March 30.ー『白河夜船』の感想(再読)。

天気:晴れ

睡眠:そこそこ

起床:7:00

体調:そこそこ。緊張が解けない・・・・!仕事のレベル下げてって言われてるのだけど、どうやって下げるの・・・・。

 

 

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久しぶりに本の整理をしました。

私、結構、ベッドで本を読むので(姿勢悪いのは知ってるのですけど・・・)、積ん読しちゃうのです。

で、なんか寝苦しいな、と思うと、本とか漫画が大体10冊くらい積上っているという謎。

 

 

どちらかというと、手元に物を持たない主義なので、読んだら割とすぐ漫画本とかは売っちゃいます。

そのうち何かの感想を書こうかなーと思うんだけど。

読んでいるのはよく出てくる「ONE PIECE」と「3月のライオン」、それに「姉の結婚」。

うわー、こうやって書くとなんかアラサー女子っぽい感じの漫画選?

 

 

で、このあいだ、熱が出て「アムリタ」が読みたくなったので読み返したら、なんか吉本ばななを読みたくなってきて、手元に残った本を再読したので感想。

(書評とか難しいことムリ。)

なんかmixiとかにも過去には感想を書いていて、なんともいえないけど、まあそのうち掘り出してきてもいいのかなー。

毎回違うこと書いてる気がする。

 

 

白河夜船 (角川文庫)

白河夜船 (角川文庫)

 

  

白河夜船 (新潮文庫)

白河夜船 (新潮文庫)

 

 

えーっと、この本は、ちょっぴり話が重たい。

3話、話が収録されているのだけども、3話とも不思議な感じに「死と特殊な三角関係っぽい恋愛」が出てくる。

 

 

主人公の女の子はわりと年上の男の人と不倫(といってもちょっと特殊な状況)している。

仕事はしていなくて、割と日中、よく眠ったりぼーっとしたりしている。

その眠りの感覚はすごく、大学生のときのまったくやる気のないときの自分を思い出して、あのまま大人になっていたら、たぶんこうなっているなーという感じの主人公で(いかんせん、そうなるには、お金も余裕もなく、そういうことを許されない環境だったので、割と普通の大人になったような気がする。)、そういうちょっと大変な状態から、ちょっとしたことが起こって、生きることに無気力だった状態から脱出する、というような話が続く。

元気な時は、あまり読まないし、読んでいると疲れてしまうのだけれども、元気がないときは割とすらすらと読めて、あぁ、わかるわかる、と思ったりする。

それで読み終わったらちょっとすっきりして、まあでも、自分も何か生きていればいいことがあるかな、と思うようになっている。

そんな感じの本だ。

 

 

今の状態の私には結構心地よいので好きだったりする。

冒頭部分にすごく共感するので引用。

 

 いつから私はひとりでいる時、こんなに眠るようになったのだろう。 

 潮が満ちるように眠りは訪れる。もう、どうしようもない。その眠りは果てしなく深く、電話のベルも、外を行く車の音も、私の耳には響かない。なにもつらくはなし、淋しいわけでもない、そこにはただすとんとした眠りの世界があるだけだ。

 

 

『白河夜船』 角川書店 p7

 

こういう心に何もうつさない時ってある、と思った高校生の時。

もっとちゃんと感覚としてあったのは大学生の時。

もう今は、こういう眠りをむさぼることはないけれど、ちょっぴり羨ましいく、その豊かな感覚は懐かしい。