてたけど、今は調子が悪いときも、

まあ、そういうこともあるわな。

と思ってさらっと流せるようになってきたと思います。

 

相変わらず、低気圧にめっぽう弱いので、人間天気予報と言われるくらいにはあちこち過敏なのだけど、調子悪いな〜と思ったら、

おうちでヨガちっくなことをしたり、

銭湯に行って温冷交代浴をしたり、

アロマオイルを焚いたり、

というようなことで割と調子の悪さも乗り切れるようになってきた感じ。

 

 

うつになる前は、

「うつになるほど頑張り屋じゃないし、結構テキトーな性格してるから大丈夫だろう」

とタカをくくっていたのですが、周りの評価は割と「適当に見えて、かなり真面目。」といわれることが多かった。

実際、けっこう真面目だったな、と思います。*5

 

また、私は、結婚したことで仕事を辞められる状況が整っていてラッキーだったという自覚があって、正直なところ、こういう「うつ」のエントリーを書くことに迷いを感じることがあって、しばらく書いていなかったのですが、その後の話も気が向いたらちょくちょく書いていこうと思います。

 

 

『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』のタイトルは本当に秀逸だな、と思っていて、その通りだと思う。

今つらい人には読んでほしい1冊です。

 

あと最近ヨガっぽいことを家でやるようになったのですが(過去にスポーツクラブに通って挫折したダメな人)、その本がかなりよかったので合わせてオススメします。

ゆるいので、なんとなく続く気がする。

 

 

 

 

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)
 

 

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)
 

 

自律神経どこでもリセット!  ずぼらヨガ

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*1:途中の付き合ってる経過を過去に一度もしなかったため。社内で付き合ってるとごたごたしてめんどくさいのと異動リスクがあるため、こちらの判断で確かに報告しなかったけど怒ることないじゃん。。。実際、同じ形で報告した相方は怒られるどころか祝われてるのに!と思い、その前(うつになったとき)の諸々も思い出して、もうこういう人と働きたくないと切実に思う。

*2:というか1年くらい続けたら転職を考えようと思っていた。

*3:本当にいろいろあってマジで大変!!!変更、変更、変更の嵐。誰ですか、2人の好きなようにやったらいいって言ってた人!

*4:短期派遣でしたが。

*5:根本は楽天家なのですが、真面目の皮をうまく被れてしまう気が。