2018年

お題「2018年を振り返る」

 

はやいもので、あっという間に年末を迎えてしまった。

2018年、そんなに色々トピックあったかなぁ....?

思い返すと、2017年はとにかく旅行に出かけた年だった(さっぽろ雪まつり、新婚旅行のバルセロナ&パリ、(夫の)家族旅行のハワイ)。

が、今年は移動距離はそんなに今年はほとんどなかったと思う。

長距離移動とよべるような旅行をしたのは、京都の祇園祭くらい(私の家族旅行)。

 

 

ブログを読み返しても、今年はほとんど書かなかった。

(2018年のエントリーはわずか5記事。ひどく少ない。)

 

一昨年、去年とエントリー数はダウントレンドの傾向だったのだけど、今年はそれに拍車がかかった気がする。

理由はいくつかあるけど、単純に、仕事を始めて私生活が忙しくなったのが1つ。

エントリー自体は書き始めるのだけど、書き始めると長くなり、最後まで書き終えられなくて下書きに眠っているものが増えたのがもう1つ。

千駄木・西日暮里まわりのラーメンマップ、りっすんの途中になってしまったエントリー、好きな街、女子の人生的なもの....。)

twitterはてなブックマークを使い始めて、長文よりも短文をちょいちょい書くスタイルで満足してしまったことが1つ。

 

 

こういうとき、やっぱりtwitterよりはblogの方が便利だなぁ....

 

 

2018年は、とかく忙しかったです。

うつになって回復して以来、いちばん動きまわった。

大きな変化は、「継続的な仕事に再就職したこと」「銭湯通い」の2つかなぁ。

 

 

4月からスタートした再就職。

家から近いとはいえ(バス通勤→徒歩通勤)、

9:30スタートできちんと休まず通えるかとか(⇦うつで1度つまづくとほんとこれ怖い。)、

週3だけど、きちんと続けられるかとか、

そもそも仕事勘がちゃんと戻ってくるのかとか(ほとんど1年半〜2年近くブランクがある)、

今までやったことない職種に就くので大丈夫かとか、

一緒に働く人がちゃんとしてる人かどうかとか、

不安ばかりが先行して、怖くてなかなか踏み出せなかった。

働き始めると案外大丈夫だったのですが、3ヶ月くらいで疲れが出て(しかも梅雨)休んだりすると一気に不安になって、このまま休み続けて回復できないんじゃないかとか思うあたり、本当にうつでのつまづきが、私にとってはトラウマみたいになっていることに気づけたことは良かったです。

不安からはすぐに解き放たれて、また通常の働きモードに戻れたのは良かったです。

 

なんだかんだ、どうにかこうにか9ヶ月。

継続的に働けているので、少し、自信を取り戻せたような気がします。

 

 

もう一つのトピックは、「銭湯」。

実は去年から銭湯通いをしているのですが、仕事を続けるのに良い影響があったと思う。

働けそうだなと思ったのも、少しずつ動けるようになって、銭湯通いがきっかけ。

家の近くに良い銭湯が多いから、というのもあるけど、歩いて行けて、お風呂入って水風呂と熱湯と交互浴していると、自動的にメンタル面もフィジカル面もデフラグされて調整できるので、銭湯には本当に助けられているな、と思う。

 

 

銭湯話はまたの機会に詳しく書こうとは思ってはいるのだけど、私はホームだと勝手に思ってるのは斉藤湯さん@日暮里。

好きすぎて悩ましいのは、萩の湯さん@鶯谷・梅の湯さん@小台。

だいたいこの3つのどこかに、週3〜5で通ってます。

(結構、このへんかぶってる方を見かける。)

もし絡む機会があったら、よろしくおねがいします〜。

 

 

 

それでは、本年もお世話になりました。

良いお年をお迎えください。

 

 

箱根駅伝たのしみです。

 

 

 

 

 

 

 

実家を出てから、ふるさとってなにかちょっとわかった気がします。

 3ヶ月ぶりのブログ

 

久しぶりのはてなブログ

ぼちぼち働くことを再開してから早くも5ヶ月が経とうとしています。

早っ.....(´Д` ;)!

 

 

朝決まった時間にきちんと起きるとか、夜にスマホゲーム(黒猫のウィズ)をガンガンやりこまずにちゃんと寝るとか、そういう生活にもようやく慣れてきました。

以前だいぶ人間としては人並みを外れている生活をしていたのですが、だいぶ普通の人になってきたかも。

ブログは長々書きたい!という欲望があるのだけど、

長々書くのはPCで書かないとしんどくて、

でも開くのがめんどくさくて、

という延々と言い訳をしていたらいつのまにかブックマーカーになってしまったような....。

いまいち未だにはてブの使い方をよくわかっていないのですが、とりあえずぐだぐだしながらものすごく何もしたくないときに使ってる気がします。

 

 

ふるさとの話

ふるさとって、なんだろう?

未だにわたし、実はよくわかっていません。

言葉としてはわかるけど、熱をもってきちんと身体で理解できていないというか。

 

辞書(大辞林第三版)によると、

ふるさと【故郷・古里・故里】

生まれ育った土地。故郷こきよう。 「 -の山川」 「第二の-」 「 -は遠きにありて思うもの(=室生犀星ノ詩ノ一節)」
(比喩的に)精神的なよりどころ。 「心の-」
古びて荒れた里。かつて都や離宮のあったところをいう。古跡。古都。 「 -となりにし奈良の都にも/古今 春下
かつて住んだり、訪れたりしたことのある土地。古くからなじんでいる里。 「人はいさ心も知らず-は花ぞむかしの香ににほひける/古今 春上
自宅。我が家。宮仕え先や旅先に対していう。 「おのおの-に心細げなる言伝てすべかめり/源氏 明石

とあるので、まあ生まれ育った街のことをいうのだろう、とは思います。

 

 

最近ちょいちょいtwitterではつぶやいていることがあるのですが、生まれ育った街、というと私にとっては横浜です。

結婚して実家を出るまで、ずっと横浜に住んでいました。*1

住んでいたときは、税金高くて福祉はいまいち、高齢化が激しく進んでいる上に*2コスパの良い美味しいお店を見つけるのが難しく、イメージ先行型の残念な都市と散々文句を言っていたのですが(気を悪くされたらごめんなさい。)、離れてみるとやっぱりまあふるさとだと思うと悪くない街だな、と思います。

ただ個人的には住んでいたところは、そもそもそこを横浜っていうのはおこがましいのでは?という若干ビミョーな気持ちがあって、普段からあまり声を大にして横浜出身です!っていうことってなかったりします。

だって恥ずかしいもん!

 

さらっと補足しとくと、横浜市の行政区って実は18区くらいあって面積そこそこ広いのですが、横浜ってきいたときにイメージされる横浜って、たぶん西区(MM21*3横浜駅周り)と中区(関内・桜木町・元町・山手周り)くらいで、残りの16区は山を切り開いて作られた住宅街として発展してきたか、沿岸の工業地帯のとして発展したかの性格を持っていて、まあなんていうか”港町・横浜”とはちょっとカラーが異なるのかなぁと個人的には思います。

まあ、だから横浜出身です、っていうのにちょっと違和感を感じるのかもしれないけど。

 

 

横浜の好きなところ

今まで散々悪態をついてきたんですけど、離れてみると(物理的にそんなに距離あるわけじゃないけど)、やっぱりあれ好きだなぁ、って思うところはいくつかあって。

それを紹介します。

 

いいところ①

街中華が美味しい。

 

これは、たぶん本当。(いや、どう感じるかは人それぞれだけど。)

基本的に、市内の街中華って本当に外れる率が低い。

コスパがそこそこで美味しいお店が多いです。

東京は街自体が美味しくて、飲食店の平均点ってめっちゃ高いと思うのですが、中華に関してはたぶん横浜の街はかなり美味しいです。

たぶん。

なかでも私は玉泉亭がとても好きで、たまにサンマーメン食べに行きます♡

 

 

伊勢佐木町が本店ですが、横浜駅の東口地下街ポルタにも入ってます。

本店のランチタイムは街中華ではめずらしく全面禁煙になったはず.....。

 

retty.me

 

 

いいところ②

絶対的な名物、崎陽軒シウマイ弁当

(私は横濱チャーハンの方が好きですが。)

 

新幹線のおともに、たまの夜ご飯の代わりに、コンビニランチに飽きた頃のランチのお弁当に、とめっちゃ使い勝手のいい崎陽軒のお弁当。

コスパがいいのはもちろんですが、たまに食べると、あーこれこれ!っていうところに老舗の魅力を感じます。

新幹線に乗る時の新横浜で買うお弁当って、いつも色々見て回って迷うのに、最終的に横濱チャーハンになる不思議。

 

崎陽軒の本店は横浜駅の東口の階段を出てすぐのところに結構大きいビルがどーんと建っているのですが(確か地下からも上がれたはず。)、本店に入っているレストランは中華にとどまらず、イタリアンやビアレストラン、ホテルラウンジのようなティーサロンなど様々なお店があってちょっとしたホテルのレストランみたいになっていて結構たのしいです。

でも最近はランチに行くと平日でも結構混んでるので予約を入れた方がベターかも....

 

kiyoken-restaurant.com

 

 

いいところ③

元町のお買い物はたのしい!

 

元町って、結構特殊な街だと思います。

元々は小さな漁村みたいなところだったのが、江戸の終わりに横浜港が開港してから、外国人居留地が近くに設けられたことをきっかけに商業地として一気に栄えたエリアで、当時の新しいものが一気に外国から入ってくる文化の入り口にあったからか、今もかなり地域独特のお店が何軒か元町に本店を構えています。

今は結構お店も入れ替わって、普通の都市と言われる街にはどこにでもありそうな(というと怒られそうだけど....)アパレルブランドが入ってる印象がありますが、まあやっぱりどことなく、仕入れにこだわりを持ったお店が多いです。

 

たまに行くとふだんあまり見かけないお店が入っていたりするので、私は結構好きだったりします。

毎年2月と9月にはチャーミングセールという大規模なセールが開催されて、普段はあまり値引きをしないと言われている地元のお店(近沢レースやキタムラ、ミハマなど)の商品がそこそこお買い得になるという理由でめっちゃ人出が多いです。

私のオススメは冬用のウールのコートとかかなぁ。

結構お値打ち価格で出てくることが多いです♡

 

今年もそろそろかなぁ。

 

この時期に流れるチャーミングセールソングがめっちゃ耳に残る歌なんだよ....。

 


横浜元町チャーミングセール

 

 

www.motomachi.or.jp

 

 

 

はっ....!

思わず、長々と横浜のことを書いてしまった。

嫌い嫌いも好きのうち?(←なんか違う。) 

離れてはじめてわかることもあるかな、なんて最近は思います。

 

ダーリンに言わせると、

そういう捻くれててカジュアルに嫌味なところも含めて”ハマっ子”っぽいんだよ!

ってことらしい。

 

 

いいもん。

ハマっ子だもん。

 

 

 

https://www.satofull.jp

 

*1:通勤通学は東京だったのでいわゆる神奈川都民です。

*2:個人の体感です。

*3:みなとみらい21

さいきんのこと

こんにちは。

久しぶりのブログです。

最近はすっかりtwitterはてブのコメントばかりで(140字、100字しか書けないのがいいのかな。)、長い文章を書くところまで辿りつきません....。

 

 

はてブ....。

はてなのidとってすぐの時は(2014年頃)、すごく恐ろしい殺伐としたカルチャーの場所で絶対近寄っちゃいけないと思っていたのですが*1、ブクマ自体は割と便利な気がしてきました。

最近恐々使い始めたのですが、気楽に思ってること呟けるのはいいなと思っています。

今のところ。

 

 

先月、今月と、途中途中ではエントリーを書こうと思って書き始めたのですが、2,000字くらい書いたところで、まとまらないなぁ.....とアップするのを挫折したのが2、3記事。

りっすんとのコラボお題とかは書きたいなと思って途中まで書いたのですが、期間中に書ききるのを挫折したので、別の形で出すかもしれません。

 

<メモ(書こうと思ってストックしているもの)>

  • りっすんお題 #わたしの転機
  • 千駄木・西日暮里まわりのラーメン屋さんのこと(←結構がんばって回ったので感想書きたいなぁ。この辺りは、実はラーメン激戦区だと思います。TETSUとか神名備とか....。最近また新しいお店ができそうなような雰囲気が.....。)
  • 新婚旅行 ロワール地方の古城巡り編 及び パリ観光編〜帰るまで (時間かかりすぎてもはや忘れてるのでは....)
  • たまにはいけばなの写真とか(さいきんすっかり忘れてました)。
  • 迷いやすいターミナル駅の個人的攻略法 (新宿、池袋、渋谷...とかのこと。駅や街の話、じつはすごく興味があります。)

 

 

さいきんのこと ①仕事

実はのんびりながら1月くらいから再就職活動をしてました。

とは言っても、フルタイム正社員という働き方は今のところちょっと難しいかなというのが去年久しぶりに3ヶ月働いてみての感想だったので、今度は今まで自分で思っていたことを一旦全部かなぐり捨てて、継続的に続けられる仕事らしい仕事を探すことにしました。

今考えたら、短期の仕事は仕事内容があまり良くなかっただけのような気もします。

 

必然的に働き方がパートタイムジョブになるので、履歴書とか職務経歴書とか書くのってぶっちゃけ楽勝、余裕だろうと思っていたのですが.....  ごめんなさい。

過信しすぎてました。

添削してもらうと、結構赤が入って結構書き直しました。

いや、ほんとすいません。

結局、履歴書&職務経歴書を提出したところには行かなかったのですが、仕事の棚卸するのにはよかったかなと思います。

見えるようにして、説明するって大事だなと思いました。

 

 

今回使った仕事探しの窓口は2つ。

 

1つは派遣会社。

これは、前職(前々職か?)を辞めたあとすぐに、暇すぎてアルバイトをしたときに登録必須だった派遣会社だったんですが、その後定期的に営業電話がかかってきます。

うっとうしいのもあるけど、仕事どうしようかな?って時にかかってくる電話はそんなに悪くなくて、手軽に気楽に始められるのはよかったです。

自分で求人を検索してエントリーするより、そもそもかかってくる案件は条件がマッチしていることが多いので、5割くらいやる気があるときは話を聞くのはしたらいいかなと思いました。

パートでも契約でも普通の就職の手順だと、まずは電話かメールか求職サイトか求人窓口かからアポとって、履歴書と職務経歴書を書いて、証明写真撮って、スーツ着て(それらしい格好をして)面接、となって、面接までが長いことが多いので、それをすっとばして、面接にいけるのはいいなと思います。(←やる気がないときは特にいつまでも何も進めないので。)

まあ、ずっと派遣で働くかというのは微妙なところですが、久しぶりに働くとっかかりとしては悪くないと思います。

そこそこ職歴があれば、昨今はそんなに悪くない条件で紹介してもらえる気がします。

 

 

2つめは、東京しごとセンター飯田橋)という窓口。

何で知ったかというと、私は失業保険を受給している時のハローワークの講座かなんかだったと思います。

都が設置して、民間企業(確かパソナだったと思いますが、もしかしたらジャンルによって委託先は異なるのかも。)が運営しているハローワークみたいなものです。

はじめにきいたときは、言うても行政が片手間でやってる箱ものでしょ?とかなり失礼なこと思っていて、正直全然期待していなかったのですが、これ、ほんと謝ります。

とても失礼な偏見でした。

使ってみた感想を言うと、すごく良かったです。

窓口に行くと、個別に担当者がついてくれて、あれこれ面談時に相談に乗ってくれます。

そして、かなり丁寧です。

どんな企業を探したいとか、どういう働き方をしたいとか、働こうと思ってるけど家族をどうやって説得したらいいかとか、子供連れで行けるのもいいのかなぁ。

結構多様な窓口があって、いろんな講座やイベントもやっているので、仕事探しに困ったら門を叩いてみてもいいんじゃないかなと思いました。

 

いちばんよかったのは、活動しない期間が空くと定期的に連絡をくれるところ。

結構、私はサボリ魔なので、してもしなくてもいいことは本当しなくて、めんどくさいなと放置してしまうのですが、電話がかかってくるととりあえずちゃんとしなければという意識が働いて、いついつまでにこれこれします、というと一応期限までに何かしらしようという気持ちになるので、それはすごく良かったです。

そうじゃなきゃ今も働いてないと思う。

 

 

個人的に、仕事探しはそういう業界の人(web系界隈)でない限りは、オンラインよりオフラインの方が真っ当な会社が多いと思っているので、窓口の1個として使ってみるのはいいんじゃないかな。

 

まあ結構オススメです。

都内在住の方はぜひ使ってみたらいいのではないかと思います。

 

 

という、再就職活動を経て、4月から週3 9:30-17:45 で働き始めました。

家から近いところ(バス利用のdoor-door25分)の事務仕事。

スタートは結構緊張していて大丈夫かなぁと思ったのですが、わりと大丈夫そうです。

結構気楽に働いております。

中学校以降の通勤通学人生の中でいちばん近い通勤なんですが、正直言って、最高。です。

近いってこんなに楽なのか、と思い知りました。

電車の通勤も個人的には嫌いなわけではないので、たまに電車使ったりすることもあります。

が、いや、本当。

家と会社が近いっていうのは控えめに言って、とても良くて、最近衝撃を受けています。

 

 

 

さいきんのこと ②銭湯

もともとうつ病になったのをきっかけに、寛解してからも、自律神経の働きがあまり良くなくて、良くて平均値くらいな私。

普通の生活はできるけど、気候や気圧の変化に弱く、しょっちゅうだるいと言ってうだうだしていました。

OL時代はよもぎ蒸しに通って、ぎりぎり体調を整えてました。

去年、仕事をしていた時に、最後の方はどうにも調子が悪くて悩まされていて、でもよもぎ蒸しはちょっとめんどくさいなと思ってはてブをふらふらしていたら、ある記事に出会いました。

ネット(特にはてなでは)有名な方の有名な記事だと思います。

 

travel.spot-app.jp

 

交互浴したくらいで健康になるくらいなら、そんなに苦労しないよ....、と思っていたのですが.....

 

ひねくれてました。

 

ごめんなさい。

 

素直にやってみたら、これ、ほんと最高でした。

特に、仕事帰りの銭湯は、強制終了スイッチになって帰ったらぐっすり眠れる....。

今では週5で銭湯通いたい勢い.....!!!

 

ですが、さすがに週5はちょっと難しいので、最近は仕事の日は銭湯に寄って帰ることが多いです。

銭湯に行けないくらい調子が悪い日もありますが、銭湯通いを始めてから、仕事始める前からかなり安定した生活を送れるようになった気がする。

うつの人には本当オススメしたい.....!

銭湯まで歩いて散歩するついでに、お風呂入って歩いて帰るとかなりいいと思います。

病気になる前の私に教えてあげたいくらい。

 

 

うつの時って、人と会話したり、関わったりするのが億劫になるのだけど、銭湯のコミュニティ?の人と関わっても関わらなくてもいい感じは本当に救われるような気がします。

なにより交互浴のあとスッキリする....。

 

 

そんな感じで、最近は萩の湯とか斉藤湯に出没することが多いです♡

それでは。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:はてな界隈は少し個性的な人たちの集まりだと思ってました。今もその印象はあまり変わっていないような気もします。

「キッチン」30周年によせて

はじめに

 

たまたまである。

 

iとしてのtwitterアカウントを開設してから、知り合いという知り合いに見られずに気楽に見られる&ひとりごとをつぶやけるので*1、思ったことを気ままにつぶやいている。

 

そんなとき、深夜2時に「あー、全然ねれないわー・・・」と思いながらtwitterをしていたら、こんなツイートを見つけた。

たぶん、フォローしている誰かのリツイートでTL上に流れてきたのだと思う。

 

 

 

私は引越しのための本の断捨離したあとでも、吉本ばなな村上春樹の本を何冊か手元に残すくらい結構なファンで、その中でもキッチンはなんども読み返す本の1冊。

1冊目の文庫本(角川版)はボロボロになるまで読んでいたら、湯船に落としてダメにしてしまったので改めて新潮社版を買いなおしたりしたことも。

 

そんなキッチンが30周年ということで、眠れない真夜中にぽちぽちiphoneでエピソードを書いて当該サイトに投稿したのですが、結構削って書いたのですが400字で収めるには飽き足らず、あまったエネルギーの解消のためにこのエントリーを書いてみました。

 

 

「キッチン」との出会い

キッチンとの出会いは中学生の頃の”朝読書”の時間。

通っていた中学では毎朝HR前に10分、英単語やら漢字やら古語やら数学の計算問題やらの小テストがあって、そのローテーションの中のひとつに朝読書の時間があったはず。

テスト用のノートを作って、間違ったところをやり直して(10回書くとか....)毎週提出しなければいけなかったような記憶があるけど、そういうのが得意じゃなかった私は学期末にまとめて出す式に勝手に変更していて(←こういうのが学習に向かう姿勢×ってなって、成績評価のダウンにつながる)、面倒くさいからバックれてると試験休みに呼び出されて提出するまで帰れないという記憶までが朝読書の思い出。

 

その、朝読書の時間に配られたプリントのひとつが「キッチン」だった。

多感な時期に、色々な種類の小説に触れさせるのが目的だったのだろう。(翌週はヘルマン・ヘッセの「車輪の下」だった。)

初めて読んだ時は、衝撃を受けた。

 

慣れ親しんだ少女漫画のような読みやすい文章。

主人公の、少し斜に構えた人生を生きる態度と感想。

深く記憶に残る”トンカツ”のくだり(今風に言うと”飯テロ”)。

知っているようで、鮮やかに脳内に描ける情景。

どことなく甘い、ノスタルジー。

 

それらはどれひとつとっても、絶賛思春期真っ只中で中2病を発症していた(たぶんしてたと思うけど、どことなく斜に構えてひねくれた感じはもっと前からだったから元々の性格かもしれない.....)私に、深くささった。

 

まさか、真面目に読まなければならない小説*2デニーズという固有名詞が登場するなんて!

それが小説として読んでいいなんて.....!

 

「キッチン」は私の小説という概念を鮮やかに塗り替えて、読書はもっと自由でいい、と思えるようになったとっかかりの1冊だった。

その後狂ったように”作家読み”を始めて、1人の作家を読み終わったら次の作家、そのまた次の作家という具合に興味がうつっていったので、編読傾向を心配されたような気もするけど、年齢を重ねるにつれて読む本の幅は広がり、読書の傾向も落ち着いていった。

 

 

キッチンの印象の変化

「キッチン」の小説を読んで、もうひとつよかったと思える変化があった。

キッチンという場所の印象が自分の中で変わったことだ。

 

元々、キッチン自体好きな場所ではなかった。

仕事から帰ってきて夜ごはんの用意をする母はだいたい疲れていて機嫌が悪いことが多い。

それに加えて一緒に住んでいる祖父母とキッチンを共有していたので、買っておいたものが冷蔵庫からなくなったり(誰かが勝手に食べるから)、作ったあとに作りっぱなしになっていて片付けなければ使えない状態になっていたりすることも結構あって、イライラしていたのだろう。*3

私ならキレてる.....。

クレイジーな祖母の家事スキルは壊滅的で、ごはんを作るのを手伝いに来るふりをして邪魔しにくるので母とは頻繁にこじれていて、とにかく、実家のキッチンという場所は私にとってめんどくさいことこのうえない魔窟であった。

 

 

親子ゲンカに巻き込まれるのはごめんだったので、長いこと遠巻きに見ているだけだった。

しかし母が調子を崩してからは、これは負担を減らさないと本当に倒れてしまうのでは?と少しは考えを改めて、夜ごはんの準備の手伝いに入るようになった。

はじめのうちは、祖母も一緒についてきて(←私も人のことを言えるほどではないけど、人のことを考えて動けないので動線上に立っていて本当に邪魔。)何もすることなく入り口で立って見張っていたが、1年くらいそれを続けてから、今度は父が早く帰ってきてキッチンに参戦するようになり、狭くなったからか祖母は入ってこなくなった。

 

 

それ以降、私にとってキッチンは料理をする場所でもあると同時に家族で気楽にごはんを作りながら雑談する場所になった。

本人が帰ってきてないときはこっそり父の愚痴を言ったり、「今日の祖父母」の話をしたり(←身内だからイラつくだけで、ひとごとだと思えば結構おもしろい人達なのである。)、学校の話や進路のこと、仕事のこと、就活のこと、結婚の報告.....。

だいじなことは全部キッチンで話した。

だからかどうかはわからないけど、今はキッチンという場所がわりと好きだし、そういう場があってよかったなと思っている。

今の家でも、キッチンはつくりながらなんでも話せる場になればいいなと思っていて、わりとそういう感じになっていると思う。

 

 

 

読まれることはないだろうと思って引用RTしたのですが、なんとご本人からお返事をいただきました♡

とても嬉しいです。

 

 

 

*1:現状、インターネットでの実名登録には個人的に懐疑的な感想を抱いているので、架空の私を”都内に住むアラサー専業主婦のi”という設定でblogとtwitterを運用している。アプリの性質上、facebookinstagramは実名およびそれに近いものとして運用しているが、毒を吐き出しがちなblog&twitterはいまのところ、オープンにする予定はない。両親とかに見つかったら好き勝手書けなくなるしな....。

*2:小学生の頃から平均的にみて本を読む方ではあったと思うけど、偉人の伝記とか世界の名作文学とか宮沢賢治とかシャーロックホームズとか(←多分これはコナンの影響)どちらかというとお堅い感じの読書しかしたことがなかったので、読書とはそういうもんだと思っていた。母親の「あなたの読書は読書じゃない。読書をしているというポーズをしているだけ。」というコメントも読書とは真面目にするものだという考えに拍車をかけた。

*3:同居していたのは母方の祖父母なので母から見れば実の両親だけど、これがまた笑っちゃうくらい仲が悪い。

新婚旅行の話④ 〜移動とお土産のお買い物とパリ散策〜

書き始めると長くなる最近のエントリー。

それがどうにも億劫で、しばらく読み専をしていました。

書きたくなってきたので、新婚旅行の話の続きを書こうと思います。

 

 

バルセロナ→パリ

早朝6時に起き出して、午前中の便でバルセロナからパリへ。

バルセロナ市内から空港まではAerobusで移動。(だいたい35分くらい?)

カタルーニャ広場が始発。

チケットはネットで買ってiphoneで乗車のバーコードを見せるだけでOK。

どうすればいいかよくわからなくても、iphoneだと運転手さんが使い方を知っているので、さくさく操作してくれます(笑)。

世界共通の機械は強い.....。

バスは綺麗で、wifi完備で快適。

AIR FRANCEでエル・プラット空港からシャルル・ド・ゴール空港へ。

エル・プラットもシャルル・ド・ゴールもガラス張りで太陽光がめっちゃ入ってくる現代建築でめっちゃオシャレな空港です。

わかりにくいこともあまりなかったです。

シャルル・ド・ゴールからパリ市内へは再びバスで移動。

今度は真昼間だったのでバスで移動したのですが、市内に入ってから悪名高い渋滞につかまりOperaまで結構時間がかかりました....。

ちなみにこのバス、北側(18区とか19区)からパリに入ったのですが、バスの中から見ていても治安の悪さが一目瞭然で結構怖かったです。*1

日本だとまずここまで治安の悪い空気って見かけることがないので、外国だわ....と体感しました。

 

 

ホテルはOperaに近いエリアに予約。

内装がどことなくパリっぽくてかわいい。

真っ白で重いドアがヨーロッパ建築っぽい。

チェックインをしたあと、荷物を置いてひと休憩。

オペラからホテルの最寄りの駅までのメトロが怖かったです。

昼間の1、2駅の移動でしたが、大きな荷物持って慣れないメトロに乗るアジア人は完全にカモっぽい感じ....!

運良くスリには合わなかったけど、空港〜パリ市内のタクシーは一律料金なので予算に余裕があればタクシー移動がいいと思う。。。。。

 

Le Mathurin Hotel & Spa Paris **** | OFFICIAL SITE | Best Rate Guarantee!

 

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お土産のお買い物とパリ散策

ひと休憩したあと、パラパラ小雨が降ったり止んだりのお天気だったので、街中散策とお土産のお買い物に出掛ける。

頼まれていた紅茶のお店にメトロに乗ってお買い物しに行ってから、オペラに戻ってきて有名なGaleries Lafayetteへ。

さすが本店なだけあって、内装がゴージャス!

美しさに思わず感嘆のため息が漏れてしまいます.....。

パリの百貨店やスーパーは警備員さんが入り口やお店の中にいて、手荷物確認があります。

はじめはフランス語で言われるので何を言ってるのかさっぱりわからなくて、しばし拙い英語&ボディランゲージでやりとりしたあと、バッグの中身を見せてくれ、という話のようだったので見せたらさくっとOKでした。*2

たぶんテロ対策なのだと思います。

スーパーマーケットのMONOPRIXでも同じやりとりをしたので、大型の店舗はだいたいみんなやっているのでは?たぶん....

後日訪れたルーブルやオルセーの美術館でも同じだったので、結構パリも観光客多くて大変だよね、と思いました。

 

 

 

Galeries Lafayette↓

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お土産を集めた売り場もあって、チョコレートとかお菓子とかパリっぽい雑貨(エッフェル塔型の容器に入った塩とか)とか色々お買い物しちゃいました♡

 

 

滞在中はメトロで主に移動していたのですが、慣れるまでやばい。

事前にパリに旅行に行ったことある友人達から話をきいていたのですが、みんなが一様に言うのは、スリがやばい

っていうか、怖い。

バルセロナのメトロにもスリはいるのはいるのですが、パリはマジでやばい。

何度か「あ、目をつけられたな...」というのがあって、ものすごく気を張って乗りました。

(しばらくこちらを観察していてから、2駅くらいで降りていったので、おそらく....。)

いや、これ、こんな生活してたら痩せるわ....!

っていうレベル。

日本人観光客は相当被害にあっているようで、メトロの車内では日本語の注意喚起アナウンスが流れていました。

メトロに乗る時はバッグを手元(前)側に荷物を持って、手で押さえておくと、気休めにはなりそう。

周りの白人観光客を観察してると、心得ているのかみんなちゃんとそうやってるんですよね。

事前にyoutubeとかでスリの手口の動画が上がっていたので見たのですが、いや、やばいよね。

「やばい」ばっかり書いていて、それ以外の語彙がないのかと思われそうですが、なにはともあれやばいです。

 

 

パリに滞在して特に感じたのが、本当に格差社会なんだな、っていうこと。

東京もひどいと思うことは多いけれど、表面で見えてる部分に関してはレベルが違う。

あと、ちょっと気を抜いていると(抜かなくても)、カジュアルに物乞いが寄ってきます。

メトロの切符売り場でお釣りをくれと言われたり*3、なんちゃらの寄付を募っているから署名をくれと言われたり.....。*4

見た目が少年・少女だったりするので、油断してると結構ひっかかる....。

いや、それにしても、カジュアルすぎない?

そんな感じで、到着早々パリの洗礼を受けました。

大きなトラブルはなかったですが、実はこの後も細々としたトラブルは発生します.....。

トラブルすら楽しかったけど!

 

 

あ。

ヨーロッパに旅行するときには、クレジットカードのPINコードを必ず設定していった方がいいです。

バルセロナでは設定しててもしてなくても使えることが多かったのですが、パリはほぼPINコード設定してないと役に立ちませんでした。

えぇ、ダーリンの話です......。(←PIN設定してなくて、パリでのお買い物は私のカードで決済しました。メトロの切符買うのに使えないのとかは結構イタイですよね...。)

何枚かカード持って行って良かった。。

ヨーロッパはほぼほぼVISA or Masterが主流で、JCB/AMEX は使えるところと使えないところがあるかな、って感じです。

 

 

このあと、MONOPRIXで水とかの翌朝の朝ごはんのパンとかをお買い物してから(

←翌朝は7:00にパリのツアー会社に集合して、ロワール地方の古城めぐりに行く予定だったので。)、ホテルの近くのブラッスリーで夜ご飯を食べました。

カモのコンフィ美味しかった。

日本語メニューも置いてあったので、内容がよくわかって良かったです。

 

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最近よくいわれていますが、パリの街を歩いていると本当にヨーロッパか?と思うくらい多種多様な人種の人がいて、NYやLAよりよっぽど人種のるつぼだな、と思いました。

直前にバルセロナを観光していたせいもあるのでしょうが(こちらはかなり白人が多いです。)、それにしても本当にいろいろな人がいる。

メトロをRERを使って動く観光客は白人が多くて、たまに日本人(主に女の子)グループ、韓国人や台湾人の女の子を見かけます。

シャンゼリゼ通りのヴィトンの前では、スーパー富裕層のチャイナ系の若いファミリーを結構見かけました。

あとは、いわゆる”ルーブル美術館”や”エッフェル塔””凱旋門”といったThe Parisといった定番の観光地にはおそらくチャイニーズのグループ観光客がめちゃくちゃ多くて、ああ、どこに行っても本当景気がいいんだな、と思ってました。

すごいな、チャイナパワーと購買力!

ひと昔前は、きっと日本人の農協ツアー的なやつって同じように見られてたんだろうなぁ....。

 

 

次回はロワール地方の古城巡りのことを書こうと思います。

 

 

飛行機からうまく撮れたパリの街(凱旋門シャンゼリゼ通りとセーヌ川)↓

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*1:18区〜20区はパリの中でも危険区域と言われています。

*2:ちなみに、よくパリでは「フランス語で話さないと通じない(いわゆるいけず)。」と言われますが、パリジャンもパリジェンヌも親切な人は多くて、道で困っていたりすると丁寧に英語で教えてくれることがほとんどでした。「Speak French!」と言われる場面もありましたがそんなにたくさんはなかったです。言われたときは内心「英語やん....」とダーリンと2人で突っ込んでしまった。

*3:現金出すのは危険だなと感じて基本クレジットカード決済にしてましたが。

*4:バルセロナのマーケットではご飯おごってくれだった。

【お知らせ】「ナースときどき女子」さんで紹介されました。

年が明けて結構な時間が経ちました。

ぼちぼちブログも書こうかなぁ....と思いつつ、なかなかPCをたちあげる気にならず、時間がかかりました。

読むのはもっぱらiphoneアプリなのですが、書くのはどうもiphoneでは書く気にならず....

わりと古いタイプの人間なので、キーボードをカチカチしたかったりします。

 

 

昨年の年末、「ナースときどき女子」の運営の方からご連絡をいただきまして、さっぽろ雪まつりのエントリーを紹介していただきましたのでご紹介です。

 

 

すっかり遅くなってしまって、いまさら感満載なのですが......(すみません)。

 

 

kango-oshigoto.jp

 

 

 

昨年ひさしぶりにさっぽろまで雪まつりを見に行ってきたのですが、これまたなかなかエントリーにする気力がなく、6月くらいに書いたやつ....。

いつ頃・いくらくらいで予約できるか、みたいな話を書きました。

さっぽろ雪まつりは、日本人の観光客:海外の観光客=6:4くらいの比率で結構インターナショナルな感じになっていたので驚きました。

8年前はもうちょっと野暮ったいというか地域イベントっぽいイベントだったと思うのですが、結構インターナショナルで面白い。

冬の札幌で飲むサッポロクラシックは美味しかったです♡

 

 

他にも、北海道のおでかけスポットが盛りだくさんに紹介されてます。

紹介記事読んで、はじめてルスツリゾートウェスティンになったって知った。

いつ買収されたんだろう.....。

あ。

ルスツはウェスティンになる前に行ったことあるけど、すごい楽しいスキーリゾートです。

今ならポイント貯まるなぁ......。

 

 

最近はニセコがとてもインターナショナルに人気のリゾートだと耳にしたのですが、プリンスホテルからヒルトンになったんですね。*1

ニセコは日本にしてはスーパー広いスキーリゾートで山の上で繋がっていていくつかのスキー場に下りれるのですが、一本間違えると大変です。

登って下りれるコースと天気ならいいんですが。

まあでもあれだけ広かったら楽しいよなぁ....。

 

 

スキーリゾートといえば、他にも山形の蔵王温泉や、岩手の安比高原*2や雫石スキー場*3あたりが私はオススメです。

英語は(おそらく)そんなに通じず、いずれも場所が不便すぎてなかなか集客厳しいのかなぁと思うのですが、いずれも雪質は上質なパウダースノーな上に、滑っている人はスキーもボードも上手な人が多いのでとても居心地のいいスキー場です。

遠いけど.....!*4

 

www.zao-spa.or.jp

 

www.appi.co.jp

 

www.princehotels.co.jp

 

 

関東近郊だと、ぶっちぎりで万座温泉を推します。

今年のJR東日本のSKISKIのポスターは”わたしをスキーに連れてって”の原田知世さんなのですが、よく駅でポスターを見かけます。*5

ただ、車で行くと軽油は凍るので注意が必要ですが....。

 

www.princehotels.co.jp

 

 

紹介された記事のことをお知らせしようと思ったら、雪つながりで色々書いてしまった......。

そろそろスキーも行きたいなぁ....。*6

 

私をスキーに連れてって [DVD]

私をスキーに連れてって [DVD]

 

 

 

 

 

*1:10年前くらいの話でした。

*2:元々はリクルートが開発したはず...。

*3:プリンスホテルGは1990後半〜2000年代にかけて結構スキーリゾートを売却していたと記憶しているのですが、しぶとく?生き残っているみたいです。

*4:オススメの交通機関は新幹線&最寄りターミナル駅からバスです。

*5:ちなみに”私をスキーに連れてって”のロケ地は志賀高原スキー場万座温泉スキー場です。

*6:元々、一人スキー旅するくらい好きなのです。最近は寒いの全然ダメですが。

「はいからさんが通る」展に行ってきた。

先日読者登録しているお二方のブログで、現在弥生美術館で開催中の「はいからさんが通る」展の話のエントリーを見かけてから、ずーっと「あー、これ、行きたいなぁ...!」と思っていたのだけど、なかなか行けずいたのですが、ようやく行ってこれました。

 

はいからさんが通る」展 ~大正♡乙女らいふ×大和和紀ワールド!~

弥生美術館・竹久夢二美術館

 

cenecio.hatenablog.com

 

www.yokobentaro.com

 

 

以下、展示を見て思ったことがあったのでいろいろ書いてみたいと思います。

 

展示について

かなり気合の入った展示ですごく良かったです!

この展示では、「はいからさんが通る」の重要なシーンの原画をストーリー展開に沿って展示されているのですが、美術館だというのに爆笑しそうになってちょっと困りました。

正統派少女漫画なんだけど、かなりギャグが多くてコミカルなので、漫画だと読んでいてついげらげら笑って、シリアスに戻って、きゅんとなって泣く、みたいな。

また読み返そうかなぁ....。

 

 

展示自体は、「はいからさんが通る」のみではなく、大和和紀先生のほかの作品もいくつか飾られてました。

わたしはが読んだことがあるのは代表的な3、4作品(「はいからさんが通る」「あさきゆめみし」「ヨコハマ物語」「イシュタルの娘〜小野於通伝〜」)なのですが、それらの作品も結構展示されていたので、見応えがありました。

大和和紀先生の絵って繊細で綺麗でthe 正統派少女漫画なので見ていてうっとりしちゃいます。

なかでも「あさきゆめみし」は学校の図書室に置いてあって、当時は図書室に居着いていたこともあり、かなりしっかり読んだ記憶があります。*1

字数が多いので漫画というより小説に近い感じの読み進み具合になるのですが、源氏物語をかなり忠実に描いているのであらすじのみならず内容を理解するのにとても役立ちました。

まあ、読んだ感想は光源氏クソ男だなってことと、出てくる女性の中では朧月夜が好きだなってことと、源氏物語って単なるエロ本じゃん!ってことだけでしたが。*2

 

 

 

あさきゆめみし 漫画文庫 全7巻 完結セット (講談社漫画文庫)

あさきゆめみし 漫画文庫 全7巻 完結セット (講談社漫画文庫)

 

 

 

1920s

ところで、この「はいからさんが通る」の舞台は日本でいう大正時代〜昭和初期(おそらくWWⅠ後の1916〜1925くらいの時期)にあたります。

この時代は、ちょうどアメリカでいうジャズ・エイジと少しずれるくらいのところで、第一次世界大戦敗戦国を除いた欧米諸国では短い期間に文化や芸術が花開いた時代として有名です。

パリではココ・シャネルがそれまでのオートクチュールを一掃し、ジャージー素材のスーツやイミテーションのパールをはじめとするフラッパールックが流行り、パリのサロンにはピカソやダリといった新進気鋭の芸術家が集まって現代アートの基礎的な部分が培われていき、NYではカウンターカルチャーとしてジャズが流行った非常に享楽的な時代なのですが、同時に女性の社会参加が活発になり、各国で参政権を得た時代でもあり、女性史を学ぶにあたっては必須な時代となっています。*3

はいからさんが通る」でも、先進的な考え方を持つ環が平塚らいてうの考え方に共感し、傾倒している描写が見てとれます。

 

 

1920sは、現代に続くモダンアートを始め、ファッションや、カルチャーの基礎が出来上がった時代です。

ファッション史なんかだと特に顕著だと思うんですが、1920sに現代の女性服の基礎が出来上がり、1950s以降の流行は今でもELLEやVOGUEでは特集されるくらい。

50s以降に出てきたブリジット・バルドージェーン・バーキンカトリーヌ・ドヌーヴやツイッギーのスタイルなんかはこの頃のファッションをベースにして出てきて、今なお永遠のスタイルアイコンですよね♡

ジャズエイジ時代のNYの空気感は、フィッツジェラルドの小説「グレート・ギャツビー」によくあらわれていると言われますが、当時のスピード感とド派手でバブリーで享楽的な感じと、同時に感じる空しさや孤独は現代に通じる感覚があると思います。

最近では、「グレート・ギャツビー」が村上春樹氏によって翻訳本が出版されたり、バズ・ラーマン監督によって何度目かの映画化をされていて、再評価をされているのかなと感じます。

特に映画は、レオナルド・ディカプリオが主演で、キャリー・マリガンがヒロインなのですが、すごい可愛かったのでよかったらぜひ♡

映画に使われているTiffanyの宝石やプラダミュウミュウの衣装もとても見応えがあります!

 


映画『華麗なるギャツビー』予告編1【HD】 2013年6月14日公開

 

 

この後、ウォール街の株価の大暴落を原因とした世界恐慌〜WWⅡへと一気に突入していく暗黒時代が到来することを考えると、つかの間の華やかな時代ともとれるので、歴史をといていくととても興味深い感じがします。

 

 

女学校のこと

はいからさんが通る」展でも、当時の女学生たちの生活のバックグラウンドがわかるような展示がいくつもなされていました。

この時代の少し前くらいからいわゆる女学校(今で言う中学校〜短大くらいまでの中等教育・高等教育を行う学校)が設立されて、それらの学校は今もかなり伝統ある学校として残っており、「はいからさんが通る」の跡無女学園のモデルは跡見学園だと言われてます。

私が通った学校も展示にはありませんでしたが割と古い学校で、我が校の歴史から始まり、女子教育とは云々....というような話も在学中はよく耳にしました。*4

いわゆるお裁縫などをはじめとした家政学校を起点とした学校でもミッションスクールでもなかったのですが、当時はそれなりにお裁縫などの家政科目も今よりは重要視されていたようです。

他にも、授業の合間の小話で当時の遠足の話とか授業風景の話とかを聞く機会があったのですが、その中でもぶっとんでるなーと印象に残っている話は、授業参観にいろんなところの男性たちが花嫁候補を探しに来たり、あるいは婚約者の様子を見に来たりするという話。

まあ時代もそういう時代だったんでしょうが、男尊女卑もなんのその、っていうか、そういうのをきくと、なんかすごい生々しいわ....、と中学生ながらに思った記憶があります(笑)

いや、時代ってすごいですよね。

私はそんなにフェミニストではないですが、現代に生きていても女性って生きづらいなと思うこともあるけど、当時と比べるとだいぶ進歩したようにも思います。

 

 

いろいろ考えさせられる展示でしたが、学校のことを思い出したり、とても実のある展示でした。

 

 

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展示はちょうど入れ替わったばかりで、青江冬星さんでした♡

はいからさんが通るにでてくる男性陣の中ではいちばん好きなメンズです。

忍さんもイケメンでかっこいいんだけどなぁ〜。

 

 

 

書きたいことかいたらやっぱり長くなってしまった....。

新婚旅行〜ロワール地方の古城巡り編〜、新婚旅行〜パリ編〜もまだ書いていないというのに....。

次回くらいにはかけるだろうか.....

 

 

 

 

 

*1:学生時代はそういえばよく面倒になると図書室と生徒会室に逃げ込んでました(笑)

*2:もちろん、今では文学的な観点から見て傑作だということは理解しています。

*3:日本で女性に参政権が得られるようになるのは戦後まで待たなければならないのですが。

*4:通っている当時は何言ってんだが...と斜に構えてきいていたのですが、今考えたらそういう話をたくさん聞けたのは今になるといい経験だったと思います。