Day14、にんじん湯🥕
名古屋の旅行が急遽決まってから、愛知県ではどうしても行きたいところがあった。
それがここ、豊橋のにんじん湯。
お釜が壊れてしまって、営業継続を断念していたのを、それを耳にしたゆとなみ社が動いて、女将さんと一緒にクラファンをして、一緒に営業していくスタイルをとっていた。
クラファンには参加したので、入浴券を持っていた。
2022年の3月31日が有効期限になっているけど、クラファン分のものはいつでも使えるようになっている、といただいたお手紙に書いてあった。
豊橋はなかなか遠くて、足を伸ばすことがあまりない。
だからせっかくの機会なので、どうしても来たくて、名古屋から名鉄特急に乗ってきた。
豊橋駅で降りて、駅前から市電に乗る。
市電…!
大好き…!
新川で降りてしばらく市電を眺めたあと、にんじん湯へ向かって歩く。
徒歩5〜7分くらい行くと、ずっとSNSで見ていたにんじん湯が、写真もままの出立で現れた。
全てがかわいい。
入口のフロントでは、女将さんと若いお姉さんが対応してくれる。
あちこち写真を撮ったあと、クラファンでもらった入浴券を使いたくて!
と渡すと、
ありがとうございます。ゆっくりしていってくださいね〜。
とお風呂に送り出された。
広美とした脱衣所ではユーミンが流れている。
レトロでいい。
浴室に入ると、墨田区京島の電気湯の鏡広告が出ていた。
ちょっと低めの洗い場のシャワーは、床に直座りするとちょうどいい高さになっている、というのがにんじん湯新聞に書いてあってなるほど!と思った。
ゆとなみ社はどの銭湯でもお風呂場に新聞が貼ってあって、飽きない。
豊橋の水は名古屋よりも硬くて、入るとぴたっとくるお湯だった。(ロスコに似ている。)
女湯はミストサウナのみなんだけど、たのしみに入ると、そこの温度は45℃とか50℃の表示とは全然違う熱さで。
座った瞬間、山の湯に似ていると思った。
春に永遠に失ってしまった、よもぎの香りのたのしいミストサウナの居心地の良さに似たサウナ。
まだ豊橋に来たら入れるのか。
それは、救いみたいな感じだった。
某サウナでも使われる裏技がこっそり書いてあって、今回はやらなかったけど、それをやったらアツアツになるでしょ。
にんじん湯さんは、本当にここの設備を熟知してるな、と思った。
帰りには近所に住んでいるという常連さんと少しお話しして、東京からここの銭湯に入りに来るために来た、と言ったら、わざわざ⁉️ととても驚いていた。
豊橋の駅の風来坊で持ち帰り用の手羽先を買って、ひかりに乗って帰路に着いた。
永く営業してほしい。