K&Hグループ(クアアンドホテルグループ)が営む泊まれる健康ランド。
山梨県の石和温泉にある石和健康ランドと長野県塩尻の信州健康ランド、そしてここ静岡市の静清バイパスの沿線にある駿河健康ランドを運営している。
"泊まれるサウナ"として、じわじわとサウナ好きからの支持を集めている。
3店舗を周遊するバスも出ており(かなり距離はあるはずだが)、3つを移動するのも楽しそうだ。
この3店舗は"塩の道"沿いに大体展開されていて、街道が整備された歴史的な事情を考えるとなかなか興味深い。
山梨/長野と静岡にはあまり繋がりを感じることがなかったけど、よく考えれば隣県な訳だから物のやりとりや人の移動はあっただろう。
そういえば三河を拠点にしていた家康は、甲斐や信濃を支配していた信玄と三方ヶ原をはじめとしたところで激突してたんだからやっぱり隣県なんだな。
塩は内陸部の人にとって特に貴重品でもあり、それを運ぶためにあちこち街道は整備されている。
身延線とかもたぶんそれですね。
そういえば富山の山奥の五箇山や岐阜の山奥の白川郷では生産した火薬を能登半島の前田家に運ぶために道が整備されていた。
とはいってもけもの道だけど。
何かを運ぶための道は比較的整備されていることが多い気がする。
泊まれるサウナ、といえば首都圏では相模原のJNファミリーがあったけど、惜しくも閉店してしまった。
セルフロウリュができていいサウナだったんだけどな。
ちなみに湯花楽はJNファミリーと同系列の施設らしく、秦野店は最近ロウリュにめちゃくちゃ力を入れている。
結構知ってる人が仰いでるらしいといううわさをきく。
また厚木店ではJNファミリーの五目タンメン(あんかけのやつ)を食べられる。
駿河健康ランドの売りは健康ランドにホテルがついていることだと思う。
館内のレストランは、和洋中に蕎麦と焼肉と寿司を揃えていて、食事がこれだけ幅広に選べるところはあまりないと思う。
夜と朝は、サウナストーンにアロマ水を掛けるロウリュサービスも行っているので、サウナも湿度があるやつとないやつと楽しめるし、"寝るサウナ"があったのもいい。
温泉はとろとろ、数少ない療養泉に分類されるカルシウム・マグネシウムー塩化物冷鉱泉は、伊豆半島の伊東の泉質にも似ていて、海風にあたりながら入るつぼ湯が最高だった。