文学フリマ東京37

遅ればせながら、文学フリマ37のこと。

 

 

正直、11月は体調の諸事情でもうどのくらい自分が動けるのかわからない状況になっていまして、文学フリマが開催されることはTLで見ていたのだけど実際行けるかどうかはもう当日にならないとわからないなー、というくらいの感じでした。

とはいえ、前週には散歩がてらと言いながら、弦巻秋祭りにお邪魔して会いたい人に会いに行ったりしていたので、意外といけるかも?という感じもあったのだけど。

ここのところは、もう暫くあちこち動くのも厳しくなりそうなので行けるところには行ってこようみたいな気持ちもあって、普段だったらちょっと遠慮しておこうみたいな気持ちが働くところも積極的に動いている。

まあしかし疲れるのは、ちょっと疲れます。

 

 

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今回の文学フリマは、東京では無料で入場できるのが最後になるようで、会場は人、人、人....

前回もそうだったけど、すごい人出でした。

今回は目当ての出展者がいるかというと、2,3か所行ってみたいと思うブースがあったり、銭湯友達が出しているブースに顔を出しに行こうかな、と思ったくらいでゆるく回ろう、という感じで。

 

 

文フリ見てると、出版の個人化の波を感じます。

とにかく、”自分の本を作りたい”人がひと昔前に比べると圧倒的に増えたな、と感じます。

漫画やコミック、イラスト、アートなどはコミケもあって、元々そういう方向が盛んだったと言えば盛んだったと思うけど、文学はそこまで盛り上がってたような感じはしなくて、同人誌の1ジャンルの枠を超えてくることはなかったように記憶しているので、これはここ10年くらいの傾向なのかなと思います。

noteやtwitterなどのSNSの隆盛とともに、個人が表現したり販売したりすることの敷居が下がったことや、コロナ禍の巣ごもり需要を経て同人誌やZINEやグッズなどの制作費用がお手軽になったこともあるのだろうな。

とにかく圧倒的に自分の本を作りたい人が増えたんだな、という熱を感じました。

当然、本を作りたい人は本をよく読む人でもあるので、最近の文学フリマの盛り上がりはそういった人達の情熱に支えられているような気がします。

文フリ、めちゃくちゃインターネットでよく見かける有名ライターさん達がブースを出してるので、ネットライターの集合場所みたいな感じになっているような。

 


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今回お邪魔した銭湯友達の出しているブース、ゆないと!では既刊のZINE2誌(お風呂と推しごとvol1,vol2)の他に、東京浴場組合の季節誌1010や皆様石鹸などを販売していました。

既刊の2冊は手元に持っているので、今回は季節誌1010をいただいてきました。

この冊子時々読むのだけど、東京の銭湯の今が分かって面白いんですよ。

冊子を読んでいると、都内の銭湯はリニューアル銭湯もかなり増えてきて、今までとははまた違う新しい付加価値を生み出そうとしていることがよくわかります。

 

 

お風呂と推しごとは今の流行とは一線を画していて、純粋にそれぞれの著者が好きだと思った銭湯がたくさん登場する冊子なので、機会があったらぜひ手に取ってみてください。

 

iixxx.hatenablog.com



 

 

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今回はゆないと!ブースの2つ隣で出展されてた、アイさんの本をGETしました。

実は今のtwitterアカウント@i_as_37to1010を始めて、銭湯に行き始めて少し経過した2018年頃からフォローしているアイさん。

写真やpostに独特の雰囲気があって、時々上がってくるごはんの写真が美味しそうだな~、と思って見ていて。

最近は谷中の小さな本屋さんgururiさんのフリーペーパーにエッセイを掲載されたりしていて、時々お買いものをしに行きがてらフリーペーパーをいただきに行っていました。

ゆないと!の銭湯友達がアイさんともお知り合いだったので、図々しくも紹介してもらっちゃいました。

なかなかオフラインでご挨拶できる機会もないので、ありがたいです。

ゆっくり読もうと思います。

 

 

 

 

 

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もう1冊は、わりと昔から読んでるブロガーの方のブースで購入したもの。

自分はいくつか商業的でない女性のブログを愛読しているのだけど、それはなんていうか、みんながみんなめちゃくちゃすごい人生を送っているわけじゃなくて、同じように悩んでいたり、環境に翻弄されたりしながら人生をやっている断片を読めるとちょっとほっとするというのがあって。

なんていうか、そういうブログにたまに励まされることがあるな、と感じています。

そこがブログの好きなところ。

 

 

ただ、実際ブースに顔を出すとなると、いやそもそも顔を出していいのか?とか、声をかけていいのだろうか?とかいろいろ考えたりしちゃうのですが、この機会を逃したらもうこういうこともないだろうな、と思って、思い切ってお邪魔してきてよかったと思います。

 

 

 

 

 

 

はてなブログで募集していた文学フリマ本配布本の「書く理由」に応募していて、てっきり落ちたと思っていたのですが、実は後から掲載されていたことを知りました。

PDFいただきました!

ありがとうございます。

配布本はすでに終了していたのですが、はてなのブースにお邪魔してステッカーとペーパーをいただきました。

 

 

PDFで読んだら掲載されていたエントリーはみんなちょっとずつ書いていることの雰囲気が似ていて、私は今までずっと1人でだらだらはてなで長いこと孤独にブログを書いていたと思っていたんですけど、同じようにその時代の空気を感じたり眺めたりしながら、メインストリームにのらずに書いていた人がたくさんいて、なんか少し不思議な気持ちになりました。

みたことも会ったこともないけど、ゆるやかにあの時代の空気を知っている人とふわふわ繋がっているような、そんな感じ。

 

掲載されたのはこのエントリーです。

iixxx.hatenablog.com

 

 

 

 

blog.hatenablog.com