このところジャニーズの勢いの減速を感じる。
少年隊の錦織さんと植草さん、TOKIOの長瀬さん、SMAP中居さん、滝ツバ今井さん、関ジャニ渋谷さん、錦戸さん…
90年〜00年代の街には、時代を彩っていた彼らの楽曲はあちこちでかかっていて、よく耳にしたような気がする。
特にジャニーズのファンではなくても、TVで、街で、教室で…。
彼らの曲をきいたり歌ったり踊ったりして青春を育んだ人は多いのではないだろうか。(この時代に青春送った人って大抵どれかのグループの何か1曲くらいは踊れる気がするの、気のせいでしょうか?)
ところで最近、TVをbgm代わりに流しながらキッチンでごはんを作っていたら(たまに作る)、流れてきた映像から漏れてくる色気に釘付けになってつい魅入ってしまったグループがある。
V6である。
このグループは、それぞれが独自の活動をしながらもまだこの歳になってアイドルグループをやってくれている希少なグループだと思う。
ただ、ものすごくブレイクする、ということもなく、コツコツ実績を積み上げてきたような印象がある。
実際、私が知ってるV6の楽曲ってそんなに多くなくて(音楽あまり聴かないせいもあるが)、
MUSIC FOR THE PEOPLE、Can do! Can go!、愛なんだ、本気がいっぱい、WAになっておどろう、Believe your smile、野性の花、出せない手紙、Darling、…
くらいで、めちゃくちゃCDが売れて音楽業界が比較的潤っていた時代にきいた曲がほとんど。
それぞれが均等に売れていて、V6って言ったらコレ、という顔になる曲が思いつかない気がする。
そういうグループはほかで言うとNEWSがそんな感じかもしれない。
そんなイメージのV6が出した、新しいCDのダブルA面の曲のPINEAPPLE。
キャッチフレーズは “勤続25年の男たち”
うーん、刺さる。
TVで見たとき、おー、色気がダダ漏れだー!クリーンな色気が得意なジャニーズとしてはこの方向性はめずらしいなぁ…と思った。
こういう妖しげな色香を放つジャニーズタレントというと、自分の中では他に東山さんと退所した今井さんくらいしか思いつかない。
そしてふと、え、もしかしてぼちぼち彼らもアラフォー/アラフィフでは…?ということに思い至る。
ジャニタレではめずらしく既婚者の多いグループで、普段は夫の顔を持っていたりパパの顔を持っていたりするはず。
それでもってこの年齢で、グループ全員がこの色気を出せる&新しいことをやっていけるのはすごい。
こういうのって大抵途中で何人かは脱落するし、どこかで売れ方の偏りが出たりすると、腐らずにモチベーションを保ってやるって難しいと思うんですよ。
それが、全員がそれぞれの方向性でやるべきことを積み上げてきた結果、未だにアラフィフ近くてもキレのあるダンスと卓越した表現力で魅了するグループになったというのが感慨深いなあ。
ファンもいい感じに成熟していてTwitterが平和…。
歳を重ねてもキレキレのパフォーマンスしてくれるのって郷ひろみさんくらいしか思いつかないから、めちゃくちゃすごいなぁと思います。
PINEAPPLEはチルトラップというジャンルに属するいわゆる低音がガンガン響くダンスミュージックでらしく、この曲調、好きです。
自分が20代の時にクラブでガンガンダンスミュージックを聴いてきたからか、流れてきたメロディを聴いて、あ、懐かしい…、と思うと同時に日本のポップソングにもこの手の曲が入ってきたか〜と思うと感慨深かったです。
他の人がどうかは正直よくわからないんですけども、私にとってはダンスミュージックって歌う曲じゃなくて、聴く曲/踊る曲、なんですよ。
だから誤解を恐れずにいうとあまり歌詞には興味がない。
他のジャンルは基本的にリリックを聴き込んで、感情を乗せて心の動きの機微を楽しむものだと思っているのですが(ロックはまた別でパフォーマンスと楽器の音を楽しむものかも)、ダンスミュージックは純粋に音を楽しむもの、という印象があります。
ずっと聴いてきたジャンルの曲だから、久しぶりに音楽に反応した、のかもしれません。
PINEAPPLE、いい曲でした。
playlistに入れて聴き込みたいとこだけど、サブスクには入っていないのですね…。
CD買ってもいいんだけど、既に聴くための道具がないんだよな…。
spotifyかAmazonとかに入れてくれないかな....
入れてくれなくてもいいんだけど曲課金させてほしい…。
普段、最近はspotify&スマートスピーカーばっかりだからCDから聴くという発想がなかった…