ikebana (生け花)

 始めたのは、大学4年のとき。

偶然、始める機会があって、そこからかれこれ8年。

 

 

 

毎週やるのは大変なので、今は月1で先生についてお稽古しています。

 

 

あ。

ここのところ長距離移動が多かったり、仕事が大変で半年くらい休んでますが。

たまに、あーだめだーってときは、思い切って長期で休んだりします。

 

 

始めた当初は、花材持って帰ってもそのまま花瓶に放りこんでぽいっと玄関に置きっぱなしにしたりを普通にしていたのですが、通ってたらなんかだんだん愉しくなってきて、

(半年くらいで気がついたら愉しくなってた。

ちなみに始めて半年は美術や図工が苦手なわたしは拷問のようだと思ってました。

花ばさみすら持ったことがなかったので、どうやってお花って切るんだろう?ってところからのスタートです。

・・・おい。)

お家の花瓶でもちゃんと生けるようになりました。

(※持って帰ったら、復習するのが正しい門葉さんの行動です。)

 

 

まあ、先生にはそれは内緒です。(たぶんばれてる)

 

 

生け花って、

 

①花材を揃えるのが大変だったり、

 

②道具を揃えるのが大変だったり、

 

③続けるとさらにいろんなもの買わなきゃいけなかったり、

 

④先生についてお稽古したりというしきたりがあったり、

 

⑤着物を着なきゃいけないの?と疑問があったり、

 

⑥正座で和室でお稽古するの?とか、

 

 

と、始めようと思うと、ものすごく敷居が高いんですよね。

そうすると、同じお花をするのであれば、

 

 

なんとなくオシャレだし、

 

先生も若くて美人だし、

(アレンジメントは実際美人の先生が多い気がします。ちなみに最近は男性のアレンジメントの方もいらっしゃいます。)

 

お教室の場所もシックだったり駅近だったり、

 

アフターシックスにも通いやすくて、

 

と、気軽に始められそうなフラワーアレンジメントを選ぶんですよね。

最近は両者の間の溝はアプローチが異なるだけで、「花を生かす」という点においては近づいています。

一見すると、実はどっちか生け花なのかアレンジメントなのかわからなかったり。

 

 

どちらがいい悪い、というよりも、盛るか減らすか、という違いなのです。

 

コテを使って巻き髪を作ってゆるふわ茶髪系のヘアアレンジにする

or

アイロンを使って黒髪ロングストレートのヘアアレンジにする

 

という違いくらい。

あとは日本における文化の根付き度合いくらいかもしれません。

 

これは室町時代に花開いた「能」「狂言」「お茶」「お花」などの文化は、どの文化も割と町人サロン的な色とつながりがあるので、元々の成り立ちを考えると新しいコミュニティとしては案外、悪くないのかも。

(私はその後の各文化のマネタイズにはかなり疑問があるものがはある、と思っています。今あまりうまくいっていないものについては、とどのつまり、「やりたい」人が少なかった理由があるのでは?と思うので。)

 

 

生け花の疑問について。

時々、オフラインとかで聞かれるので、私はこうしてます、という感じの答えをのせときます。

すごく正直に書きます。

人によって、流派によって回答は異なると思いますが。

 

 

①花材を揃えるのが大変?

A.先生について教わるので、自分で揃えることはまずないです。

家で自分で別にアレンジしようと思うと花材を揃えるのは大変です。

ときどきお花屋さんをのぞいて安かったり、あ、これ好き!ってものがあるときには買ってきていけたりします。

 

 

②道具を揃えるのが大変?

A.始めた当初は花鋏(¥1980)しか買いませんでした。

始めてから3年くらい経って剣山を買いました。

その後2年くらい経って、メジャー、ペンチ、フローラルテープ、ワイヤーをそろえたり、花鋏を買い替えたりしました。

ざっくり¥20,000いかないくらいです。

 

あ、花器はいろんな方からいただきました。

ので、普段お稽古で使っている花器はまだ買ってません。

(そのうち買おうかと・・・)

 

 

でもはじめは盛花とかならグラタン皿的なお皿でいいんじゃないの?とかって思ってます。

違う形をお稽古でやっても、最後切り落として作り直せばグラタン皿で十分いけます。

(って言っていいのかな・・・)

 

 

③続けるとさらにいろんなもの買わなきゃいけない?

A.「Must」といわれたことはないです。

必然的に生けるときに必要になるものについては最低限(たぶんわたしはホントに最低限。)買いますが、だいたい4桁前半くらいの金額です。

但しゼロではないのと、位が上がると払う金額も増えます(笑)。

 

④先生についてお稽古するのってルールが堅苦しくない?

A.「自分で生けてみる→先生を呼ぶ→見てもらう→直される→枝をぬく→もっかいやってみる→Okがでる→おしまい」という感じです。

チキンで人見知りな私ははじめ「先生をよぶ」というのがものすごく敷居が高くて緊張していましたが、目とか空気とかでだんだん空気読めるようにはなります。

でも今でもわたしはそれは苦手です(笑)。

 

困っているといろんな人がひょっとみてくれたりします。

 

直されることにはじめは抵抗がありましたが(the 頑固)、今はああそうやってやったらいいのかー!と素直に受け入れられます。

 

素直な方がのびます。

 

 

ついでですが、家で家族に教えるときは(ときどき私がやってます)、教えるがわと教わるがわの力関係が完全に逆転しているので、「もうつかれた!」とか言って放棄されることもあります(笑)。

 

 

⑤着物を着なきゃいけないの?

A.普段のお稽古ではまず着ません。

そういうのが必要なときは何かの流派の行事とか、パーティーとかがあるときですが、それでもmustではないことが多いです。

ちなみに私はお着物をほとんど持っていないのと、1度しか着たことはないです。

ついでに言うと、お着物mustのときは、mustができるひとしか行かないです。

 

 

⑥正座で和室でお稽古するの?

A.学校みたいなスペースで机出してたったり座ったりしながらお稽古します。

和室だと水を使うので、畳が傷むから生ける作業をするのには向かないんじゃないかな・・・・。

飾る場所、という意味では、初期の和室は「床の間に花を飾る」形式があるので、和室の方が飾る場所に困らない、という感じ。

 

 

でもお花ってどこでもおけるんですけどね。

「空間をつくる」ということを意識しなさい。と教わります。

 

やってみるとそれなりに楽しいのかな、と思います。