天気:(たぶん)晴れ
睡眠:よくわからないけどずっと寝てた
起床:1日睡眠。夜19:00に起きて、22:00にはまた寝た。
体調:たぶん悪い。
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安定してきたときには、ときどき図書館に通ってます。
今日はこんな本を手に取りました、ということで。
読書は頭の体操です。
いけばなの世界の中では、「池坊」という流派は数ある流派の中でもかなり特別な流派、という印象があります。
というのは、いけばなの歴史=池坊の歴史というくらい、華道の中でも王道だと思います。
(室町時代に生まれたこの形を起点として、多くの流派は、ここから枝分かれして増えてきた過程があります。)
そんな流派の前のお家元のエッセイです。
- ご自分の生まれ育った過程について
- 花を飾る、ということ
- 文化
- いけばな
- 美しさとは
- いけばなは芸術か?
- 伝統をつなぐということ
- 未来へ向けて
と、こういったトピックが主に書かれています。
ところどころに入る、お花の写真がとても綺麗です。
百貨店でやっているいろんな流派を集めたいけばな展に行くとよくわかるのですが、池坊は基本的にものすごくシンプルで、「the 日本文化」という感じのお花が多く、凛とした感じが私はとても好きです。
「お家元」、というとなんだか遠い、偉い人、というイメージがあるのですが、その裏では文化を背負って次の世代へとつないでいかなければならない使命があるので、一見、いいな、と思うことがあるかもしれないけど、とても大変なのだな、ということがわかります。
最後の部分に、父と娘の往復書簡というのが載っていて、現在のお家元の池坊由紀氏とお父様の池坊専永氏との短いやりとりがありますが、とてもお父様らしいご意見だな、と思い読んでいてほっこりしました。