子を産みました

ひさしぶりのエントリーになりました。

近況を書くと表題の通り、去年の12月に子を産みました。

出産前後は想定外のことがいくつか発生して、教科書通りの出産とはいかずなかなか大変だったんですが、幸いなことに母子ともに健康で予定通りに病院を退院できました。

自分の人生はこういう節目の時にあんまりすんなり行ったことがないので、想定外のことが発生するのが常だしな、くらいの心持ちではあったのですが案の定…という感じです。

思えば大学の入学式の時も結婚の時も父方と母方の祖父が亡くなってばたばたしながらイベントをやってきたので、今回も何かあっても不思議はないなと思っていました。

ここまでくると自分はそういう人生のリズムの持ち主なんだろう、ということである程度諦めもあった気がします。

 

 

実は出産予定日1月半前に、父が2度ほど手術をしていました。

夏にコロナにかかってから調子が悪かったので総合病院で診てもらったら手術することになった、という話を聞いたのは手術の直前で、本人曰く大したことないから心配いらないと伝えられたのだけど、手術の内容を鑑みれば既往歴に脳卒中があるのでそんな軽症で済んでいるはずはなく、今度こそ死ぬかもしれないなと心のどこかで覚悟はしました。

14年前に脳卒中で倒れて命拾いしたことを考えれば十分長く生きてもらってるけど、ここまできたらせめて孫には会っていってほしい、とは思ったのだけど。

正直ここ1、2年くらいの父の働き方や身体の動きを見ていて、次に何かあったら今度こそほんとに死ぬかもしれないしその日はそう遠くないかもしれないと感じることが多かったです。

長いこと子を作ることを否定し迷い続けてきたわたしが子をつくる覚悟を決めた理由のひとつは、もし悩んだ末に子を作ることがあるのであれば父に会ってほしいと思い、その残り時間がそんなに長くないかもしれないと考えたことも入っていました。

幸いなことにわたしの心配は杞憂に終わり、2度の手術はうまくいって父は再び回復し、無事に孫とも会えて抱っこしてもらえました。

本人は昔から長生きしたい志向はなさそうでしたが、不自由な部分を抱えながらもそれなりにしぶとく健康でいてくれることは子からするとありがたいことです。

まだこれからベビに手がかかるから、できればもう少し長生きしてほしい。

 

 

出産後に退院して自宅に帰ってきてからは、クリスマス、お正月と華やかなイベントがあり、バタバタと日々の生活を送っているうちに1ヶ月経ちました。

ベビとの生活は慣れないことばかりで今は毎日いっぱいいっぱいです。

ダリンにとっては待ちに待った第一子だったので、顔が変わっていく新生児期の産後1ヶ月にわたしが実家に帰ってしまうと毎日会えないのは寂しいだろう、またベビはダリンと一緒にいた方が良いだろう、という実母とわたしの判断によって里帰りはしなかったので、2週間の育休を取りお正月の休みを合わせて1ヶ月弱家にいて育児に全力投球したダリンと2人でばたばたと暮らしています。

正直大変すぎます!

先人たちみんなすごいね!

もう少し落ち着いてきたら、生活の隙間を狙って夜な夜なサウナか銭湯くらいには出かけたいと思っています。

 

 

 

2023年は例年に比べると比較的ブログエントリーの数が少なかったのは、妊娠していて表に出せることがあまりなかったからでした。

花展直後に妊娠が発覚して以降、春はほとんど安静にすることに重きをおいて布団で大人しくしており(そう言いながらベルーナドームに野球を観をに行ったりしてましたが)、安定期に入ってから少しずつ出かけられる範囲で出かけるようになっていました。

年齢も年齢なこともあり、出産がどうなるかわからない部分も多分にあったため、妊娠のお知らせはリアルで会った友人知人のみにとどめていました。

 

 

思い返すと妊娠出産の日々は戸惑いの連続で、毎日生きることに一生懸命だった気がします。

うつが寛解してからもずっと睡眠力が弱かったのですが、妊娠中は10年ぶりに熟睡しました。

ホルモン凄い。

 

 

このブログを長く読まれている方はご存知の通り、わたしは20代の頃から妊娠、出産については何度も思い悩み、その結果やはり自分には無理だろう、また向いていないだろうと結論づけるのを繰り返してきました。

それを一転して出産する方向に方針転換したのには葛藤がいろいろあったのですが、そのあたりのことは非常にプライベートなことになるので、新しい試みとしてメンバーシップ制と買切りを併用した有料記事としてアップしようかと考えています。

併せて、妊娠中こつこつ書きためていたたわいもない日記も上記と同じ形で週1更新くらいでアップできたらいいな、と思っています。

もし読んでもらえたら、とてもうれしく思います。

もしかしたら妊娠の日記はZINEのような形で本にするかもしれないけど、それはちょっといつになるかわからないので…

通常のブログエントリーは引き続き時間があるときに更新していく予定です。

そんなわけでこれからもどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

わたしは妊娠/出産について長いこと悩んでいた時に、先人たちがどのように考えてどう生きてきたかを書いてあるブログや日記の文章に随分助けられてきたと思います。

自分の文章も同じように悩んでいる人に届いて、ひとつの事例として参考になることがあったらいいな。

緩いシスターフッドのようなものになったらいいなという願いを込めて。

 

 

過去にもがきながら定期的に書いてきた出産にまつわるエントリーを下にまとめておきます。

2014年の記事ははてなで書き始める前なのでだいぶ文章のトーンが異なりますが、それも長く書いているからこそ出せる味ということで....

 

 

 

2014年

iixxx.hatenablog.com

 

 

2016年

iixxx.hatenablog.com

 

 

2017年

iixxx.hatenablog.com

 

 

2020年

iixxx.hatenablog.com

 

f:id:iixxx:20240119151227j:image

 

 

 

 

wishlist載せておきます

ほしいものリスト