鬱から回復してずっと不思議だなぁ、と思っていることがある。
それはしんどいなぁと思ったところから、死にたい(もう生きてなくていいかな)と思うまでの思考の距離がとんでもなくインスタントになったことだ。
気をつけて思考を止めないと、ふと生の生々しさを手放しそうになる瞬間があってひやりとする。
昔はもうちょっと、多少調子が悪くなったところで、まあそういう日もあるな、って思って流したり、うまくいかない原因を自分に求めたりとまあうまく流してたし、端的に言うといろんなものに執着があった。
それが薄くなってしまったような気がする。
癖なんだろうなぁ。
思考の途中で、今ダイレクトに変な方に思考が行ったなー、というのを俯瞰で眺めている視点もあったりするのはとても不思議だ。
今は世の中の空気が重すぎるので、自分にあまり意識を向けすぎないことと、広い世界を見ないことを気をつけている。
立ってるところをひとつずつ確認するみたいにして。
どんよりした空気はしんどいねぇ…
効率化が進んだ街にふらっと行くと、今は特にぽつんとした空白地帯が唐突に出てきすぎていて、余計にしんどいなぁ、と思う。
真っ白な広告が、さみしい。
ぼちぼち、生きてればラッキー、と思うようにしている。
出せてるうちは大丈夫なんだよな。
土を踏み固めるようにして、足場を確認しながら立ち位置をつくる。