Day25、アドベントカレンダーの最後は、いつものホーム銭湯、日暮里の斉藤湯。
斉藤湯に初めてきたのは、2017年の春だったと思う。
ヨッピーさんの銭湯の交互浴の記事を見てここにきたのだ。
やってきた当初は多種多様なお風呂と柔らかく心地の良い炭酸泉に惹かれた。
それから当初は良さがよくわからなかった深くのんびり入れる熱湯と水風呂にどんどん慣れていき、そこに入っているのが定位置になっていった。
いつから定期的に通うようになったのかは忘れてしまった。
斉藤湯に行くようになったのは、なじみの呑み屋さんにも行きやすいところにあったことや*1、行くのにちょうどいいところにあったことや、仕事帰りにも寄りやすかったことなど様々な要因があって自然と行く回数が増えた。
日暮里は成田空港からの東京の入口みたいなところにあるので、海外からの観光客やLCCを使ってやってくる国内の観光客も多かったので、必然的に斉藤湯を利用するお客さんは観光客と日常使いのお客さんが混ざっていた。
ただ上野や浅草と比べると受け入れ方は少し違っていて、本当に自然体で受け入れていて、混ざっていたと思う。
地元のお客さんたちは、谷根千に遊びにきたついでに立ち寄ったお客さんたちにも、海外からやってきて近隣のホテルやゲストハウスに泊まっていてここにきているお客さんにも等しくふつうの態度だった。
そんなところに魅了されて、自分もちょくちょく通ってくる人間に1人に仲間入りした。
そして何より、斉藤湯はビールがおいしい。*2
なにもきかずに、放っておいてくれる。
その距離感がちょうどよかった。
通いはじめた当初は、挨拶もおぼつかなかったと思う。
人と会うのが怖いのと、めんどくさいのと。
こんばんは、
とフロントに挨拶するようになったのは3回目くらいのことだろうか。
そこまではたぶん無言で会釈するくらいだったと思う。
斉藤湯のお湯は全部軟水になっていて、やわらかい。
慣れていないとカランから出てくる湯水がとろっとしていることに驚くかもしれない。
カランのお湯までトロッとしているので、かけ湯をするのも楽しい。
固定式のシャワーにもここで慣れた。
はじめのうちはホースがついてる方が使いやすいと思っていたのだけど、使っていくうちにむしろ固定されてる方が楽に使えることに気がついた。
設置してあるPOLAのアメニティは、便利で使い勝手がよく重宝している。
人気の炭酸泉や露天のシルキーバス(そして露天には休憩用にアディロンダックチェアが置いてある!)、熱湯と水風呂、白湯のところは座り湯、電気風呂マッサージバスがある。
ここの電気風呂はなかなか電気が強くて、足先だけビリビリしていても十分に楽しめるようになっている。
けんちんさんはじめ電気風呂オタクが作る電気風呂の強さを調べた電気風呂マップでは、斉藤湯は5段階のうちの4の評価になっている。(数字が上がるほど刺激が強い)
また四半期に1度、定休日の第一金曜日にはレディースデーが開催されていて、その日は男湯の女湯も女性だけが入れるようになっている。
基本的には左右対称の造りなのだけど、ちょっとずつ温度や違う部分があって、存分に楽しめるのだ。
男湯の熱湯は47℃にもなるけど、入ると気持ちよくてつい浸かってしまう楽しさがある。
炭酸泉は季節のお花のお風呂になっていて、春はバラ風呂になっていて見た目も楽しめるのだ。
春夏秋冬、いつ行ってもたのしいけど、個人的に季節のおすすめは冬から春にかけて。
冬の斉藤湯の浴室は、外気温が低く、浴室が暖かいので湯気で真っ白になっていて、そのほかの季節よりも白い湯気が濃くなっている。
湯気で曇っているので人の出入りも気にならず、不感湯の温度帯の炭酸泉につかりながら高めにつくられている天井を眺めて解放感を堪能するのもいいし、露天のシルキーバスであったまった後に、すぐ近くに置いてあるアディロンダックチェアに座って体を冷まして、またはお湯につかって冬にしかできない外気浴を楽しむのもいい。
浴室に隣同士に配置してある熱湯と水風呂も、冬は外気温の差があって温度の幅が広がるので、いつもより熱く感じる熱湯と冷たく感じる水風呂の交互浴で脳の疲れをとるのもいいし、白湯に入って強力な電気風呂でびりびりやるのも、マッサージバスで疲れをとるのも、どの浴槽に入ってもたのしい。
斉藤湯はまさに”お風呂”というものを計算されつくして造られた銭湯だと思う。
サウナもいいけど、銭湯もいいのよ。
銭湯は銭湯で独特の世界観があって、銭湯巡りも楽しいです。