8月9月は最悪だった

ここ数年でも珍しいくらい調子が悪かった2021年の8月と9月。

もう四半期報ペースですらなくなってしまったcovid-19日記は日常になってしまったので書かないでいいかな、と思っていて、そのままになっていたけど。

 

歴史的なTOKYO OLYMPIC & PARALIMPIC 2020を迎えた東京の生活はどうだったかというと、最悪だった、としか言いようがない。

大会中は良くも悪くも何かを書くことが映えあるスポーツの祭典に水をさすようになっても申し訳ないという気持ちもあって、なんとなく何かを書く気になれなかった。

でも端的に言って、市井の生活者の気持ちとしてはほんとに最悪だった。

 

2020年にやる予定だったオリンピックが1年延びた。

これは先の見えないコロナ禍の入口で決められたこととはいえ、歴史を見返せば感染症が1年で収束するはずもなく、なんで2年じゃなかったのかな…、と思うところはないこともない。

いっそ中止でもよかった。

関係者の方々には大変申し訳ないけども。

悪いことに、東京オリンピックコロナに打ち勝った証として開かれると(勝手に)宣言された。

実際に開催された大会はコロナに打ち勝った証とは程遠かったと思う。

感染対策がなされたこと、また、感染が続くなかで開催できたことは評価されるかもしれない。

でもコロナ禍の生活者の1人としてはこの状況でのオリンピックの開催には素直に喜べなかったし、気持ちとしては置いてきぼりにされたな、という気がした。

オリンピックのお金をかけたのにしょぼい開会式になったことはさておき、選手の活躍は素晴らしかった。

あの難しい状況下で、あのパフォーマンスに持っていけるのは素晴らしいと思うし、そこについて特に言いたいことはないけれど。

アスリートや関係者ではない自分としては、やっぱりなんか置き去りにされたな、と思う。

あそこでほしかったのは、TV画面から与えられるきらきらした希望や、美しい光景や、きれいにコーティングされた言葉ではなかったはず。

ただそれぞれの現場で、コロナ禍で必死にやっているひとりひとりに寄り添うなにかがほしかったのだけど、あまりそういったものは見られず、あれは良くも悪くもいろんなところの断絶を深めたのではないか、と感じている。*1

 

 

メダルラッシュのニュースの陰に、日々増える感染者数。

毎日送られてくる東京都のlineを見て、いよいよ警戒感が高まる。*2

オリンピックが終わった直後に、コロナ関連のニュースが急速に増えて、毎日鬱々とさせられた。

Twitterでも感染報告をしている人はちらほら見かけた。

自身の身内も早い段階でコロナに感染していたので、毎日流れてくる病室がもうない話や繋がらない救急車、コロナの体験記、悲しいニュースは決して他人事ではなかった。

オリンピックに現役世代のワクチン接種は多くの自治体で間に合わず、枠が開くとすぐにいっぱいになる予約サイトとの格闘の日々は最悪だった。

幸い、近隣の医療機関が個別に募集していたワクチン接種のキャンセル待ちに滑り込み、8月のうちにワクチンは打てたものの、日々激増する感染者と入院者数、入院できずに亡くなった方のニュースを見るにつけて、強い緊張感のなかで生活していたと思う。

 

悪いことに、ワクチンは2度とも副反応が出た。

高熱まではいかなかったけど、それなりに高い熱やだるさ、しんどさがあり、またワクチンの翌週は低気圧と台風で1、2週間ほどじめじめしていて、調子の悪さはピークに達した。

2回目に関しては翌月(9月)も殆ど動けなかった。

例年だったらお日様を浴びて遊びまわっていたけど、殆ど調子が悪くて布団からでられず、夏の記憶は殆どない。

夏にお日様浴びられない年は冬がしんどいんだよな…。*3

 

 

9月は2度目のワクチンの後、耳の調子がずっと悪かった。

副反応の熱が下がったのちにひどい頭痛がきて、片方の耳がぼわんぼわんしてずっと水が詰まっているような感じ。

水が抜けづらくなったのかと思ってしばらく放っておいたんだけど、さすがにそれにしてはなんか変じゃない?と思って耳鼻科に駆け込んだら外耳炎だった。

あー、外耳炎…。

ストレスかな…。

幸い点耳薬(そんなのあるんですんね!)をうって抗生物質を飲んだら1週間程度で落ち着いたので少し安心していた…の…だが。

今度は起き上がる時に目眩がする。

これはきっと気のせい、もしくは気圧のせいで調子がおかしいのでは?と思うことにして、しばらく寝てなおすことにした。

ぼちぼち出かけたいし…。

と思いつつも一向に良くならない。

なんなら目眩は悪化する一途。

うーん、三半規管かなぁ…と目処をつけつつ、動けたので調子の悪さを騙し騙し実家に行ったら、目眩がひどくなって起き上がるのも億劫になり、危うく帰って来られなくなった。

素直に病院は行くべきでした。

なにせめっちゃ目がぐるぐるまわるんですよね…。

なんとか目眩の隙を見計らって家に帰り着いて、翌々日に再度耳鼻科へ。

いろいろ検査をした結果、耳石が原因の目眩だろう、とのこと。

薬を飲んでおとなしくしといて、と言われたので、目眩体操をしつつお布団とお友達の日々。

そして相変わらずの低気圧。

さすがに目眩がする状況で自転車に乗るわけにもいかず*4、大人しくする日が続く。

ようやくそれもおさまってきて、日常生活が戻ってきた。

 

 

今年も残り3ヶ月。

年始に立てたtodoはまだ半分くらいの進捗。

todoはクリアできるんでしょうかね…。

 

 

コロナに入ってからずっとコロナでメンタルはぼろぼろで、うまく立て直せなくて。

どうにかこうにかごまかしながら生きる日が続いている。

心がぽきっと折れたあの日以降、そこから先の人生はオマケのものと思って生きているんだけど、なんでこんなにしんどいかなぁ…、と文句のひとつも言いたい日が最近は多い。

たのしいことをして、気楽に生きたいだけなんだけど。

ふつうに生活していく分にはともかく、たのしいことを見つけるのが得意じゃなさそうなダリンを置いていくわけにもいかないし。

未練はないけど心配ごとがあるうちはまだなんとかやっていけるのかな…。

 

 

あー、もうほんとコロナ禍明けてほしい…。

これ以上はしんどいよ。

そんな感じです。

 

 

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(体調の隙間を縫って行ったおふろの国とSKC)

*1:感謝の言葉はあったし、開会式にも閉会式にも医療従事者に対する気遣いの演出みたいなのがあったのは知ってるけど、それでじゃあこれまでの諸々が飲み込めるかといったら、自分は難しかったなと思う。だから、スポーツを見た感動と、現実の酷さに対する怒りは切り離すしかなくて、感情の扱いがとても難しかった。

*2:そんななかでも用事があって銀座に出れば大会関係者と思しき人もおり、疑問符がついたのは致し方ないと思う。ルール内でやってはいるのだと思うけど。

*3:大体、夏に自分の身体は太陽の熱を堪能してため込んでいるようで、冬はそのためた熱でエネルギーをまわしていきてる気がする。

*4:まっすぐ歩くのも難しい。この前もう大丈夫かなと思って乗ったら、うっかり転んでしまってその時できた青タンが痛い。ダリンになんで大人なのにそんなに生傷だらけなの…、と心配される始末。わりと平常運転なんだけど。

【Radiotalk配信】銭湯とか、サウナとか…、のはなし #12


銭湯とか、サウナとか…の話を、温浴施設好きな女子が自由に語ります。

第12回は、横浜市鶴見区にある #ファンタジーサウナ&スパおふろの国 の施設紹介です✨

よかったら聴いてね🎧
(いつもより音源の音小さめかも…!ごめんなさい🙏)

SpotifyGoogle podcastApple podcastAmazon podcastでも配信されてますので、使いやすいアプリでお聞きください😆✨
(Google&Appleは配信までに少し時間がかかるかも。)

ポッドキャストで“銭湯” “サウナ”で検索してみて下さい🔍

time table

0:00 OP
1:19 スパ銭激戦区“鶴見川の戦い“のはなし
7:32 女湯の浴室紹介、熱波スケジュール&サウナ食堂のおすすめについて🤤
11:25 ED


ジングルの音源利用しました♪
https://www.hurtrecord.com


ご意見ご感想など↓
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radiotalk.jp

【本の感想】熱波師の仕事の流儀

レビュー概要

本書は古参のサウナーであり世の中にサウナを広く紹介してきたサウナーヨモギダ氏 (サウナーヨモギダ(ヨモギー) (@yomogida) | Twitter)による、熱波師の仕事と精神性をアーカイブする目的で書かれたビジネス書で、サウナの中でも一際ニッチな“熱波師の仕事“に焦点をあてたもの。

文章は平易で読みやすく、90年以降のサウナ文化のバックグラウンドや熱波師の仕事が生まれるまでの歴史について、またロウリュやアウフグースといった言葉の定義などが簡単に説明されていて、今サウナで話題の熱波やアウフグースの世界へのガイドとして楽しめます。

情熱大陸サウナ版“といった雰囲気の本で、新参も古参もライトユーザーもヘビーユーザーも温浴業界のステークホルダー全ての人が、今、関東近郊のサウナ界で起こっている出来事を紐解くための手がかりになるようなそんな1冊です。

 

ちなみにわたしは2017年頃から趣味として主に関東近郊の銭湯やサウナまわりをふらふらして週2、3のペースでひたすら入浴しているだけの新参寄りのサウナー*1です。

 

 

 

 

本エントリーの目次置いておきます。

  • レビュー概要
    • ゼロからイチ(土台を作ってきた人達)
    • 各章について
      • 箸休めサトシさん  
      • レジェンドゆうさん
      • 渡辺純一さん
      • 宇田蒸気さん
      • 大森熱狼さん
      • 五塔熱子さん
      • 井上勝正さん
      • 望月義尚さん
    • 考察について
  • 終わりに

 

 

以下ネタバレ含みますーーーーー

 

*1:未だに自身をサウナーって表現するの若干の違和感があります。

続きを読む

富山観光とスパ・アルプス

去年の10月末に行ってきた富山観光の記録。

しばらく途中まで書いて寝かせていたのだけど、時間ができて最後まで書けたのアップします。

 

 

2020年の10月の末から11月にかけて、Go to travelを使って富山旅行に行ってきました。

最初は施策にぶーぶー言っていたけど、海外には出られないし、いい加減都内で家と職場の往復にも飽きたし*1、ふつふつとストレスがたまってきたところでJR東日本の新幹線が50%offというのをきいてこれは北陸新幹線&サウナチャンスでは…?と思い予約を取って行ってきました!

上野からひゅって新幹線乗れるのいいな…。

 

今回は北陸の雄であるスパ・アルプスというサウナを目的に、リフレッシュを求めて。

アルプスは東の聖地しきじに行って以来、行ってみたいと思っていました。

あんまり大きな声では言えないんですが、昨夏にしきじに行った時、

“思っていたのと違うかもしれない……。”

という気持ちがあって…。

しきじ自体ははとても素晴らしい施設なんですが、いっときTVやメディアにあまりに露出したのもあるのだろうと思うのです。

平日の真昼間はめちゃくちゃ観光客だらけなんですよ…。

あんまり言いたくはないのですが、静岡まで来て最近サウナにハマったと思われるお客さんの

“静岡までサウナに入りにくる私♡

ここの水風呂が良すぎてもうここ以外の水風呂に入れない♡”

みたいな話を正直耳にしたくはないかなぁ。

地元の美味しいお店の情報とかなら大歓迎だけど。

 

以前から通われていた地元のお客さんはどこへ…?と思わず思ってしまいました。*2

施設の良さを否定をするつもりはまったくないのですが、東京から程よく近く利便性が高いのもあって、観光のお客さんが多くて、光景としてうーん……って思ってしまったのです。

自分も来ている以上、勿論その観光客の1人なので申し訳ないな、という気持ちもあってほんとうにいろいろ考えてしまいました。

 

 

今回の旅は、もうやだいい加減働きすぎだからちょっと旅行行くぞ、と言うダリンに、どうせなら入りたいサウナあるんだけど…?という私。

そんなわけで多少強引にじゃあ私アルプスに行きたいから富山に行こう!

と言って、富山に旅行してきました。

よく考えたら富山は今まで通り過ぎただけで観光したことがなくて、スパ・アルプスの噂を聞いたときにはちょうどいいじゃん!と思ったのです。

行ってみたらとても歴史のある土地で、1度ではとても周り切れないのでまた遊びにきたいな、と思いました。

お寿司がリーズナブルなのにめちゃくちゃ美味しいです…!!!!

あとね、ドーミーイン富山と野乃に泊まってきたのですが、野乃がとてもよくて。

ドーミー系はサウナ&朝ごはんが美味しくてすっかり虜になってしまいました。

 

富岩水上ラインで中島閘門*3を往復してきたんですけど、すごい面白い体験でした。

こんなのあったんですね!

水位が降りて行くのが中から楽しめるのめっちゃいい。

 

アルプス、とてもとてももう全然上手く書けないくらい好みすぎて通いたいです。

富山に滞在してる間毎日行ってサウナに入ってました。

水がすごい好み…!

シンプルがいちばんすばらしい、ということがこれでもかというくらい味わえる施設でした。

今まで遠征したなかでいちばん好きなサウナ屋さんでした。

何度でも行きたい。

というか、帰りたい。

あと食堂のご飯がめちゃくちゃ美味しいので行ったときにはぜひごはん食べてください!

地元の人はサウナアルプス、って呼ぶんですね。

 

この時の感想は詳しくはここで。

sauna-ikitai.com

 

sauna-ikitai.com

 

sauna-ikitai.com

 

 

私自身は超ライトな乗り鉄でもあるので、まだ乗れてなかった北陸新幹線も乗れて満足です。

 

 

以下旅程など:

【1日目】

上野駅富山駅→新湊散策→スパ・アルプス→ドーミーイン富山泊

 

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(北陸新幹線上野駅)

上野駅、正面から見た駅舎は出発と到着の風情があっていいですよね。

いざ、雪の降る地域へ出発、っていう出発点とはるばる遠いとこから帰ってきたなぁ…という少し哀愁帯びた空気感が漂っていて、色気があっていいな。

というようなことを思うようになったのは、上野が身近になってからだなぁ、なんてことを思ったり。

東京駅は逆に哀愁よりも高揚感を感じる駅だな、と思います。

東京駅が陽なら、上野駅は陰。

 

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(新湊きっときと市場)

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(ベニズワイ/新湊)

ベニズワイは現地の食堂でで茹でたやつを1杯まるっと食べられるんですが美味しかったです…!

ダリンと2人で半分こしたんですが、私の解体スペースが速すぎて、

え?ちょ?ちょっ!早いよ、それオレのー!!

って言われて、

あ、ごめん。大丈夫ここまで!だから!

ってやりとりしたり。

うちは小さい時からわりと甲殻類🦐🦀🦞を食べる家で、お家にカニフォークがあったので甲殻類解体するのがみんな早いんですが、あれって慣れなんだ…!っていうのがわかったのは新鮮な発見でした。*4


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(新湊大橋)

ごはんを食べた後は新湊の街を散策。

運河に橋が掛かっていたり、彫刻が置いてあったり。

新湊の街中は観光しやすいように整えられていて、歩くと楽しい。

(今回は車で来ちゃったけど。)


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(スパ・アルプス)

建物の奥に晴れた日には美しい立山連峰が見えます。

北陸サウナの雄。

水風呂が良すぎて、入ったらでてこられません。

ここは古き良きサウナ屋さんの楽園ですか…?

楽園です。

ひたすら堕落できる。ごはんが美味しい。


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(バイ貝とサスの昆布締め)


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(生ビールはキリンとアサヒが選べます…!神!)


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(富山ブラック)


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(天ぷら)

1日目の夜ご飯はスパ・アルプスのアルプス食堂で夜ご飯。

サウナあがりにだらだらしながらの生ビール!

食堂はお座敷で完全にくつろぎモードでごはん。

この日はバイ貝のお刺身&サス(カジキマグロ)の昆布締め、富山ブラック、天ぷら、氷見うどん

生ビールがキリンとアサヒの両方選べるの嬉しい。

飲兵衛のことよくわかってる…!

あと魚介類がめちゃくちゃ美味しくてほんとびびった。

昆布の使い方がほんと凄い。

旨味の暴力…!

バイ貝美味しすぎて蕩けた。

あ。

ちなみにドーミーイン富山は女性側はミストサウナのみだったんですけど、温泉だったので夜と朝に両方入りました!

ふやけそうですね。

 

【2日目】

ドーミーイン富山→五箇山合掌の里菅沼集落→五箇山合掌の里相倉集落→富山市ガラス美術館→スパ・アルプス→お寿司屋さんで夜ご飯→野乃泊


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(五箇山合掌の里菅沼集落、合掌造りと吾郎平さんでのランチ)

 

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 (五箇山合掌の里相倉集落)

午前中から富山市内のTimes Car Shareを使って世界遺産五箇山集落へ。

ダリンがここはどうしても行きたい...!と言って観光に組み込んだもの。

白川郷は行ったことがあるらしく、とても良かったようで、景観が好きみたい。

私はウィンタースポーツもしないのに雪のあるところに行くことに抵抗のある情緒もへったくれもない人間なので長いことうーん...、と言っていたのですが、秋の五箇山は哀愁を誘う景観で美しかったです。

ちょうど秋だったので、山々の紅葉が見事でした。

この景観を守ってきて、これからもそうして営みを続けてゆくことは大変なのだろうと思いつつも、この景観は保存されてほしいなと思う光景でした。

 

一方で道路を通行していると、こんなに山奥深くにある割に五箇山周辺の街道は整備されており、古くから人の往来がそれなりにあったことが予想できました。*5

歴史的に街道が発展していた印象を受けたので、なんだろうなぁ...と調べてみたら、五箇山加賀藩の秘密裏の軍事拠点だったのですね。

火薬の原料である塩硝の製造が一つの産業だったのは初めて知りました。

なるほど。

さすがに一筋縄ではいかない加賀藩

加賀藩はきっての大大名で、江戸幕府からすると譜代に近い外様のような感じだったと思うんですが、歴代の将軍はまあ関わり方が難しかったかもな、なんてことに思いをはせていました。

加賀藩といえば東大の赤門のイメージがありますが、あれは風情があっていいですよね。

富山の高岡も前田家が治めていたようで、なかなか縁が深い土地柄なのですね。

 

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(富山市ガラス美術館)

ガラス美術館が入っている建物自体がかなり現代アートっぽいつくりで、歩いていて楽しかったです。

 

夜は富山駅近くの雑居ビルに入っている若い大将がやってるお寿司屋さんで夜ご飯。

お任せで握ってもらうお寿司はサイコーです。

しかもリーズナブルで美味しい。

昆布の使い方が最高に美味しいのと、魚介類が新鮮で刺身も寿司も最高!

さすが海鮮王国富山湾....。

なかでも白エビの軍艦とズワイガニの握りは美味しかったです。

そして野乃に戻ってから、また夜と朝にサウナと水風呂と温泉を楽しみました。

野乃の朝ごはん最高に美味しい!

野乃めっちゃ好きになりました。

 

【3日目】

富山県美術館→富岩水上ライン(中島閘門)→富岩運河環水公園→スパ・アルプス→富山駅上野駅

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(富山県美術館とその屋上)

3日目は朝から前日と同じくTimes Car Shareで足を確保して富山県美術館へ。

先に富岩水上運河の時間を確認すると、次に乗れるのは14:15。

先に予約したあと(たぶん)、富山県美術館へ。

富山市内はかなり多くの美術館や博物館があり、ガイドを読んでいるだけでも楽しい。

城下町なのでもともと文化芸術に対する感度は高いのだろうけど、それにしてもこの規模の地方都市にしてはかなり多くて、観光するのはとても楽しいしありがたい。

富山県美術館は現代アートの展示が得意な美術館で、かなり駆け足でまわったのだけど間に合わないくらい見応えがある展示が多かった。

次に行ったらまた行きたい、と思うような。

富山出身の文化人がキュレーションした展示もよかったなぁ。

山内マリコさん、富山県の出身だったんですね。

美術館の屋上からは立山連峰の美しい絶景が見られるビューポイントなので、晴れた日にはぜひそこもお立ち寄り下さい。

立山連峰、いつまでも眺めていられる力強い美しさで、富山にいる間は山を眺めてはその景色にため息がもれた。

 

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(富岩水上ライン)

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(中島閘門の水のエレベーター/パナマ運河にもあります

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(富岩運河環水公園と世界一美しいスタバ)

富岩水上ラインはダリンが面白そうだから乗ろうよ、と探してきた。

中島閘門、なんだそれ?と思っていたのだけど(往復すると75分くらいかかるし)、なかなか良かったです。

実際に乗船した状態で水のエレベーターに乗って水位があがったり下がったりするのを生で見られるのでかなり感動します。

これ、日本ではここでしか体験できないようなので、もっと知られてもいいのでは....。*6

中島閘門までの道中は、富岩運河(富山ー岩瀬をつなぐ神通川の隣に沿って作られた運河)を通って優雅な景色を眺めつつ、ガイドの方が様々な富山市神通川の歴史を話してくれて、なかなかに面白い解説を聞けました。

街を歩いたりしている最中疑問に思っていたことの答えや、神通川の話、富山市の歴史、水害との戦いなど、やはり苦難の道だったよう。

昭和の時代は化学工業都市として発展し、それに伴う様々な苦難も多かった土地だと思う。

神通川はその急流と水量で度々災害を引き起こしてきたはず。

立山連峰の厳しさと豊かさの両方を享受しながら発展した都市の歴史は、街中を歩いているだけでも想像がつく。

水が豊かである、ということは工業用水を求めている産業には当然目を付けられやすいわけで。

街の産業として考えたときに産業として受け入れると収入が増えて安定する反面、壊される自然も多くそれらと街づくりとの綱引きだったのだろう。

そういった時代を経て、平成になって観光用に街を整備して今の美しい街になったという話をきいて富山の街の歴史に思いを馳せた。

 

世界一美しいスタバ、はさすがに休日だったので混雑してました。

 

 

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(富山駅

旅も終盤。

最後にスパ・アルプスに寄って、毎日通ったサウナと水風呂にお別れ。

アルプス食堂で食べたチャーハンはやっぱり美味しい。

富山の駅ビルで山ほどお土産を買って、帰路につく。

両親に富山のお土産何がいい?ときいたら、”生臭くない鱒寿し”とリクエストされたので探しに行くと、県内のいろんなお店の鱒寿しが売ってるお店がある。

それぞれポップに味のバランスが書いてあり、選ぶのに参考になってよかった。

余談だけど、鱒寿しの消費期限は翌日で短かったので、帰ってから翌日実家に届けに行った。

昔食べたことのある美味しい鱒寿しだった!

と後でLINEがきていたので、面倒だけど届けてよかったな、と思った。

家でも買ってきたけど、ほんとに美味しい。

次はどこのお店のやつにしようかな。

あと、コンビニとかで売ってた北陸限定のおかき、ビーバー(普通のと白エビ味)がめちゃくちゃ美味しくて、この後ネットでも取り寄せて注文することになる。

いやー、ほんとにね、美味しいんですよ、ビーバー!

開けたら最後、しょっぱうまくて止まらない。

ネットで通販やってるっぽいので、機会があったらこちらもぜひお試しください。

ビールのアテとして最高です。

 

hokka.jp

 

富山観光、楽しすぎてこの後春にも弾丸旅行をすることになったのはまた後日の話。

 

 

www.sauna-alps.com

 

www.hotespa.net

www.hotespa.net

*1:銭湯やサウナに行けてるので春よりはだいぶマシだけど、半径5kmくらいの移動でことが済んでしまう…。

*2:いるのはいるんだろうけど。

*3:水のエレベーター、パナマ運河にもある。

*4:自分で食べる分は自分で解体すべし!という精神で育ったので…

*5:これは宮崎の高千穂に行ったときにも似たような感じを受けたので、走っていてふーんと思っていたのです。

*6:世界でも体験できるところはあまりない。

ワクチン接種の備忘録(1回目)

オリンピック開催中で感染拡大よりもメダルの数のニュースが多かった頃、ひっそりとコロナのワクチンを接種してきた。

運が良かった、と思う。

基礎疾患なしの30代、職域接種の申し込みができるところはないが、時間的な制約はない。

まだ自治体によって予約ができるかどうかはかなり差があった。

まさかの自治体ガチャが発生するとは。

ネットでもたまに話題を見かけるとおり墨田川の両岸である墨田区台東区は動きが早くて(中でも墨田区は特に早かった)、いいなあと思いつつ、8月開始のワクチン予約で9月に打てたら御の字くらいか?と思うようなスピード感だった。

 

 

6月頃に父についてはかかりつけ医がすぐに予約とって打ってくれたらしいということで、かなり早い段階で打ち終わっていて、ひとまずよかった。

仕事で結構そっちこっち移動してるし。

母はまだ高齢者枠には当てはまらず、行政サービスが悪い方に有名な横浜だけあっていつワクチンが打てるのかまったく見通しが立たず*1、毎週のようにLINEでぶーぶー文句をきいていた。

はいはい、と思いながら流していたともいう。

私自身についてはしばらくまだワクチン回ってこなさそうだけど、まあどっかでまわってくるべ...、と結構気楽に構えていて、打てるならうつけどまあまだしばらく打てなさそうだしな....と思って特にワクチンについて何かをコメントすることはなかった。

ダリンは職域で打てそうな雰囲気だったのでこっちもまあ安心かな、くらいに思っていた。

ぶーぶー言っていた母も、身内の職域接種(家族枠)で6月くらいにはなんだかんだ言って打てていた。

運のいい人だ。

本人が打つ目途が立ってからはワクチンの話は特に上がってくることがなかったから落ち着いてよかったと安心していたら、オリンピックが始まる頃に、

そういえばあなたはワクチンについて何も言わないけど、もしかして反ワクチンみたいな意見なの...?

というようなlineが恐る恐るきたので、いやそんなことはないけどまだしばらく打てなさそうだから特に何も言わなかっただけなんだけど、と返信しといた。

まさかそんなこと思ってたんか....。omg

ちゃんとコミュニケーションは取らないとだめだな。

 

 

あとは自分のワクチンの目途がたてばいいかと思ってはいたものの、だるいししんどいしで7月は積極的な情報収集はしなかった。

ワクチン打つのに必要な用紙がようやく届いたので、ものの試しに自衛隊のワクチンの予約を試みたら全然繋がらず無理ゲーで、あ、これは向こうからくる情報待ちの姿勢ではもしかして打てないやつ?ということを理解し、本腰を入れてワクチン関連及び予約方法の情報をtwitterで集め始める。

コロナになってから医クラをある程度フォローしておいたのが良かったのか、時々上がってくる知念先生(@MIKITO_777)のtweet・RTを見ているとかなりワクチン予約情報が上がっている。

このRTで知った方がワクチンの接種会場や予約についてツイートしていたのを追っかけていたがかなり有用でした。

twitter.com

もちろん対象外のものも多いけど、数を追っていけばそのうち自分の対象のものもあるだろうと思い追っかけてたのがよかったかも。

 

情報を収集した結果、ワクチン予約のルートはいくつかあることが理解できた。

その時点でできることを検討した結果、概ね下の通りだった。

  1. 自治体が実施する集団接種会場を予約する。→次回の予約開始は2週間後(予約がとれるかどうかは未知数。前回は瞬殺。)
  2. 自衛隊のワクチン接種会場を予約する。→毎週月木18:00~実施。3回チャレンジして無理だった。
  3. 個別にワクチン接種をしている医院を予約する。→こ・れ・だ!
  4. 職域接種を利用する。(法人や業種、所属団体など様々なくくりがある。)→直近で対象になりそうなものがない。

 

在住の自治体のワクチン接種の情報を見に行くとちゃんと予約を受け付けている病院の一覧が載っている。

その中から(電話は面倒なので)ネットで予約できるところをかたっぱしから探したものの、その時点で受け付けているところはなかった。

ただキャンセル待ちは受け付けていたので、ダメ元で入れておいた。*2

その日の夜、受けられるようになったから今週のこの曜日のこの時間にきてね~、とメールがくる。

あー、これはラッキーなのか?ラッキーなのだろうな。

そんな感じで、ワクチン接種(ファイザー)をあっさり受けられることになった。

 

 

とはいえ、接種するの怖い。

っていうか注射が怖い。

と思って行ったけど、痛み自体は大したことはなかった。

モデルナの副反応がしんどいことは概ね自分の身内の感想から予想していたけど、ファイザーは大丈夫だろうと思っていたら全然そんなことはなくて。

結構だるさとしんどさと微熱でまる2日は動けなかったので、2回目が嫌だ....。

一応経過をメモしていたので、下に置いときます。

1回目であれだと2回目もダメだろうな、かなりの確率で。(ため息....)

 

 

 

20時間経過

 

22時間経過

 

41時間経過

 

42.5時間経過

 

52.5時間経過

 

この後ワクチンについては何もコメントが残ってなかったので、回復した模様。

うーん、初回で48時間コースということは2回目は.....。

 

(以下、補足)

  • 解熱剤はカロナールを使用。
  • イオンウォーターを箱買いしました(結構飲んだ)。
  • 食欲は1日目は流動食だったけど、以降は普通に食欲あった。
  • 熱は微熱(37度台前半)程度。
  • 全身に強い倦怠感が50時間弱続いてほとんど布団から動けなかった。
  • 同居人がいる場合、可能であれば同日のワクチン接種は避けた方が良いと思われます。
  • ワクチン打った腕の方には寝返りできないのが地味に不便。

 

 

自分自身は打てる状況にあって、運も悪くなくて、調子が悪ければ寝込んどけばいい環境にあるから打ったけど、調子が悪くなれない状況にあったらやっぱり打つかどうか悩むだろうな、とも思うんですよね。

コロナはいろんなものを容赦なく分断していくのでほんとにしんどいし、生きてるだけでえらい。

 

twitter見ていても第4波までと違ってほんとに感染拡大を身近に感じるので、どうかみなさまご自愛ください。

*1:もちろん、しばらく打てないだろうことは簡単に想像できた。そういうとこやぞ、横浜市....!!

*2:その時点で60人ほど待ちが発生していたのでまあ回ってこないだろうと思っていた。

ピルとタバコと月経カップ

ピルとタバコと月経カップ

これは、ここ数年で激変したタバコを取り巻く環境と私自身の生理に関する身体のはなし。

 

こういう話を、だれにでも見られるところで赤裸々に書いていいのかどうか、という点についてはかなり意見のわかれる部分だと思うので苦手な方はここで読むのをやめていただけるとさいわいです。

 

私自身はどっちかというとこの手の話にはおおらかなのですが、そうではない人がまだ多数派なのではなないかということは理解しているつもりです。

 

 

 

 

 

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おふろやサウナの配信番組📻

時々わたしがみたり聴いたりしている、おふろやサウナやそれにまつわる配信番組📻📺

最近結構出てきていて、時々あれこれ見ています。

備忘録的な感じのまとめmemoです。

 

 

Check it out!

 

なお私は音声配信が好きなので、敢えて音声配信のものに絞って紹介してみました。

YouTubeとかtiktokとか動画関連は結構たくさんありますヨ☺️

でも私は音声配信が好きなんだなぁ…

敢えて全部をひけらかさない、まだ秘匿された余白が残る方が想像を掻き立てられて楽しいから、かな。

 

なかでも電気湯ラジオは正直ファンです。

ゆるゆるで聴いてて楽しいし、おもしろい。

かなりちゃんと編集されてるので(たぶん)、ききやすいです。

 

 

#Radiotalk

番組 #風呂屋の血を流してから考えるラジオ

radiotalk.jp

 

番組 #月刊サウナラジオ 

radiotalk.jp

 

番組 #熱湯ラジオ 

radiotalk.jp

番組 #サウナ夫婦のととのいトーク 

radiotalk.jp

 

Spotify

電気湯ラジオ

 

open.spotify.com

 

 

note

梅の湯ラジオ

(最近はtwicasでの配信も多いよ!)

note.com

 

そんな感じです!

 

 

【追記】

id:nukabukuro さま

意外と昨年からの流れで、温浴関係の音声配信やってる方は増えてる印象です!

podcastとかもちょっとずつ増えてるな、って実感があります。