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クリスマスからの逃亡。
あぁ、今年もこの季節がやってきた。
自慢じゃないけど、私はクリスマスが死ぬほど嫌いだ。
そんな人は、実は結構世の中にはいるんじゃないかと最近は思う。
リア充爆発しろ、とまでは言わないけど、街中の浮かれた感じが昔からあまり好きじゃなかった。
クリスマスが嫌いなのは、過去に充実したクリスマスを過ごせなかったからか、リア充じゃなかったからか。
とにかく毎年、街中のクリスマスの雰囲気から逃亡するために、いろんなことをやった。
ダイエット、BFとのデート(それでも当日は会いたくなかったから会わなかった。)、よもぎ蒸し、引きこもり、読書、掃除、仕事、忘年会、女子会・・・etc
あるところから、ふと気がついて。
もう2度と、寂しいと思うクリスマスをおくらないために、徹底的に寂しいと思う孤独なクリスマスを過ごすことにした。
そんなクリスマスを3、4年くらい、続けただろうか。
母や弟にこの時期に(いいお年頃なのに)シングルなのを馬鹿にされながらも、半ば意地のようにそんなことを続けた。
そうしたら、少し流れが変わってきて。
去年、今年と、割といい感じになってきている。
徹底的に『孤独で、寂しい』をやる。
そうしたら、そこから抜け出す手段を本能的に考えるはずだから。
そんな風に、考えていたけど。
今からすると、案外、その経験は悪くなかったのかもしれない。
新しいことを見つける、準備期間。
たまには、あってもいい。
かも。
つらいけど。