BEFORE DAWN (J-WAVE 81.3)

先月から、BEFORE DAWNという番組を聴いている。

聴いている、といっても、リアルタイムで聴いているわけではなくて、radikoのタイムフリーで聴いているのだ。

後追いできるようになったのはほんとうにいい。

dawnというのは夜明けという意味で、before  dawnと夜明け前ということになる。

まあちょうど宵っぱりが続いているからなんかしっくりくるな。

 

 

自身でも数年前から音声配信を時々しているけど、ラジオはもともと好きだ。

番組構成の好みみたいな観点から言うと、昔から聴いているのはどちらかと言えばFM系*1だけど、学生時代には今でいうオタクのカルチャーにもハマっていた時期があって、その時は深夜にしょっちゅう文化放送TBSラジオを聴いていた。*2

深夜になると遠くの電波も拾いやすくなるのか、気が向いてザッピングするときにざーざー雑音が入っている大阪のMBSラジオなんかもよく聴いた。

学生時代はその延長でラジオのサークルに入って番組をつくったりもした。

 

 

コロナ禍になってからはTVのニュースがしんどくて、TVを消した代わりにEcho dotを購入した。

Echo dotで朝のニュースをきいたり、radikoを流したりして、とどのつまりラジオに回帰した。

耳だけ、っていうのは、ざわざわしているのがあんまりなくて、情報がスーッと入ってくるのがよかった。

緊急事態宣言とかを何とか乗り越えられたのはEcho dotのおかげもあるかもしれない。

でもって購入して3年経つのに今更何言ってんだと思うかもしれないけど、今更ながらEcho dotをBluetooth接続してスピーカー替わりにつかえることを知った。

思ったよりずっと便利じゃん、この人!

 

iixxx.hatenablog.com

 

 

と、まあこんな感じで、ラジオを聴くというカルチャーはもともとあった。

BEFORE DAWNを聴くに至ったのには、いくつかの偶然があった。

ひとつは、真冬の寒波に見舞われるこの時期の睡眠の問題。

この時期は決まって睡眠の状況がすこぶる悪く、今年も例年と変わらず季節が深まるごとに悪化していった。

わたしは決まった季節に睡眠のバランスが崩れる時期があるんだけど、真冬のこの時期はちょうどそれ。

秋の中頃(10月後半くらい)や梅雨真っただ中、4月の春先なんかも気を付けたところで睡眠はあまりよくなくて、最近はもうそういうものだと思っている。

ものすごいだだ崩れさえしなければ30点の睡眠でも可とする、という心持ちで生きることにしてから、それでも随分マシになった。

 

メンタルのバランスを崩したとき、ぼろぼろと砂が崩れ落ちるようにして最後は通院することになったときの恐怖は、未だに覚えている。

あのときは通院することになる2年も前から兆候はあったのだ。

有り体に言えば入眠障害中途覚醒という2つの症状が出ていた。

どう考えても睡眠に問題がある。

仕事のない時間の緊張を解くことが全くできなくて、あまり眠れない日が1年半くらい続いた。

もともとロングスリーパー気味のわたしは、突然起こった人生で初めての「眠れない」という現象に恐怖した。

かろうじて取れる3時間~5時間くらいの薄い睡眠はどんどん自身を不安へ突き落していって、最後は足元がぼろぼろと崩れるようにして、まともな生活を送ることができなくなった。

 

 

話が逸れた。

つまりそんなわけで、さいきん深夜に眠れないときに流れてくるTLをぼーっと眺めていて、BEFORE DAWNと会ったのだった。

そして、私のTLにBEFORE DAWNが流れてきたのは、かなり確率の高い偶然だったと思う。

時々ツイートを眺めている何人かのアカウントがリスナーだったことはずいぶん前から知っていた。

あの人とあの人はリスナーだよな、というのがなんとなくわかるし、たぶん好きそうな気がする、というのがあった。

以前は追っかけていって聴こうと思わなかったけど、なんとなく今聴こうか、と思った。

たまたま、聴いた日のゲストがサウナ好きの間では知られている五箇さんだったということもあるかもしれない。

 

 

それから、ナビゲーターの燃え殻さんのツイート自体も時々RT(リツイート)で流れてきていた。

それもやっぱり、何人か接点のあるFFの方が思い浮かぶ。

時々流れてくるTLの燃え殻さんの関連のツイートを見ていると、水みたいな人だな、と感じていた。

実際、ラジオを聴いてもそんな感じがした。

 

 

うとうとしながら聴いているので、ちゃんと評せるようには聴いていないのだけど、ゲストとのやり取りもいいけど、おたより紹介がいい。

深夜に、この番組に、こういうおたよりがくるの、なんかすごくわかるなあ、と思ってしまう。

おたよりの内容は重たいなと感じるものも多いんだけど、燃え殻さんの”遠くから寄り添う”みたいなスタンスにリスナーはほっとして、安堵しているんじゃないか、と思う。

漠然と感じている曖昧な不安に、輪郭をくれる言葉を伝えてくれている、ような気がした。

いったん受け取って、さらっと流すというか。

近くの人や身近な人をなかなか呼び止めて相談したりみたいなことをするのが難しくて、でもひとりで抱えるのはしんどい。

誰かに荷物をもってほしい、というよりは、持っている荷物の重さを誰かに知ってほしい、みたいな感じのメッセージが多い気がする。

 

取り残されたと思う深夜に、寄り添う、そんな番組だなあ、と思って、番組をBGMにして、うまく眠れはしないけど、うとうとする時間を最近はすごしています。

 

 

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Before Dawn

 

 

 

 

おまけ

全然余談ですが、自身では銭湯やサウナのことをテーマにした音声配信(podcast)やってます。

 

”しんどいときにもだらだら聴ける”

”やっていること邪魔しない”

”夜に寄り添う”

”ながら聞きのおともに”

 

というようなことをモットーに、銭湯とかサウナについてだらだらはなしていますので、気が向いたら聴いてみてください。

SpotifyGoogleAppleAmazonなどの各種podcastで聴けます。

 

radiotalk.jp

 

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*1:FMYokohamaが好きで一時期けっこう聴いていたと思う。

*2:深夜は毎日どこかしらの局で声優のラジオを放送していた時代があるのです。