住む場所へのこだわり

SUUMOタウンの街の記事が好きだ。

 

 

朝起きると時間を持て余して、散歩に出かけたりwiiマリオカートをやったりツムツムや黒猫のウィズなどのスマホゲームをしている以外ではネットで記事を読んでいることが多い。

(専業主婦になってから大学時代の廃人のような生活をしているのでそろそろあらためようとは思っている。)

かといって、1日ブログを書くのも正直つらいものがあるから、私はブロガーに向いていないという過去に何度もだした何度めかの結論(何度めかは忘れた。)を出している。

読むのはいいけど、書くのはな.....。

嫌ではないが時間はかかる。

となると、手軽に読める方にばっかり行くのだが、ここのところは自分にとって心地よい文章を読み尽くした感じがあって、あまり好みの文章に行き当たらない。

なので、致し方なく自分好みの文章を自分で書いている、ような気がする。

 

ネットの文章にも疲れてきたので、ここのところは本屋や図書館をうろうろしていることも多いのだけど、 本を1冊読むのは長いので疲れる。

ここ数年で短い文章に慣れてしまったせいだろう。

パラパラめくり読みをして本棚に戻してしまうことが以前より増えた。

買って家でペラペラめくるものといえば、もっぱらたまに買うELLEやVOGUEといったファッション誌くらいかもしれない。

 

 

・・・という中で見つけたSUUMOタウンの記事は、書いている人がすごく上手な人が多いのと、大好きな東京の様々な街を切り取った記事が多いのとで、最近のヒットだ。

phaさんの京都の記事や、ヨッピーさんの上野の記事はすごくノスタルジックで情景や心情が浮かんでくるような文章で、一気に引き込まれてしまった。

感想とは全然関係ないのだけど、京都と上野の駅は似ている気がする。

と、おととい上野を散歩していて思った。

ターミナル駅で遠方への窓口的な駅で、たくさんの人の旅立ちや到着を見届けてきた駅だからだろうか。

 

suumo.jp

 

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他にも、東京の街がいろいろな角度から切り取られている記事がたくさんあって、かなり読み応えがあるサイトになっている。

他にも月島の街の記事が、「3月のライオン」の月島の風景描写の話を書いていて、あぁ同じこと思う人がいるんだな。と思って読んでいた。

 

suumo.jp

 

京都はもともと好きな街だし、上野や月島は大人になってからちょくちょく訪れる不思議な魅力のある街だ。

上野に関しては散歩がてら出かけられる気軽な距離に引っ越してきたからか、最近身近な街になった。

 

 

街歩きが比較的好きな私は、住む場所について猛烈なこだわりがある。

横浜の新しく作られた郊外の街と下町のミックスしたところに住み、地盤沈下をしていく街を眺めつつ*1、学校生活では東京カルチャーを浴びて育ったせいで東京に憧れを持っていたからかもしれない。

 

 

大学に行くなり就職するなりした段階でとっとと地元を脱出すればよかったものを、持ち前の度胸のなさと金銭的なことを言い訳にして、結局結婚するまで家を出なかったので余計に東京への憧れを拗らせた。

 

 

籍を入れて転がり込んだのは、相方のもともと住んでいたワンルームマンションだった。

東京の下町カルチャーが色濃く残る地域で、住んでいる人たちは独身サラリーマンや若いカップル、ファミリー、高齢夫婦、自営業の気のいいおっちゃんやおばちゃん、何をしているのかわからない人が昼間から呑んでいたりする街で、よく言えば懐の深い街、悪く言えばクリーンなイメージに欠ける街、といった感じだった。

その頃、私はちょうどうつ明けで復職してようやっと4ヶ月くらい経ったところで、調子はそこそこ低調という感じだったのだけども、住んでいた街がよかったのか、自分を追い詰めていた時期に比べると随分気楽に生活できていた。

難点と言えば、部屋が汚くて掃除ができない(相方の元々の荷物がありすぎて)ことが原因で元気とやる気はどんどんなくなったけど、テキトーに生きていいんだなということが実感できる街だったので本当に助かったと思う。

 

 

掃除ができる部屋に住みたいーーーーー。

 

その一念で相方に文句を言い続け*2、とうとう説得に成功し(私の文句を聞き続けるのに飽きただけかも?)引っ越すことが決まった。

次の住む場所を選ぶにあたって考えたことは、

  • 都内
  • 交通の便が良い
  • 散歩が楽しい街
  • 住んでいる人にそこそこ多様性がある
  • キラキラしていなくて地に足がついた感じのところ
  • 繁華街に電車1本で行ける
  • うるさすぎず静かすぎず
  • 空気が軽い街
  • 水辺から距離がある街

ということであった。*3

ここ数年、私の人生が慌ただしかったので、とにかく少し腰を据えて落ち着いて暮らしたかったのだ。

家賃を考えた時の経済力との兼ね合いもある。

 

 

相方の意見もきき、いくつか候補を考えて何度か議論すると、ぴったりの場所が浮かび上がってきた。

但し、少々平均的な家賃が高いことを除いては。

議論していてもまあしょうがないので、思い立って2人で街を見に行った。

すると、ちょうど運良く思っていたくらいの予算の範囲で借りられる部屋が見つかり、そのまま契約して引っ越してきたのが今の場所だ。

 

 

引っ越してきて半年。

思っていた以上に暮らしやすくて今の街を気に入っている。

交通の便がいいからか、けっこう頻繁に友人たちの来客があってたのしい。*4

働き始めて元気になったら意見は変わるかもしれないけど、当面、便利で気楽なこの場所で生活をつくっていくのだろう。

 

 

そのうちSUUMOタウンにこの街のエントリーがあがってくるのを楽しみにしている。 

きっとあがってくると思うんだけどな。

*1:感覚的に言うと、センター北やあざみ野を抱える都筑区青葉区港北区の北側の区と二俣川湘南台にかけた泉区や上大岡を抱える港南区とその近辺の戸塚区といった南側の区しか横浜には元気な街がなく、相対的に地盤沈下していると思う。西区中区神奈川区あたりは踏ん張っている感じもあるけど。

*2:相方は荷物が多くて引っ越すのが大変なのが目に見えていたので、引っ越しに対する腰は重かった。結婚式の準備で忙しかったこともある。 

*3:結構めんどくさい条件が多いな。

*4:最近居酒屋ちっくなホームパーティーを開くのに慣れたのと、料理のりの字も知らなかった相方もホストの役目を果たそうといろいろ作ってくれたりする。だし巻きとか。