実家を出て自分で生活するようになったら絶対に買おうと思っていたもの。
それは、ル・クルーゼの鍋である。
なぜ買おうと思ったのか?
正確には結婚祝いで貰ったものだけど。。。
その頃、私はファッションが大好きで*1、パリジェンヌのフレンチルックにハマっていて、そういったイラストを集めた米澤よう子の本をよく買っていたのだけど、そこに載っていたのを見て、いつかはそういう好きなものとセンスに良いものに囲まれてノンストレスな素敵な生活がしたいなぁと夢を馳せていた。
その暮らしのイメージの象徴がル・クルーゼの鍋だったのである。
最近はときどき、
お料理するの好きなのですか?
とか、
結構食にはこだわりあるよね、
と言われることがたまにある。
たぶんそれは、味噌やらかつお節やらを専門のお店で買っている、という話が出たりするせいだろう。
料理が好きか?と言われれば、嫌いではないが、たいして好きでもない。
ただ年々我が家の外食費が家計に占める割合が年々あがっているので仕方なくやっている、と言った方が正しい。
安くて旨いものを食べたいだけ食べたいのである。
そして安くて旨いものは、家で作ると安上がりで、人数がいれば材料費にお金をかけられるためなお良い。
そんなわけでたまに我が家では掃除も兼ねてホームパーティを開催する。
そこで活躍するのが(パーティーでなくとも普段から大活躍しているのであるが)、ル・クルーゼの鍋である。
鍋がオシャレで俄然作る気がわくのだ。
長年、実家のキッチンは機能はばっちりなのだが、エスニックや場合によってイタリアン、フレンチ寄りの料理すら拒絶されることが多かったので*2、キッチンにセンスのあるものが求められなかった。
作る料理は煮物、煮魚、おひたし、焼き魚、カレー、シチュー、スープ、炒め物、ちょっと頑張って麻婆豆腐や青椒肉絲くらいが作っていい料理の境界線である。
おおぶりのフライパンや24cmの雪平鍋*3、煮物やスープを作る軽いホーロー鍋くらいが関の山。
軽くて運びやすい鍋やフライパンが重宝されていたのである。
だから、オシャレではあるがル・クルーゼは重くて鍋としては使い物にならないと散々こき下ろされ、置く場所がないから邪魔なので買うなと釘を刺されていた物品なので、私が自分で使えるスペースになったら絶対買いたいと固執していたフシもある。
同じような理由で散々要らんと言われた電動コーヒーミルとサーモスのティーポットは買ってきたら、ちゃっかり両親が使っていて目下実家で活躍中で実家を出るとき置いてきた。
サーモスのティーポット廃盤になっちゃったんだけど復活してくれんかなぁ。。。
そんなわけで、キッチンが自由に構築できる自分のスペース*4になったので、早速お祝いにもらったル・クルーゼの鍋を置くスペースを作った。
お料理を作ったらそのままどんと出してもよし、コンロにおいても様になる。
カレーやシチューのみならず、アクアパッツァ、ラタトゥイユ、ポトフ、ハンバーグ、鯛飯、タコ飯…etc
煮込み料理にとどまらず、ご飯を炊いたり、アクアパッツァを作ったりと用途がとにかく幅広い。
ホームパーティーの時には頻繁に鯛飯を作るので(うちに来たことある人はほぼ食べたことあるんじゃ?)、鍋ごとテーブルに置けるのも良い。
実際の使ってみると、焦げ付きも洗えばすぐに落ちるし、油を引いて軽い炒め物にも使えるオールラウンダーで、この鍋がますます好きになった。
使いやすいものは美しい。
お値段はそこそこするけども、やっぱりいい物は良い。
これからも長く使って鍋を育ててゆきたい。
※私が使っているのは、チェリーレッドのココットロンド、24cmです。
ルクルーゼ ココット ロンド ホーロー 鍋 IH 対応 24cm クインスイエロー 2501-24-416
- 出版社/メーカー: ル・クルーゼ(Le Creuset)
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る