湯らっくす♨️ 訪問しました

銭湯が好きになって、サウナも行くようになって、好きがどんどん加速しています。

この加速の仕方はペースが速すぎるのであんま良くないなぁとは思うのですが、勢いと行動力は元気の源!という信条のもと、ドラマ25”サ道”で西の聖地と表現された湯らっくすへ行ってきました。

 

熱いうちにサ活に書けることはだいたい書いたのですが、字数制限があるのでもう少しだらだらと書きたいということでやっぱブログに落とし込みます。

 

www.tv-tokyo.co.jp

 

 

sauna-ikitai.com

 

 

湯らっくすのウワサ

はじめに湯らっくすのことを耳にしたのは、5月のとある銭湯のオフ会でした。

会場が近くの銭湯なので顔だしてみたいな、と思って参加した会で、たまたま湯らっくすの話題が出ました。

知り合いを作って趣味について語るのも楽しそうだな、と思ったのです。

そのとき、めちゃめちゃ熱く

”湯らっくすがめっちゃいいらしい!すごく行きたい!“

という話をきいて、

”ふんふんそうなのか〜、そこまで人に言わせる施設って凄いんだろうなぁ…”

との感想を抱きました。

とは言えその頃の私はどっちかというと銭湯っ子で、なんとなくサウナーのきらきらした空気感が得意ではなくて、付かず離れずくらいのほどよい距離をとっていました。

個人的には温浴施設は日常に組み込まれているくらい密着してる方(ハレとケのケの方)が好みで、サウナはどっちかというとハレ寄りのカルチャーなので頻繁に行くと疲れる、っていうのもあったと思います。

 

 

きっかけ

実際に湯らっくすに行こうと思ったきっかけは、たぶん北欧女子会に外れたことだと思います。

上野に有名な男性サウナがあるのですが、ドラマサ道の放送記念でたまたま女子に解放するよー‼️っていうイベントが夏にありました。

たまたまTwitterで見かけて、とは言ってもその頃はそこまでサウナ施設が好きってわけじゃなくて、上野だったら近いし行けるな、くらいの軽い感じだったのだけど、日付が近づくにつれてどんどん盛り上がりが加速してて、あー、これは楽しそうかも〜!って思ってたのですが、蓋を開けたらハズレちゃったので、ちとしばらく凹んでました。

意外とTwitterのTLに北欧女子会があがってくる機会が多くて、しばらく傷心で話題ごとミュート。

ドラマ、サ道で登場するホームサウナが北欧だったので、サ道をちゃんとみたのは放送後だいぶあとになってからでした。

 

で、なんかちょっとコレはアレだな。

凹んだ気持ちを持ち直すのは結構大変だし、サウナもちょっと深堀したいから、いっそ気晴らしにパーっといちばん遠いとこ行くか!と思いついた先が湯らっくすでした。

 

www.yulax.info

 

 

旅行の計画

当初は、1人でパッと行って熊本市内を観光して戻ってくる1泊2日を想定。

が、10月に京都で死ぬほど動きまわる予定があって体力がなくなるのがわかっていたのと、ジェットスターの航空券金額がなかなか落ちなくて、飛行機高いなぁ…、と思っていたら秋にすとんと落ちました。

なので、この辺かな〜と計画してたら、ダーリンが隣からのぞきこんできて

 

「あ、何、熊本行くの?いいね、オレ阿蘇行きたかったんだよ〜!今年の連休まだ取ってないからその辺まとめて休めるわ。」

「え?待ってyouも行くの⁉︎」

「運転手やるよ?」    (←誘惑に負けた。)

 

というやり取りをした結果、壮大な南九州4泊5日(走行距離830km弱)の旅になってしまいましたが………

サ道のドラマも私よりがっつり観ていたので、湯らっくすにもついてくる気満々。

”サウナに入るのにお作法の予習をしなければ…。”

と言って予習したり、

身体は拭くのかとか、サウナに入ってる時のタオルの所在は?とか、掛け湯(水)についての質問をする姿はちょっと可愛かった。

男湯のアウフグースのアナウンスはドラマのとおりだった!と嬉しそう。

アウフグースはやめといたらしいですが。

 

 

そんなわけで、湯らっくす訪問

入る前からテンション爆上げでした。

うきうきしすぎて、勢いあまってマリッジリングを着替え中になくすという事故も。*1

実は旅行が決まってからすぐくらいに、湯らっくすプチ改装します〜というお知らせがTwitterで上がってきてひやりとしたのですが、ちょうどプチ改装明け2日目くらいが訪問日だったのでラッキーでした。

 

 

サウナと温泉だけの利用なら1Fの券売機で購入して、1Fの脱衣所に入る式。*2

2Fの休憩室や館内着やタオルのセットはフロントで1300円払って(カードも使える)、男性は館内着とバスタオルを受け取ってから2Fのロッカーへ。

女性はバスタオルを受け取ったら2Fのロッカーへ上がって、ロッカー前に積んである館内着(サイズ別)を取って行く式です。

ロッカーとは別に、中2Fに湯らっくすコース利用の人向けの脱衣所があるのですが、VIP感があってよかった!

普通のタオルと冷たいタオルが入り口に置いてあるので自由にとってOK。

冷たいタオル、ラヴェンダーのアロマの香りで癒される上にお風呂あがりに顔拭くとキュって肌が冷やされてちょーーーー気持ちいい。

施設全体が痒いところに手が届く、至れり尽くせりなサービスがたくさんあってホスピタリティを感じます。

 

 

温泉

入口を入ると、真ん中に丸い広々とした湯船。

真ん中が噴水みたいになっていて、西洋風の可愛らしい造り。

お湯は温泉(カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉)になっていて、体感38-40度くらいでゆっくり浸かっていられる温度。

はぁ…、気持ち良い…。

そこかしこからきこえてくる地元のマダムやガールの熊本弁が可愛い。

露天風呂も同じ温泉で、外にあるから内湯よりも少し温度は高め。

頭に水につけてしぼったタオルをのせてのぼせ防止をしつつ、熊本のローカルな話題を取り上げているTVを楽しむ。

たまに湯船から出て、リラックス椅子に寝っ転がって見上げる空とひやっと冷たい外気温。

お風呂だけで体が蕩けそう…!

 

 

サウナ

湯らっくす、といえばサウナ。

3種類もあるサウナはどれも選りすぐりのもので、つくった人のこだわりもなんとなく伝わってきます。

 

アウフグースサウナ”

いちばん一般的なドライサウナ。

TVがあって、中は3段、草加健康センターやお風呂の国と同じくらいのサイズ感で広い。

サウナマットがサウナの入口においてあるので、各自利用者がとってくる式。

温度はサウナイキタイによると85度だけど、湿度があるので熱く感じる。

湯らっくすの表示によると、女湯では12:00〜24:00まで2時間おきにアウフグースが開催される、とある。

行ったときは18:00に間に合うかな、と思ったのだけど、道路が渋滞していて間に合わなさそうだったので20:00の回を受けることに。*3

実際には、アウフグースと攪拌を1時間おきに交互にやっていて、担当の人に頭が下がるなぁ…。

熱い部屋で動くのでめちゃめちゃ体力削られます。

 

ちなみに湯らっくすでは、 

 

アウフグース

サウナストーンにアロマ水をかけるロウリュをして室内の湿度を上げ、バスタオルを使って室内の空気(熱気)をまわし、それぞれのお客さんをタオルで扇いで熱い空気を送る

 

 

【攪拌】

サウナストーンにアロマ水をかけるロウリュをして室内の湿度を上げ、バスタオルを使って室内の空気(熱気)をまわす

 

 

というサービスを行っていました。

 

19:00の攪拌、20:00のアウフグースを両方受けてみたのですが、これがもう気持ちよすぎて…!!!

やっぱりアウフグースの熱波は熱気が来るたびに気持ちよくなって、ため息が漏れてしまいます…。*4

技術が高いときいていたのでたのしみにしていたのですが、評判どおりの凄さ。

さすが老舗、と思いました。

ちなみにこの熱波、女湯のサウナでは他に横浜にあるおふろの国の熱波で同じような体感が得られます。

都内の熱波やアウフグースはめぐれていないので、開拓していきたいです。

 

 

メディテーションサウナ”

事前にフロア案内を見ると、男湯側は独立して部屋があるのですが、女湯側の記載が見あたらなかったので、あるのかな…?でもクチコミ見るとあるっぽいんだよな、と一抹の不安がありつつも行ってみると…!

ありました!

アウフグースサウナの中で入口が分かれて小部屋になっていて、そちら側がメディテーションサウナになっていました。

メディテーションサウナとアウフグースサウナを仕切る窓にカーテンがかかっていて、アウフグースサウナの様子をのぞけます。

TVはなく、温度はアウフグースサウナより低めの70度ですが、ここはセルフロウリュ*5ができるので、湿度が調節できるのです。

この日は地元のマダムが結構いらっしゃって、井戸端会議をしつつじゃんじゃん水をかけるので体感温度がめっちゃ上がる…(笑)

アウフグースサウナより熱かったと思います。

マダムに倣って私も一杯。

ストーンにかかった水の蒸発するジューって音、めちゃくちゃ楽しい。

めちゃくちゃ発汗しました。

ここのストーンを囲む小部屋っぽい感じのサウナのつくり、いいなあ…!

広いサウナもいいけど、狭いサウナも時間や居合わせる人によってサウナが七変化するの、人が賑わってるならではで、なんかいいな。

 

 

”水風呂”

汗を流した後の水風呂、MADMAXがサイコーにたのしい。

まわりを見渡すとボタンを押されてる方をお見かけしなかったのですが、遠くまで来たのでちょっと失礼してボタンを押すと、頭から落ちてくる水の量が増える…!

ツボを押されている感覚と、クビまでつかる水風呂(16度)で身体がシャキッとして、水風呂から出てきて椅子に座ると身体がポカポカあったかくなってふわふわする。

気持ちよすぎる…。

熊本市は水の都と呼ばれるくらい水源が豊かで、水道水がミネラルウォーターなくらい地下水が豊富なだけあって、ここの水風呂は本当に絶品でした。

 

 

”大噴火瞑想サウナ 大阿蘇

一般的な名称でいう、塩サウナです。

ここはですね、ほんとーーーに、良かった。

露天風呂のすぐ近く。

ドアを開けるとまわりが見えないくらいの蒸気でサウナ室は真っ白!

お部屋の照明は、明るさを落として少し薄暗くなっていて、本当にゆっくり落ち着けます。

サウナ室にはヴィヒタが吊るされていて、さわやかなグリーンの香りが漂ってきます。

塩は粒の細かな固めのもの。

関東では柔らかい塩が多かったので、このタイプは初めて。

肌にゆっくり塩を塗って、目を閉じてリラックス。

下からも横からも蒸気で蒸されて、ほぅ〜っとなります。

しあわせ…。

じわじわと塩がとけて汗と一緒に流れていく感じ、心地よい…!

存分に堪能して、塩と汗を流して水風呂へ。

どのサウナも好きだけど、湯らっくすのサウナではここが一番好きかもしれない。

 

 

その他

1階(サウナ温泉利用)の入口すぐの、カランゾーンのところには泥パックが。

10円玉サイズを手にとって、薄く伸ばして使ってね、とあったので、泥パックも利用しました。

お肌つるつるです。

 

浴室からあがって、2階に上がると、ロッカーの手前(ヨガスタジオの前)にはデトックスウォーターが。

フルーツが入ったお水がお風呂あがりの身体にしみます。

今回は利用しなかったのですが、レストランもあります。

サウナ飯もバッチリ。

メニューはどれもおいしそうです。

 

お風呂上がり、私はゆっくり入っていたのでダーリンを探しに休憩室へ。

この椅子サイコーに気持ちいい、と言いながら、アイシールド21を読みつつごろごろしてました。

 

人をダメにする施設、湯らっくすはサイコーの体験でした!

また行きたい…!!

 

南九州エリア、実は47都道府県の中で行ったことがなくて残っていた部分だったので、今回一気に巡れて、いろいろ知見が増えたのはすごい学びでした。

旅行記、書けたら書きたいけど途中で終わりそうな予感しかない....

 

 

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*1:無事に見つかりました。落としものを届けてくださった親切な方、どうもありがとうございました。

*2:タオル持っていけば590円でサウナと温泉が入れる!

*3:熊本出身の知り合い曰く、通勤時間帯の熊本市街は渋滞するので車で移動するならそこ計算してね!とのこと。

*4:熱波とは、タオルで仰いで風を送ってくれるサービスのことです。

*5:サウナストーンに水をかけること