Day11、春日井温泉。
東海地方ということで、静岡から愛知へ。
噂をたくさん聞いていた。
愛知の銭湯に行くなら、ここはいいよって。
大体自分の動く時の頼りにしているのは9割がオンオフ問わない口コミだけど、オフラインで会った人の口コミを基本的に参考にしている。
それでやってきたのが、春日井温泉。
昔、名古屋に来ていた時はもっぱら東山線と桜通線ばかり乗っていたので、この街でJRに乗るのは鰻を食べようと思って金山で降り立った時以来だ。
"名古屋に寄るついでに、うなぎ食べに行こうかなって思うんだけど、おすすめのお店ある?"
おすすめのお店を聞きたかっただけだったんだけど、聞いた相手が現地に来てアテンドしてくれるというのでまあいいか、と待ち合わせをしてうなぎを食べに行ったのが懐かしい。(これはデート)
9月の照りつけるお日様が容赦なくコンクリートを照らす。
汗をダラダラ流しながら春日井駅から歩いて10分も歩かないくらいの距離に、春日井温泉はあった。
平日の昼間だというのに、女湯のサウナは地元のマダムたちでいっぱいだった。
関西の言葉にも近いけどそれとはやはり違う、愛知特有のアクセントが飛び交う。
愛知県出身の知り合いがそういえばそんな言葉を使っていたな、となつかしく思いながら、ボナサウナの熱を楽しむ。
水風呂は、20℃と15℃の2種類。
どちらも掛け流し。
冷冷浴ができる。
少しトロッとしたやわらかい水は、名古屋周辺の銭湯の特徴的な水質。
今まででいちばんやわらかい、と思う。
よく考えれば木曽三川が流れ込む街の水風呂が悪いわけがないのだけど。
広くて、白湯も心地よい。
サウナは3種類、水風呂が2種類。
だけど銭湯料金。
通常の入浴料金460円にサウナ料金120円を追加した580円。
それにバスタオルが1枚つくのは愛知式?
いや、この金額でこれ入れるのか…!
そりゃ、これはみんなお薦めしてくれるよね、と妙に納得してしまった。
下足箱のカギがかわいい。