村上春樹は好きです。

時間ができると時々読みたくなる作家。

私自身は読書家ではないのだけど、暇な時間ができるとわりと周期的に読みたくなる。

なんだろう?

どこか中毒性があるのかな。

それとも、本格的に読書を始めたときに読み始めた作家だからだろうか。

私にとって、村上春樹吉本ばななはどことなく特別で印象的な作家だ。

村上春樹吉本ばななの本はほぼ読んでいて、定期的になんかの本の読み返しの時期がくる。

あまりリアルで読書の話をしないので、自身ではハルキストだとは思っていないのだけど、まあ村上春樹は好きです。

 

 

今回も、「あー。そろそろ村上春樹を読もうかなー。」という周期が訪れていて。

そうしたら、たまたま読者登録している『チェコ好き日記』(周期的に読みたくなるブログです。年代が近くて文学的だからかなぁ?)で村上春樹のエントリーが上がってきていて、「あー。なんかそういう時期なのかなー。」と勝手に自分の中でうまく納得感が落とし込めた感じ。

チェコ好きの日記』で、そういえば村上春樹の好き嫌いのエントリーがあったな。。。

この話を読んで、なんだかアンチとハルキストの解説をしてもらった感じで、今まで自分の中でよくわからなかったことがしっくりきた。

確かに、アンチな人は徹底的にアンチだなあ....と昔から思っていたのだけど、なるほど、そういうことなら、わかる。

アレをリアリズムの小説として捉えていたら、まあ正直「リア充爆発しろ」くらいな気分になる気がする。

 

 

aniram-czech.hatenablog.com

 

 

わたしはたぶんマイノリティで、「村上春樹好き」ではあるのだけど、入口は『ノルウェイの森』だった。

・・・のではあるのだけども、初めて読んだ時は14だか15だかのときで、当時の私にとって1960sとか1970sとかの時代は全くリアリティがなくて、遠い世界の話だったので、おそらく脳内でファンタジーとして処理されたのだと思う。

そんな時代が日本にあったということは教科書くらいでしか目にすることはないし、両親の世代は少し下にずれているので、その時代の話を聞く機会もなかったから。

読んだときの感想は、「なんだこれ、よくわからん。」みたいな感じだった気がするんだけど、出てくる登場人物が破滅的なんだけど魅力的な人が多くて(永沢さんとか緑とか)、あとは教科書に載っているような小説と違ってすごく読みやすかったので、「小説ってこんなに簡単に読めるんだ!」という純粋な感動があった。

小説の中で出てくる独特の「やれやれ。」といういう言い回しも好感が持てた。

そんなわけで、「ああ、こういう小説だったら結構読めるな。」と思い、学生時代の暇つぶしに読み始めて以来、時間があるときはわりと雑多に本を読むようになった。

(読書の導入になったのは吉本ばなな村上春樹の小説だったけど、その後は慣れたからか他のジャンルの本も読めるようになった。)

趣味や仕事や恋愛で忙殺される毎日を送っていると、忙しすぎて小説なんか読んでられるか!という感じになるのだけど、雨の降った休日みたいにぽつりと時間が空くと本でも読もうかな、という気分になるから、今では読書も趣味のひとつになった。

まあ、『ノルウェイの森』は読みやすいけど、あまり万人向けの小説ではないような気もするけど。

 

 

私はどちらかというと、村上春樹の作品はエッセイが好きで、なんか暇だな〜という時はエッセイをめくることが多い。

好きでも嫌いでも、エッセイは読みやすいと思います。

好きな作品は、『遠い太鼓』(エッセイ)、『海辺のカフカ』(小説)、『スプートニクの恋人』(小説)、『国境の南、太陽の西』(小説)、『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』(短編小説)。

 

 

『1Q84』が結構ヘヴィで読むのがしんどかったので、『多崎つくる〜』はまだ読んでませんが....。

まあでもすごい作家になっちゃったなあ。

まあ、でも村上春樹は好きです。

 

 

 

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

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ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

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遠い太鼓 (講談社文庫)

遠い太鼓 (講談社文庫)

 

 

 

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

 

 

 

海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

 

 

 

スプートニクの恋人 (講談社文庫)

スプートニクの恋人 (講談社文庫)

 

 

 

国境の南、太陽の西 (講談社文庫)

国境の南、太陽の西 (講談社文庫)

 

 

 

カンガルー日和 (講談社文庫)

カンガルー日和 (講談社文庫)