昨年くらいにRadiotalkというアプリで音声配信(poccast)を始めました、という記事を書きました。
初回の配信は2020年の5月。
緊急事態宣言で、ずっと家に閉じ込められた状況に耐えかねて始めたのが最初。
月に1~2本くらいのペース(たまにすごく間隔が開きますが....)でゆるゆる配信しています。
基本的には温浴施設が大好きな私 i が、東京周辺の女性が入れる銭湯やサウナをゆるく紹介していく配信です。
過去の配信は....
#2 日暮里(東京都荒川区) 斎藤湯
#3 さがみ野(神奈川県座間市) 相模健康センター(2021.1閉店)
#5 駒込(東京都豊島区/北区)ロスコ
#6 大崎(東京都品川区) 金春湯
#7 門沢橋(神奈川県海老名市) OYUGIWA
#8 小台/西尾久(東京都荒川区) 梅の湯
#9 本厚木(神奈川県厚木市) 東名厚木健康センター/2020.11のロウリュ強化月間のこと(ロウリュ、熱波、アウフグースのはなし)
#10 十条/東十条(東京都北区) 十條湯
#11 鶴見(神奈川県横浜市) ファンタジーサウナ&スパおふろの国/2021.2井上勝正さんと復火信二さんの女子向け熱波イベントの参加レポ
#12 鶴見(神奈川県横浜市) ファンタジーサウナ&スパおふろの国
#13 駒込/西ヶ原(東京都北区) 殿上湯
となっています。
気になる施設があったら、ぜひきいてみていただけたら嬉しいです。
上記のほか、Apple podcastやAmazon podcastでも配信してます。
"銭湯”や”サウナ”でポッドキャストを検索してみてください。
今回は久しぶりに年末にまとめてトークをアップしたので、そのお知らせです。
#14の配信は、「2021年に行ってよかったサウナ10選」です。
長くなりましたが計6本(大体トータル72分弱)の配信なので、のんびりきいていただけたらと思います。
- #14-1 サウナシュランとサウナ大賞
- #14-2 八王子/稲荷湯・箱根塔ノ沢温泉/箱根湯寮
- #14-3 富山県高岡市/北陸健康センターアラピア・富山市/スパ・アルプス
- #14-4 新宿/新宿区役所前カプセルホテル・本八幡/カプセルホテルレインボー本八幡店
- #14-5 六本木/チームラボリコネクト・西小山/東京浴場
- #14-6 相模原/Spa&Hotel JNファミリー・鶴見/ファンタジーサウナ&スパおふろの国 井上勝正氏の熱波の回
#14-1 サウナシュランとサウナ大賞
今回の「2021年に行ってよかったサウナ10選」をなぜ配信しようと考えたか、という話のイントロダクション。
最近のサウナまわり(twitterなど)の文脈の話をしつつ、サウナの2つの主要なランキング「サウナシュラン」と「サウナ大賞」の説明をしていたら12分経ってしまいました。
#14-2 八王子/稲荷湯・箱根塔ノ沢温泉/箱根湯寮
ここから私、「iが2021年に行ってよかったサウナ10選」の施設の紹介です。
ざっくりした選択基準は、”2021年に強く印象に残った施設”です。
この回は、八王子の「稲荷湯」と箱根塔ノ沢温泉にある「箱根湯寮」。
#14-2の2施設と#14-3の1施設は実際に上記に出てくるサウナ大賞のアンケートに私が回答した施設です。
奇数日/偶数日で男女の浴室入れ替えあり。
洋風風呂側のロッキーサウナに入りたくて行ったんだけど、思いのほかサウナも水風呂も良くて選出しました。
箱根塔ノ沢温泉 日帰り入浴施設「箱根湯寮」(箱根湯本駅より送迎バスあり)
沢の水を引いた沢水風呂が抜群に気持ち良い。
#14-3 富山県高岡市/北陸健康センターアラピア・富山市/スパ・アルプス
この回は#14-2に引き続きサウナ大賞のアンケートに回答した最後の1施設「北陸健康センターアラピア」(2021年8月閉館)と、サウナ遠征した富山県からもう1施設。
北陸サウナの聖地(?)「スパ・アルプス」*1を紹介しました。
富山県高岡市にある「北陸健康センターアラピア」(2021年8月閉館)
夏に衝撃的な閉館を知った施設。*2
まろやかな水風呂も、水質と炭酸泉の相性が抜群だからか異様に気持ちのいい炭酸泉も、他では見たこともないくらい火力フルパワーで動くイズネスのストーブの笑っちゃうくらいオートロウリュで熱くなるサウナ室も、どれも強く記憶に残った。
今やすっかり有名になってしまった北陸サウナの聖地「スパ・アルプス」
一度入ると身体と水風呂の境界線が分からなくなるまろやかな水風呂、程よく不思議な湿度があってサウナパンツを履いてのんびり蒸されるサウナ室、そして富山の美味しい魚介料理に永遠にだらだらできるサウナの楽園、古き良き”サウナ屋”さん。
#14-4 新宿/新宿区役所前カプセルホテル・本八幡/カプセルホテルレインボー本八幡店
この回は男性専用サウナです。
基本的には男性専用サウナって普段入れなくて、レディースデーという非日常の体験になるのであまり紹介をやりたくない、と常々思っているのですが...。
サウナって日常に紐づくものだし、私にとっては入りたいときに気楽に入りに行きたいものなんですよ!
でも入ってみたらすごく良くて、禁忌を破ってでも紹介したくなった2施設です。
新宿歌舞伎町のすぐ近くにある新宿区役所前カプセルホテル。
普段はサウナ室の写真って撮れないのですが、この日は施設のレディースデーで特別に撮らせてもらいました。
新しいストーブを入れるクラウドファンディングのリターンで入ったサウナは、よく使い込まれたサウナ室と火力のあるストーブの熱に入ったら一目ぼれでした。
通称「焼却炉サウナ」の通り名(?)で知られる本八幡駅からすぐのところにあるカプセルホテルレインボー本八幡。
130℃を超える高温サウナとそこで夜な夜な過去に実施されていたヤバすぎるロウリュ*3とやわらかな地下水の水風呂が有名。
男性専用施設のレディースデーの抽選って今までどこも当たったことがなかったのですが。
苦節、3年...
とうとう当選して、噂の激熱サウナに入れました。
座ってみてね、と言われた3段目は、降ってくる熱が熱すぎて座った瞬間に笑ってしまいました。
全力でだらだらできる空気がすごく良くて、やっぱり男性うらやましいな、って思っちゃった。
#14-5 六本木/チームラボリコネクト・西小山/東京浴場
この回は、2021年の東京のサウナの流行の真っただ中に存在していたと思う2施設を紹介しました。
2021年の3月~11月まで六本木で開催されていた、アートとテクノロジーの掛け合わせを実現していく集団teamLabがつくったサウナ、「チームラボリコネクト」
半信半疑で行ったのですが、”アートとサウナによる新しい体験”と銘打つだけあったなと感じました。
SaunaLab神田みたいな形の”水風呂のない、ロウリュのできるサウナ”をどうハンドルするのか疑問に思う部分もあったのですが、SaunaLab神田のサウナに入って、ここのサウナに入って、私のサウナ感は2021年にかなり変化したと感じています。
サウナのとらえ方が変わった気がします。
2020年に前オーナーから運営を引き継ぎ、SNSでオープン前の改装の様子などもアップしてコンテンツ化するなど若い感性で営業されているお風呂屋さんで、注目されています。
2021年からは1人用の”おこもりサウナ”が導入されました。
iphoneをサウナのスピーカにつなげられるので、お気に入りの音楽のplaylistなどを編集して当日サウナのスピーカーに繋げると、サウナの中でも好みの音楽を聴けるのはとても良くて、新しい楽しみを発見しました。
2021年は1人用サウナや数人で利用するプライベートサウナが激増し、新しいトピックだなと感じています。
#14-6 相模原/Spa&Hotel JNファミリー・鶴見/ファンタジーサウナ&スパおふろの国 井上勝正氏の熱波の回
この回最後の配信は、奇しくもどちらも神奈川県の施設になりました。
2020年~2021年にかけて神奈川県では平塚のグリーンサウナ、横須賀のサウナトーホー、さがみ野の相模健康センター、そして相模原のJNファミリーと多くの名施設が閉店しており、まだその流れはおそらく止まってはいないと思われます。
いずれの施設も古き良き施設で地元の方から愛されていた施設だと思うのですが、設備の老朽化や街の高齢化など様々な要因が絡まりあったところにコロナ禍があって*5、なかなか厳しい環境が続いていると思います。
最後の2軒は、2021年っぽいなと思ったトピックに加えて、思い入れの強い施設やガラッとサウナに対する感覚が変わったきっかけになったイベントを紹介しました。
2021年2月に閉店した相模原のSpa&HotelJNファミリー。
宿泊施設のホテルとジムに温浴施設が合体した一体型の大型サウナ施設。
閉店直前まで子供連れ孫連れなどの閉店を惜しむファミリーが遊びにきていたのが印象的な光景でした。
ここのあんかけラーメンが美味しくて好きだったのですが、実は同じ会社が経営している秦野の湯花楽秦野店に行くと食べられるらしいと噂をきいてほっとしています。
最後はやっぱりここ(熱波イベント)かなぁ。
もともと温浴施設らしくない様々な(おかしな)イベントを開催することで有名な鶴見にあるファンタジーサウナ&スパおふろの国。
設備としては中庸をいく、サウナファンからファミリー層、ご近所に住んでいる方々など老若男女が使いやすい設定でごく普通の温浴施設です。
が、休館日に、とにかくおかしなイベントを打ちまくることで業界では有名です。
サウナ集会、って言って浴室にドラムとか持ち込みますからね!*6
グランブルーファンタジーのゲームに登場する熱波師キャラのモデルにもなったと思われる熱波師井上勝正氏率いる熱波道も所属しており、2021年はロウリュや熱波やアウフグースが爆発的に流行ったこともあり、人気施設になりました。*7
なかなか男性熱波師やアウフギーサーの風を受ける機会がなかったなか、去年ひっそりと2月の休館日に開催された井上勝正さんと復火信二さんの熱波を受けられる女子だけの熱波イベントに行ってきて、自分のなかでサウナのとらえ方が変わったな、と思ったターニングポイントだったので、最後はこの話を紹介しています。
*1:以前はサウナ・アルプスという名前だったみたいで、地元の方はそう呼んでいました。
*2:ちなみに石川の企業が買い取って、復活するかもしれないと風の噂で聞きました。
*3:2019年頃のサウナイキタイの感想がヤバすぎてげらげら笑ってしまいます。ちなみに今はここまでクレイジーなものは開催されていない...はず。
*4:京都のサウナの梅湯や東京の十條湯を運営するゆとなみ社と並んで銭湯業界では割と有名な企業。若い方々が多く活躍しており、業界に新しい風穴をあけている会社です。
*5:定期借地権など契約上の問題で閉店したところもありました。
*6:浴室なのでよく音が響いて楽しいのですが。
*7:もともと人気施設ではあったんですが、より加速した気がします。