Day5は好きな銭湯サウナ繋がりで境南浴場。
冬の寒さは心身に堪える。
わたしは雪の降らない冬の寒さが嫌いだ。
降ったら降ったで雪かきがめんどくさいとか文句を言うに違いないんだけど。
カラカラになった湿度のない空気のなかで吹く木枯らしは身体にも心にも堪える。
Wham!や山下達郎やマライア・キャリーのクリスマスソングが街中でBGMとして流れていようものならなおさら。
大人になってから、長いことクリスマスが嫌いだった。
しんどい気持ちの時には境南浴場のサウナにくるといい。
なんとなく、しんどい気持ちに寄り添ってもらえる気がする。
静かなBGMの全方位から熱がくる感覚のサウナとやわらかくてサラッとした武蔵野の特徴的な水は、密かに東京のしきじと呼ばれているくらい、ほんとうに素晴らしい水風呂。
東京の西側では、ここ境南浴場と第二喜多の湯(東久留米)の水質の噂をよく耳にする。
ここのサウナは足元から熱がくるのが特徴なので、その熱を感じたくて足を下ろして座る。
背中と足元からやわらかい熱が伝わってくる独特な感覚のサウナで、ふわーっとやわらかい熱に包まれて、ピアノジャズのBGM(もしかしたらクリスマスソングかもしれないけど、ここで聴くそれはしんどくならない)に体を委ねて、ひたすらに熱を貪る。
ここの熱は、他のどこにもないフワッとした軽い熱で、ちょうどいい湿度も相まってすぐに汗が出る。
シャワーで汗を流して、水風呂。
水、さらさら。
火照った身体がじゅうぶんに冷やされると、またすぐにサウナに戻って、サウナと水風呂の往復。
いつやめたらいいのかな、などと考えながらも、満足するまで堪能する。
武蔵野の水はしあわせの水。
境南浴場はわりと早くに行った気がします。
なんでだろ、なんか行ってみたかったんですよ。