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先週の週末は実は忙しかったOL iです。
土曜日はおじいちゃんの四十九日の法要、
日曜日はいけばなの夏期講習。
結婚早々お葬式に駆り出して旦那ちゃんにはちょっと悪いなと思いつつ・・・・
働いていただいております。
夏期講習は毎年夏に参加しています。
基本的には流派の人は全員参加。
なので、普段お稽古にはいらっしゃらない先生とも顔を合わせられるので、結構色々な世代が来てわいわいがやがやな感じ。
講義+実技の2段構えで、これまた結構消耗する・・・・・・・。
今年は実技の杜若は体力ないので無理だと判断して参加しなかったのですが、座学だけでも相当面白い。
座学というか。
お家元が、今の流派の試みとか、これからの方向性とか、どんなことしたいとか、今のいけばな界全体がどう動いているとか。
ざっくり言うと株主総会?みたいな感じ。
今は東京オリンピックをどのように作っていくかを目指しているという空気を感じます。
色々難ありな感じですが、日本の個性が出るオリンピックになったらいいなあ。
個人的には国立競技場のデザインはSANAAが良かったと思うんだけど...
杜若は、いけるのが難しいお花で、私はいつも3歩下がって深呼吸してそれから生けるくらい、体力がいるお花だったりします。
出来上がりは綺麗なんだけど・・・・・・・・・
4時間かかってようやく1個作れるくらいなの・・・・・・・・・・!
葉っぱをくるくるってさせるのが大変で、葉っぱを選ぶのが大変で、針金を通すのが大変で・・・・・・・・・・・・・・・
綺麗な形を作るのは大変なのです。
なんでもそうなんですけど、いけばなってやればやるほど足りないことがわかって打ちのめされるんですよね。
ぎゃふん.....
毎回凹みながらお稽古に通っていたりして....
特に私は、あまり早く生けられる方じゃないので(どちらかというと最後の方・・・)いつもお稽古でも最後まで残ってうんうんうなってるんですが。
奥が深いな....と毎回思っています。
いけばなは、センスだ、と思われてる方が多いと思いますが、センスが必要になるのは5年目(くらい)以降です。
最近、センスはあるにはこしたことはないのかな、と思いますが、なくても困らないのかなと。
仕事でもセンス、
お洋服でもセンス、
と言われ続けてきたセンスのない私ですが、そういう意味ではいけばなは真逆で、初めての先生の言葉は「センスはいりません。」と言われたのは衝撃でした。
今考えれば。
というか、結局。
センスって先天的な才能もあると思うけど、ある程度はデザインを学ぶ過程で身に付いていくのかな、と。
もちろん、そこから何か作りあげていくときにはセンスが何よりも大事なことは否定しないけれど。