Day22は、ファンタジーサウナ&スパおふろの国。
ニューウイングとは"青"つながり。
イメージカラーが"青"の温浴施設といえばニューウイングとスカイスパとここかな、って思う。*1*2
ふろ国には青が似合う、といつも思う。
ふろ国にはじめてきたのは2019年だった。
2017年から銭湯を中心に巡っていた私が、銭湯ばかりじゃなくてサウナも入ってみようかとちょこちょこサウナ巡りを始めたあたりで入りにきたのだった。
この頃入っていたところで、今でも定期的に入っているのがロスコと草加とふろ国だ。
その頃のサウナの盛り上がりはここまで熱狂的ではなくて、静かに火が広がっていく途中だったと思う。
ふろ国のサウナはめちゃくちゃ熱いのにとりわけ女性サウナにお客さんが来ない、という嘆きのツイートを時々見かけた気がする。
確かに自分が行ってたときにはサウナーらしき人を見かけなかった。
外気浴のイスで寝っ転がっていたのは自分だけか、ほかにせいぜい1人2人で、椅子が結構余っていて、ここの外気浴はいいのに勿体無いなぁ、なんて思っていたのだが、先日"空き椅子"がないというシーンに遭遇して、とうとうブームはふろ国まで到達したんだなと感慨深かった。
ふろ国の外気浴スペースは女性側の方が広いのだ。
こっちが川側を向いてるからかもしれないけど。
女子の浴室が優遇されてる施設はあまり見かけないので、イベントで両方の浴室に入って見たときに、ふろ国の女性への優しさを見た気がする。
男性の高温サウナとイズネスサウナ、女性の高温サウナと塩サウナとアロマサウナに入ってみて、少し前までは男性いいな、と思っていたけど、入った後は女性の方がいいような気がした。
ふろ国の熱波をあまりちゃんと考えたことがなかったんだけど、よく考えたら遠赤外線ストーブのところで熱した石を持ち込んでそこにお湯をかけて蒸気を発生させる原始的なロウリュって他では受けられない。
この前はなこさんが口上で話していたけど、普通はストーブとロウリュって一体化しているから、温度が下がったら温度上げるように頑張るし、熱くなったらそのままが基本だと思うんだけど、ストーブとストーンが分離してるから、蒸気が上がって熱くなってるのにさらにストーブが頑張って熱くするとかよく考えたらなかなかない環境だなぁ…
最近は宮川はなこさんを始めふろ国の女性熱波師も増え、大阪のなにけん*3を始め全国のあちこちに時々出張熱波に出掛けて行ったり、ふろ国のリラクゼーションスペース「ケアケア」の店長の大西一郎さん*4の出張歌謡ショーが開催されたり、ここの所属の熱波師さんたちとプラスアルファの方たちはそれぞれ大活躍している。
少し前までは井上勝正さんのワンマンチームっぽいイメージがあったから*5、すごい変化だなと思う。
いつ行っても確かに井上さんはいつも入口にいらした気がする。
たまに平日に行くといない時もあるし、最近は見かけないことも多いけど、この頃はいつも入口らへんにどーんと立っていらして、見かける度に圧倒されて*6、なんとなく遠巻きに眺めながら「普通の温浴客です」という顔をしてしれっと浴室に向かっていた。
それもなんだか懐かしいな。
最近はちょくちょく井上さんを見かけて忙しくしてなさそうな時には挨拶しているけど、ビビらなくなったの実際に熱波を受けてみてやっぱり井上さんの熱波すごいな…!と思ったからだと思う。*7
熱波道はショーも含むアウフグースに通じる基礎になる何かがあると思っていて*8、それはもともと井上さんがプロレスラーであり、"ショービズ"というものを理解しているからというのもあるのかもしれないけど、"道"とつくからには形があって、形を覚えていくうちにそれらの周辺についての理解が深まるような設計になりつつあるのかもしれない。
確かに今思い返せば、はなこさんの熱波も眞白ちゃんの熱波も"守破離"を爆速で走っていってるような感じがする。
初めて受けた時は2人とも形を覚えているところだったけど、その後だんだんそこから離れていって、いわゆる自分の形というものを作っていったように思う。
だから初めて受けた時にはちょっと似たような印象を受けた2人の熱波は、今や全く違うものになっていて、ついてるお客さんも違ったりする。
これはカキカラ定食
ふろ国の揚げ物はファンが多いだけあってほんとに美味しい
そうやってどんどん変わっていくふろ国は、やっぱりおもしろくて見ていて妙なクセになる。
子どもも熱波やアウフグースを受けられるのは、今やここと湯らっくすだけらしい。*9
ほかだとたぶんテントサウナくらいしかないから、お子さまと一緒に楽しみたいサウナ好きには現状の"サウナは大人の空間"っていうのけっこう弊害も大きいんじゃないかな、と思ってる。(見えてこないだけで)
この前ちびっ子たちがサウナを楽しんでる姿を見て、こういうのって原風景だし、小さい頃から入ってると心に残ることもあるよねって思った。*10
ラクーアみたいな、元々入場に年齢制限をかけてるような施設以外は特に。
自分もブームになる前はサウナくらいは"大人の空間"にしておいてほしいと思う派だったんだけど、そういう空間が増えすぎてくるとちょっと現状は心配にもなってしまう。
さまざまな年齢の人間がサウナに入る風景がもともとある施設なので、そういうのも大事にしてほしいな、と思った。*11
ここに登場した方々のsnsを書き出したけど、多い上に濃いな。
これがふろ国っぽさだな、と思わず思ってしまった。
サウナそのもの、井上勝正さん
1度は井上さんの熱波、受けてみるといいですよ。
世界が変わります。
わたしは勝正さん熱波のbefore/afterでサウナに対する感覚がだいぶ変わりました。
*1:ちなみに自分の中ではイメージカラーが"赤"の施設は北欧と湯の泉グループです。外観とか看板かなぁ。かるまるは黒、レインボーは黄色、マルシンはピンクで東京の人気施設でレンジャーカラー揃いますね。
*2:横浜市のシンボルカラーは青なので、スカイスパとふろ国に青のイメージがあるのはそういう印象に引っ張られてるのかもしれません。イメージカラー、意外と効くんですよね。
*3:なにわ健康センター
*4:余談だけど、このお店の大西一郎さんの前任店長は五塔熱子さんである。
*5:実際にはそういうわけでもなくて色んな人が入れ替わり立ち替わり熱波師をやっていたのだけど、ふろ国といったら"井上勝正"というイメージはあったと思う。
*6:圧倒されるのは今も変わらない。
*7:合計したら20回くらいは訪問してると思うけど、店長の林さんには1回しか会ったことがない。
*8:自分では言語化できないのでできる人がいたらしてほしい。
*9:そういう文化はふろ国は女湯にしか残ってないかも。混雑の問題との兼ね合いの有料化の結果でもあるのだけど、有料化前は確かに小学生が受けてる描写がよく男湯のサ活にもかかれていた。
*10:あらためて弦巻秋祭りの何気ない凄さを感じる。