なんとか生きている

正直生きているのが不思議だと思っているのだけど、なんとか生きている。

 

とうの昔に世間的に正しくちゃんと働く能力を失った。

とは言えちゃんと働けないことは正直辛く、同世代は仕事と子育てに忙しくしているのを眺めながら相変わらずぼんやりと人生に取り残されている、と思う。

五体満足で健康的にぱきぱき働けはしないけど、それなりにまあなんとか働けるようになったところでのコロナは精神的にキツくて*1、コロナ禍初年度を持ち前の責任感の強さでなんとか働き通せてしまったのはよかったのか悪かったのか。

やめた後にさらっと回復できると思っていたら、思いのほか半年後くらいからがっつりしんどくなってしまって、今ようやくなんとかちょっとマシなレベルまで戻ってきたような気がする。

いまどき専業主婦をやっているなんて、世の中の平均的な女性と比較すると能力値が低いのでは?というような言説も、自分に限ってはまあそうなのかもな、とぼんやりと思う。

そういう言説に傷つきはするけど、もう怒る気力みたいなものは湧いてこなくて、諦めが先にくる。

怒ればいいんだろうけどな、そういうこというタイプの人って想像力ない人が多いし、説明する方が疲れちゃうしな…。

あとこれですんでいるのは運がよかっただけだと思う。

そんなわけで最近はなるべくそういう正しい家族の生活が入ってきそうな情報チャネルを意図的に落としていて良くも悪くも孤立している。

嫌いではないのだけど見るのはしんどくて。

こういうのは定期的にやってきてひいていくから、波がひくのをそっと待っている。

ひと昔前ならそういう何をして生きているのかわからない人間が世の中にいたところで大して問題にならなかっただろうけど、さいきんはお互いに接点ができてしまったせいでやたらめったら説教をくらう。

 

ちゃんと働いて自立した方がいい。←できるならしている

子どもを産んだ方がいい。←産める体力や余裕があったらとっくに産んでいる

ちゃんとポレコレトーンを守って生きた方がいい。←言わんとしてることはわかる

 

 

言われなくてもわかってはいるのと、そうできるのならやっているので…。

全体的に世の中がきりきりしていてしんどいですね。

もともとは自由で適当だったものも、どんどん空白を埋めるようにしてお気持ちマナーとポリコレが跋扈していて、うまい落としどころが見つかりませんね。

ああ、もうそれも時代の流れってものなのかもしれないけど、なんだかな。

 

 

写真は上から、

①GWに遊びに行った釣りの洋上の景色

②イルミネーションを見に行った東京タワー近くの教会

③東京タワー散歩に通りすがった飯倉の交差点から見たフェラーリ

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*1:みんなそれぞれだけどきついのだろうけど。