こんばんは。
Advent Calendar 2022をお読みいただきありがとうございます。
12/1〜12/25まで、全25記事。
自分で言うのもなんですが、めちゃくちゃ頑張ったと思います。
これを書いた理由はいくつかあります。
1つは某抽選に漏れちゃったこと。
今年については媒体のトーンや運営さんからはちょっと嫌われそうな際どいテーマをダメ元で応募していたので、厳しいかな、と思ってはいたのですが。
去年だめで今年だめだったので諦めがついた気がします。
来年からは長い文章を書いてる時間がなさそうなのです。
わかんないけど。
全然。
正直、今年は大々的にアドベントに託けた何かを書こうというつもりは11月の時点でなかったんです。
去年書きたいことは書き切ったし。
ほんとに。
ただ直前にドイツとかチェコとかのクリスマスマーケットの映像を見ていたら、市庁舎とかの建物に巨大なアドベントカレンダーを展示しているのとかがあって、たのしそうだなぁ…!って思っちゃったんですよ。
毎日アップされてたら読む楽しみがあるし、自分が読んでる書き手に書いてもらえたら嬉しいし、1人で書けば打合せもなく自分で一貫してテーマを作れるので、読む人が"めくる楽しみ"も得られるんじゃないかな、って思っちゃったんです。
初めは画像だけでいいかな、って考えてたんだけど、まあ500字くらいならキャプションつけても頑張れるなぁ…って。
結局、1記事平均800〜2000字書くことになったのですが…。
それで11月の半ばから書き始めて、結局12月の頭くらいにようやく25日分書き終わりました。
単純計算で25000字(実際はもっと)。
好きなことだからできるのだけど。
それでも書いてる途中はなんでこんなしんどいことしてるんだ…!
頭悪いのか!(実際あまり賢くはありませんが…)
苦行すぎる!
1円にもならないならいっそやめたっていい!
しんどい!
きつい!
いやでも趣味って往々にしてそういうもんで、お金払ってもやりたいんですよね。
こんなにしんどいのに、ついこういう無駄なことをしてしまうわけです。
それでふと、そういえば2018年にサウナの独りアドベントカレンダーを書いていた方がいらっしゃったな、と思い返して、その事実に励まされて、最後まで書くことができました。
たぶんこれを書いたら読んでくださる方が3人は脳内に思い浮かび、会ったら感想をもらえるだろうなと感じたのも大きかったです。
1人で孤独に書いていたら、とてもかけませんでした。
たまゆら湯 〜 銭湯散歩で湯気三昧 〜のa24さん (id:a24figaro)、湯活のススメのKENKENさん (id:kenichirouk)、府中白糸台日記のふちうサウナさん(id:tsumetaimizuburo)、どうもありがとうございます。
みなさんが読んでくださってるな、というのがなんとなく実感できているおかげで無事に書き終えることができました。
普段は孤高ぶっていますが、別に孤高ぶってるわけではなくて、ただただ人とのコミュニケーション不得意なせいで結果的に1人になっているだけで、承認欲求がゼロなわけでもないので反応0はさすがに堪えるんですよ…。
趣味だし、pvとかあってないようなものみたいな時代が3年くらいは続いていたのでそういう状況にも慣れてはいますが。
読まれていることが実感できる状況だったのは、いろんな意味でありがたかったです。
1人で書くので、どうせ書くならリレーのバトンを繋ぐように、少しずつお店のエピソードの関連性を繋ぐように書こうと思いました。
読んでくださる方や、登場する施設に対してお手紙を書くような感覚でそれぞれの記事を書きました。
サウナ業界は随分変貌したと思います。
もう既にTVだったり雑誌だったりYouTubeだったりそのほかSNSのインフルエンサーを通したりと、たくさんのメディアで人気施設の話は山ほど出ているので、安心して自分が好きな施設を存分に書いた気がします。
人気の施設もそうでない施設も同じトーンで書いたつもりです。
内容は濃くはないですが、薄くもならないように気をつけました。
もうね、人気施設が人気なのは仕方がないのだけど、そうじゃないお気に入りの施設は普段の自分が行くために内緒にしておく段階になっている気がするのです。
そういうのをあまり広げないようにしつつ、でも書きたいなと思った施設をピックアップしました。
毎日アドベントカレンダーを読んでる方が、読んでいる途中の段階で紹介される施設がリレー方式だな、って気づいてもらえたらそれはそれで嬉しいなって。
施設で働いている方たちに直接うかがったことはないのですが(直接やりとりしたことがほとんどないので)、少しずつ共通する何かをつないで次に回していくというのはこういうことなのかな、と書きながら感じました。
今回のカレンダーでは25記事中6記事(Day3:相模健康センター、Day8:北陸健康センターアラピア、Day15:山の湯温泉、Day16:殿上湯、Day17:そしがや温泉21←ここは来年の閉店が宣言されています、Day19:スパリゾートプレジデント)、閉店または閉店予定の施設を取り上げました。
自分がその施設の記憶を残しておきたくて、どうしても書き留めておきたかったのです。
思い返すとまだしんどいと感じる閉店も多いのですが、記憶を胸に刻み、時々引っ張り出して思い出話をしたいと思います。
閉店した施設は知ってる人の記憶にしかないので、たまには語ってもいいのかな、と思うのです。
まだちょっと今年の閉店のお店はしんどいなぁ....
写真はサウナサンの温度計です。
撮影許可をもらっています。
また、企画のスタートとエンドはホームにすると決めていました。
温浴施設の本質というのは、その人が行くホームに全てが詰まっていると思っていて、結局のところ、そこから学ぶことがとても大事だと思っているからです。
でも、それって施設が豊富な首都圏ならではじゃない?
という疑問もあると思います。
そこについては、そういう側面があることも否めないと思っています。
数があるからいろいろ入れて選ぶことができる、という。
生活している人間が多いということや、それにともなって施設がたくさんあるとかという数多い方が強いというそれは、残酷な現実でもあると思います。
派手な施設や、きらきらした施設、全てが最新の設備の施設や、イベントの得意な施設など、集客に特化した施設はいくらでも思い付きます。
今回書いたホームについては、立地の良さというのがあるのは誰もが認めるところだと思うのですが*1、頻繁にメディアに登場するわけでもなく(しなかったわけでもないですが)、でも自分は5年くらい毎日というほど常連にはなれないけど、顔くらいはまあ覚えてもらえているのではないかな、というくらいに通ってきて、どこの施設もが誠実にいろいろなことに対応してきたのを見てきたと思っています。
どういう風にお客さんが変わってきたのかを見ていて、学ぶことが多いのです。
地の利があることはもちろんですが、それに安心せず、変化していくことを恐れない、そして流行りに迎合せずにしなやかに変わっていく姿がどこの施設もほんとうにクールだな、と思っていて、それは決して、数だけのことではないと思っています。
昨今は本当に厳しい環境が続いていますが、だいすきな多くの施設が、しなやかにブームを乗り越え、新しい温浴施設の形に着地するような感じになったらいいな、と思います。
本当にそれぞれの形があって、正解はなくて。
好みにももちろん正解がない。
だからやっぱり最後はきっとどんな形であれ"パッション"なんじゃないかな、とちょっとだけ思ったとします。
パッションは、距離を超えて刺さると思っているし、自分はそれを信じたいです。
それでは、またどこかの温浴施設でお会いできたらいいな、と思います。
よいお年をお迎えください。
i 拝
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よろこびます!
*1:梅の湯についてはそうとも言えない気もしますが、まあでも立地はいいと言わざるを得ないでしょう。