少し前に、ガールズトークで結婚式の話になった。
もうお互い結婚していて、式にも出ているので、まあ結婚式って準備とか大変だったよね、というアフタートーク的なやつだ。
そのときに話していたら、実は結構めずらしい(?)経験なのではないかということに行き着いたので、誰かの今後の参考になることもあるかなあ....と思い、思い出したあれこれを書こうと思います。
相方と私の結婚式は、ごく親しい身内と友人だけで海外挙式&パーティーにしたのですが(そっちは最近だと一般的かな?)、実はその前に、教会で結婚式をしました。
相方と私のあいだでは当初話した時に特にする予定はなかったのだけど、さまざまな事情を考慮した結果、家族だけの教会結婚式をすることを選択。*1
相方がクリスチャンだったためである。
とは言っても、相方自身はかなりゆるく、相方の両親もきっちりかっちりしているタイプではない。
会話をしていると、ときどき、なんとなく考え方のベースにはキリスト教っぽい考え方があるな〜と思うことがあるくらいの感じだ。
正直、私はどっちでもよかったので(特に何かを強要されたわけでもなかったし)、まあなんかひっかかるんならやっとくか、くらいの......相変わらずゆるい感じだったのだが。
そんな感じで挙式だけしたのだが、思ったよりも準備やその他諸々は大変だった。*2
っていうか、私、全然しきたり的なこととか暗黙の了解とか知らないからね!
とは言え、最近では結構「クリスチャンじゃないけど結婚式を教会でしたい!」ニーズがあるらしく、教会側も慣れているみたいで*3、実際には暗黙知的なものを知らなくて困ったことはなかった。
なぜ教会結婚式が大変かと言うと.....。
細々した手配を全部自分でやらなければいけないから、なのです。
逆に言うと、教会結婚式は自分で組み立てる分、かなりアレンジききます。*4
なのでアレコレ自分で決めてやりたい人にはいいかもしれない。
普通の結婚式(いわゆるホテルウエディングやゲストハウスウエディング、レストランウエディングなど)では、基本的に挙式+披露宴がセットになって、業者が入ってアレコレやってくれるので、いくつかの選択肢の中から選べるけど、自由にアレコレ持ってくる、というのは難しい。
ただ、当然プロのプランナーが入ってくれるので、よくも悪くも「次はこれをやる」ということが明確に示され、きちんと準備が進みます。
こだわりが強いと予算との兼ね合いになるだろうし、あまりそういうのがなければプロに任せておけばちゃんとなるようになる。(らしい。)
最近は教会で挙式をして、披露宴は教会から近いところのホテルやレストラン、というのが教会結婚式をする多いパターンだと思う。
参考までに、教会結婚式をアレンジしてくれる会社もある。
これあったらラクだったわ......。
教会の近くのホテルやレストランは、おそらくそういう相談が多く慣れていると思うので、披露宴を開催する場合にはそっちのプランナーにいろいろ相談するとかなりラクに挙式の準備もできると思うので(ドレスやメイクやカメラマンの手配は省けるはず)、教会結婚式を検討しているカップルはそっちに相談を持ち込むのも手かなと思う。
もちろん、教会にいろいろ問い合わせる必要はあるけど。
ところで、それで、でも結婚式は自分でアレコレやりたい!(けど何をしたらいいのかいまいちわからない)という人向けに。
参考までに私が準備したことを書き出します。
- ヘアメイクとアテンド、および着替え場所の確保(ものすごくインターネットを駆使して、教会の地元のブライダルサロンを探し出しました!)
- ドレスとタキシードのレンタル
- カメラマンの手配(教会によっては専属カメラマンじゃないとダメなところも。あるいは紹介してくれるケースもあります。実際に、入っていい場所悪い場所や結婚式の様々なルールがあるので、紹介された業者さんにお願いするのがベターだと思います。専属でない場合は、教会結婚式に慣れてるカメラマンにお願いした方が無難。)
- ブーケ&ブートニアの手配(ヘアメイクのサロンが決まったので、同じく地元のお花屋さんにお願いしました。)
- 招待状の準備および印刷&発送(致し方ないので、amazonで招待状キットを買ってDIY!実家のプリンターでせっせと印刷しました。切手は郵便局で慶次用というと専用の切手を出してくれます。)
- ブライダルエステ(背中の出るドレスの場合、シェービングはしておいた方がベター。あと、化粧のりが良くなるので、やった方が気が済む。)
- ネイル(普段行きつけのサロンがあればそこで。まあ、これはホットペッパーとかで検索すると出てくるのでそんなに難しくない気がする。)
- タクシーの手配(教会から駅までの帰りのタクシーの手配。駅から近いといいんだけど、そうでなければ要手配。)
ー・ー・ー・ー・ー・ー(以下利用したところを参考までに)
ヘアメイクサロン:オフィスメイプル
ドレス&タキシード:ウェディングドレスレンタルの東京ドレスレビュー
写真:山田写真館
ブーケ&ブートニア:横浜・元町の花屋【モトマチフローリスト】
結婚式招待状: Amazon
ネイル:新宿・銀座の大人ジェルネイルサロン|ネイルサロンブリスト
ー・ー・ー・ー・ー・ー(その他参照)
準備の時間があれば、ペーパーアイテムはデザインだけ作って印刷はお願いする、なんてこともできる♡♡
種類が豊富で選ぶのが楽しい。
海外挙式の時は、ここのペーパーアイテム使いました。印刷は間に合わなくて自分でやったけどね!Do It Yourself......。
ここのカメラマンさんのblog好きです。
時間と予算に余裕があったらお願いしたかったな〜、と思う素敵な写真が多いです。
あ。
自分がお願いしたところのカメラマンさんもとても素敵な方で、写真もとっても満足してます♡
教会結婚式のその他のポイントとしてあるのが、「結婚講座」を受けることがmustである、ということ。
相方と私も直前の期間は教会に通って結婚講座を受けたのですが、かなり良かったです。
というのは、通常の結婚式って、普段の生活で結婚について考える機会ってほとんどないまま、
好きだから(あるいは、条件があってお互い納得できたから)お付き合いをして、
カップル同士の日常の会話からお互いの価値観を推測して、
相互の両親と会ってみてどんな人たちなのかな?と確認して、
やっぱりいいなと思ってプロポーズがあって、
結婚式の準備でガンガン喧嘩になりながらも(ならないカップルももちろんいる)、
当日の結婚式を迎える、
という流れが割と一般的かなぁと思います。
結構”なんとなく”合うからまあいっか、みたいな感じで、具体的にお金の話や作っていく家庭の話や子供の話やそれに付随する教育方針みたいなことって、あまり話さない(あるいは暗黙の了解として扱っている)気がする。
その辺りのことを、結婚講座では
”そもそも「結婚」とはなんぞや?”
というところから始まり、
あなたでどんな人?みたいなことや、どんな家庭を作っていくのか?とか、その他もろもろの付き合っているときにはなあなあで済ませていた部分を、パートナーとのブレストで、考え方をぶつけ合って価値観の擦り合わせをしていくので、私はかなりたのしかったです。(←そういうの好きだから。)
みんな気楽に受けたらいいのに、と思ったくらい。(あまり機会はないと思うけど...)
教会結婚式って、あまりネットとか既存の媒体に何をしなければいけないとかってことが書いてなくて、しかもやったことある人が身近にいないとどうしたらいいのかがかなり手探りで、結構大変だったので、とりあえずこんなんだったよ!というのをまとめてみました。
実際には、教会ごとにスタンスが違うので、わからないことはとりあえず教会に問い合わせてみるのがベストかな、と思います。
余談ですが、すごく頑張って探し出したヘアサロンは、地元でやっているだけあって、かなり教会結婚式に詳しかったです。
偶然ですが、アテンドについてくれた方とカメラマンの方も顔見知りのようで(地元の業界って狭いんですね!)、連携もスームズでした。
私はこれ以上DIYしている時間がなかったのでやりませんでしたが、式次第も自分でアレンジできたり(教会チェックはあったはずだけど)、 フラワーシャワーなどもできたりするので(もちろん教会によりけり+当日の天気に左右される)、かなり自由にアレンジできるので、思い出に残る結婚式になると思います。
教会だからといってあまり気負わなくてもいいとは思うけど、覚えておいた方がいいのは、営利目的ではないということ。
あとは、当たり前ですが、礼節をもって接すること。
以上の2点を踏まえておけば、必要以上に怖がることはないのかな、と思います。
私は教会結婚式をやってよかったな、と思っています。
このエントリーが、困っている人にも届いたらいいな、と思います。
*1:元々は両親だけにしようと思っていたのだが、証人が必要なことがわかったため兄弟をよんだ。なお、教会の結婚式は本来は誰でも出入り自由である。
*2:今考えれば、仕事辞めてたからできたけど、働いてたら絶対ムリ!
*3:教会ごとにスタンスが異なる。私たちが挙式したところはかなりオープンかつ様々なことが緩やかに運用されていた。わからないことなどは都度都度教会に問い合わせると丁寧に対応してくれる。なお、教会のオープン度合いはある程度ネットを見るとわかると思う。ネットに出てくるところは信徒以外の結婚式に対して寛容なケースが多いと思われる。
*4:制限される部分も出てきますが、かなり私は自由にやれました。